福島中央テレビ

「あまりに刑が軽い」郡山駅前受験生死亡事故 刑の確定を受け 亡くなった女性の母親がコメント

「「あまりに刑が軽い」郡山駅前受験生死亡事故 刑の確定を受け 亡くなった女性の母親がコメント」 JR郡山駅前で飲酒運転の車にはねられ、受験生の女性が亡くなった事故で、危険運転致死傷などの罪に問われた男の実刑判決が確定したことを受け、亡くなった女性の母親がコメントを出しました。 「今回、検察が控訴しなかったことについて、納得していません。裁判官、検察官は自分のこととして考えてほしかったです。過去の判決を根拠に懲役12年の判決が不当ではないと判断しているようですが、飲酒運転など危険な運転が頻発している現在において、あまりに刑が軽いと思います。どうして、こんなに刑が軽いのでしょうか。娘の事件の後も、福島県では飲酒運転が後を絶たないと聞いており愕然としています。こんな酷い事件が起きた後も飲酒運転をする人の気持ちを理解できません。他人事と考えているのだと思います。罪を重くしなければ、飲酒運転などの危険運転はなくならず、被害者が増えるだけです。危険運転をなくすためにも厳罰化、法改正を強く望みます。」 郡山市の池田怜平被告(35)は2025年1月JR郡山駅前で酒を飲んだ状態で車を運転し赤信号を殊更に無視したうえ、交差点に進入して当時19歳の受験生の女性ら2人を死傷さました。 この事故をめぐり、福島地裁郡山支部は「赤信号を複数無視したのは無謀な運転」などと危険運転致死傷罪の成立を認め、池田被告に懲役12年の実刑判決を言い渡し、検察・弁護側はともに控訴せず、判決が確定しました。