とつとつと 小さな声とあわいの本

はかないものを愛でる 第1話

▼内容

初回の棚「はかないものを愛でる」の第1話です/発句人は渡邉康太郎/ふつうの生活者のふつうの暮らしはふつうニュースにならない/太平洋戦争開戦の年に詠まれた子猫/優劣ではなく社会状況に左右される/歴史に残らなかったかもしれない断片/多くの失われたものに日々晒されている/明快な学びやオチがなくても心寄せられる話/一方的に対象を愛でることの暴力性?/はかないものは放っておくと消えていくという当たり前/愛でるの主従関係と親子関係/人がたくさんいれば記録の切迫感を分散できる/書いた瞬間に消えていくもの/匂いや場所が思い出させる/物語という記録方法/ちょっとした習慣の他者とのズレ/エッセイを弁護する/あんまり文学的な主張じゃなかったとしても世界に足りないから話そう

▼話題にのぼった作品

  • 【俳句】

    「スリッパを越えかねてゐる子猫かな」高濱虚子(1943年)

  • 【書籍】

  • 『ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)』関口涼子

  • 『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新―』磯田道史

    『世界の適切な保存』永井玲衣

    『女の子たち風船爆弾をつくる』小林エリカ

  • 『「聴く」ことの力: 臨床哲学試論』鷲田清一

  • ▼メッセージフォーム

    ⁠https://forms.gle/PipU6kGR6KSSARG36⁠

    「とつとつと」ではあなたの声を待っています。現在のテーマは「はかないものを愛でる 〜失われそうな記憶・言葉」です。投稿の内容は、Podcastで紹介したり、本屋・SNSなどに掲載されることがあります。

    ▼ハッシュタグ

    「#とつとつと」「#はかないものを愛でる」

    SNSでもテーマに対するあなたの声や番組の感想などをお待ちしております!

    ▼本屋「とつとつと」について

    IG|⁠@hwv_totsutotsuto⁠

    旧池尻中学校を活用してつくられた複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の入口にある、本屋兼コーヒースタンドです。

    株式会社バリューブックスとTakramが共同プロデュースを手掛け、方方株式会社が運営を担っています。

    📍Access

    東京都世田谷区池尻2-4-5

    (田園都市線「池尻大橋」駅から徒歩10分)

    (東急バス「三宿」バス停から徒歩4分)

    ⁠https://homeworkvillage.com/access/⁠

    ▼今回の出演者

    内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)

    渡邉康太郎(わたなべ・こうたろう)

    岡本有咲(おかもと・ありさ)