日本五大昔話のひとつ「舌切り雀」を、民俗学・構造主義の観点から徹底考察。
お爺さんとお婆さん、善と悪、慈悲と暴力、自然と文化──そのあいだを媒介するのが一羽の雀。
“舌を切る”という行為が象徴する「言葉」と「関係の断絶」、そして太宰治版が描く戦中の人間ドラマまで掘り下げる。
韓国説話「興夫伝」や『宇治拾遺物語』の「腰折雀」との比較も交え、因果応報の道徳物語を超えて、構造主義の視点から「善悪を超えた関係の理解」へ。
昔話をもっと深く、もっと面白く。
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- FrequencyUpdated twice weekly
- Published5 November 2025 at 21:00 UTC
- Length28 min
- RatingClean
