旅する民俗学 Zip Code Journey

85. 【番外編・大人の寝かしつけ】 「伊香保」

文豪と科学者の二つの顔を持つ寺田寅彦。彼が1929年、伊香保温泉を訪れたときの記録が、この随筆『伊香保』。

騒がしい団体客、ぬるい湯、足音の響き──

そんな一見ありふれた風景を、科学者の観察眼とユーモアで描き出した名文。

風の音、湯のぬくもり、人のざわめき……

寺田寅彦の静かな声が、あなたの耳にそっと届くように。

キーワード:寺田寅彦/伊香保/朗読/温泉/日本文学/科学随筆/エッセイ