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精子と卵と出会う仕組み解明、男性不妊診断に応用へ

「精子と卵と出会う仕組み解明、男性不妊診断に応用へ」 熊本大学の野田大地准教授、瓜生怜華大学院生らは大阪大学、米ベイラー医科大学と共同で、体内で精子が卵と出会うための仕組みを解明した。精子たんぱく質「GALNTL5」が、精子が子宮から卵管に移行し、卵を覆う卵透明帯というたんぱく質層に結合するために重要な働きを担うことが分かった。男性不妊症の診断法や避妊薬開発への応用が見込まれる。