組織ラジオ  いまのたかの

#261 レジリエンスは“自分のあり方を変えて生き続け、貢献を続ける力”

退院した今野。もちろん、退院したからといってすぐに元の生活に戻るわけではありません。そこで考えた「健康とは」、「レジリエンスとは」。

健康とは「病気でないこと」ではなく、「明日は今日より良くなると信じていること」とそれによって「周囲への気遣いができること」だと学びます。こう定義すると、病気は持っていても健康な人もいれば、病気はないが不健康な人もいると気づきます。同じ「健康」という言葉も、定義を変えると違ったものが見えてきます。

これから今野が取り組むのはレジリエンスです。そこでレジリエンスの定義を「元に戻ること」ではなく、「自分のあり方を変えて生き続け、貢献を続けること」としてみると、視点も視線も時間感覚も多くのことが変わってきます。

「健康」になるためには、「1日も早く元に戻る」ことではなく、一度立ち止まって「これからの健康状態になる」ことを考えるようになります。

今野は自らの「健康」へのレジリエンスを4つのステップで考えました。①静養期で心身を整え、②回復期で生活・思考のリズムを少しずつ取り戻し、③準備期で進化する自分としての再出発を設計し、④再始動期でこれまでの経験に意味づけを行い、新しい貢献の具体像を確立する。

それぞれのステップに仮に1ヶ月ずつかかるとすれば4ヶ月。拙速に陥ることなく腰を据えて取り組むことができます。それが「健康」への確実な歩みです。

そしてこれは個人のことだけでなく、「健康な組織へのレジリエンス」にも当てはまるのではないでしょうか。

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