ひろと税理士の税金なんでも相談室

FM_Otsu

 FMおおつ2024年秋の新番組「ひろと税理士の税金なんでも相談室」(毎週金曜13:30ー14:00)が始まりました。  リスナーの皆さんの様々な質問にお答えしていただきますのは、税理士法人 京都経営ネットワーク 代表社員の村田裕人税理士、そして、番組アシスタントは吉田梨紗さんです。  私たちは、毎日税金を払っています。消費税、酒税、自動車税などなど… でも、実際には税金については、よくわからないことがいっぱいです。  この番組では、村田裕人税理士に税金のことをわかりやすい言葉で教えていただきます。  そもそも税金は「何で払っているの?」 「どんなものがあるの?」 「申告ってするの?」  あなたの税金への素朴な疑問に、ひろと税理士がどんどんお答えしていきます。 ご質問はこちらへ  zei@fmotsu.com 提供:税理士法人 京都経営ネットワーク FMおおつ

  1. JUL 22

    第40回ひろと税理士の税金なんでも相談室

    7月4日放送は、村田ひろと税理士とアシスタント吉田梨紗さんが登場。冒頭は季節の話題で和やかに始まり、前回から続く「税金の犯罪シリーズ」を本格的に展開しました。注目トピックは“武富士事件”の解説。番組では、海外居住を装った贈与スキームに対して国税が約1,300億円の追徴を主張した大規模な訴訟を取り上げ、結果的に裁判で課税が認められなかった経緯を紹介。こうした事例を通じて「スキームと対抗規定の応酬で税法が複雑化している」現状を指摘し、インボイス導入など最近の制度変化が税務実務をより難しくしていると解説しました。 実務コーナーでは「会社が従業員にお米やチケットを配る場合」の税務を議論。会社負担で物品を配布すれば経費処理は可能でも、受け取った従業員側では現物給与として課税対象になるケースがあること、社員全体を対象に社会通念上許容される福利厚生として扱える場合と、給与課税になるか否かの分岐が微妙であることを注意喚起しました。誕生日プレゼントやイベント券も同様の扱いになるため、具体的に運用する際は専門家に相談することを推奨しました。 後半は「相続(就活=終活)の実務」パート。遺言がない場合の法定相続人の順序(配偶者・子・親・兄弟姉妹)や、遺言がなければ希望する人に財産を渡せない点、前配偶者の子が相続権を主張する事例、相続人不在時は最終的に国に財産が帰属する仕組みなど、具体的な事例を交えて説明。村田税理士は「財産の所在を書き出し、遺言やエンディングノートで意思を残す」「保証債務や負債の有無を家族に伝える」などの早めの対策を強調しました。 音楽コーナーではMr.Childrenの「花火」を紹介。番組はリスナーからの質問を募集中で、税務の疑問や相続準備について専門家への相談を促す実践的な回となりました。

    22 min
  2. JUL 15

    第39回ひろと税理士の税金なんでも相談室

    第39回の放送では、ひろと税理士とアシスタントの吉田さんが、税金にまつわる最新事例と生活に密着したお金の問題について語り合いました。 最初のテーマは「犯罪収益と税金」。取り上げられたのは、かつて世間を騒がせた“いただき女子リリちゃん事件”です。マッチングアプリを通じて約1億6千万円をだまし取ったケースで、国税当局はその収益を「事業所得」と認定。必要経費を差し引いた上で約1億1千万円が課税対象とされ、所得税・住民税・加算税を合わせると推定で7千万円規模の税負担が発生する可能性があると解説しました。ひろと税理士は「たとえ違法な収益であっても課税義務は免れない。経費も一定範囲で認められる」と指摘し、リスナーに強い印象を残しました。 続いてのテーマは「親族間のお金の貸し借り」。吉田さんの問いかけに対し、ひろと税理士は「借用書や返済計画がなければ贈与と認定されかねない」と注意を促しました。特に相続税調査では親族間の資金移動が厳しく確認されるため、「出世払い」「あいまいな貸し借り」は後々大きなトラブルにつながると解説。贈与の場合も銀行振込だけでなく、贈与契約書を残すことが望ましいと具体策を示しました。 番組後半は「終活のための相続準備」がテーマ。まずは自身の財産を正確に把握し、エンディングノートなどに整理することを第一歩と提案しました。不動産の分け方や相続人の指定を誤ると、家族間の争いを招く可能性があるため、計画的な準備と家族への情報共有が重要であると強調しました。 今回の放送では、犯罪収益への課税という意外な話題から、日常に直結する親族間のお金の扱い、そして将来の備えとしての相続準備まで幅広く取り上げられました。税金は「生活と切り離せないリアルな問題」であることを改めて考えさせられる内容となりました。

    22 min
  3. JUN 10

    第35回ひろと税理士の税金なんでも相談室

    • 番組内容:税金に関する最新情報や知って得する知識を楽しく解説 • 放送日:2024年5月30日(金) 📌 番組トピックまとめ 🧁 季節と和菓子の話題 • 5月といえば柏餅、6月は水無月。 • 村田先生は「小麦控え」で洋菓子より和菓子にシフト。 • 三重県鈴鹿近辺では餅文化が根付いている。 • 餅文化は伊勢参りと関係している可能性が高い。 🚬 過去の依存と健康管理 • 村田税理士はアルコール・ニコチン依存を克服済。 • 7〜8年前にタバコもお酒も断ち、現在は甘いもの(砂糖)への依存あり。 • ニコチン依存は「記憶の依存」が大きい。 💴 税制に関する話題 ✅ 定額減税の終了 • 2023年に実施された**定額減税(所得税+住民税の3万円)**は1年で終了。現場対応が大変だったと反省の声。 ✅ 年末調整が複雑に • 基礎控除・給与所得控除の見直しにより、年末調整が複雑化。 ✅ マイナンバーと銀行口座の連携 • 銀行口座とマイナンバーの紐付けが進行中。 • 相続時にどの銀行に口座があるか分かりやすくなる。 • 災害時の口座アクセスにも期待。 🏠 不動産と登記制度 ✅ 登記義務と罰則 • 住所変更や相続登記を放置すると1筆につき最大10万円の過料。 • 所有者不明土地問題への対処として強化。 ✅ 所有不動産記録証明書 • どんな不動産を持っているか一覧できる制度が進行中。 ✅ スマート住所変更登記制度 • 1回の届け出で複数不動産の登記住所変更が可能に。 ✅ 未登記物件の注意 • 登記してないと相続・売却時にトラブルの原因に。 🤖 AIと税務調査 ✅ KSK(国税総合管理システム) • 所得、財産、支払調書などのデータを集約。 • AI化により調査対象の選定が高度化。 •相続税の申告漏れも発見しやすくなっている。 💡 相続税の基礎控除と課税割合の推移 ✅ 平成27年の改正前後で比較 • 改正前:基礎控除 5000万円 + 1000万円/人 • 改正後:基礎控除 3000万円 + 600万円/人 • 結果、相続税の対象者が 4〜5% → 約10% に倍増。 ✅ 課税対象の地域差 • 土地価格の違いにより課税される割合が都道府県で異なる。• 東京では相続税課税割合が19%前後と全国トップ。

    24 min
  4. JUN 3

    第34回ひろと税理士の税金なんでも相談室

    1. 大阪・関西万博と京阪電車の魅力トーク  ・万博のチケット購入が意外と難しい?という話題から、ひろと税理士の大好きな「京阪電車」談義へ。  ・びわ湖浜大津の路面電車や急勾配を登る区間、プレミアムカーなど、京阪のユニークさを熱く語りました!   2. 令和7年度税制改正のポイント  今年の注目ポイントは、「年収の壁」の緩和。 今まで103万円で抑えていたパート収入の上限が、150万円~160万円程度まで拡大され、税負担が軽減されました。 ただし、配偶者手当や扶養控除は企業によって対応が異なるため、注意が必要です。   具体的な変更点(一部) 基礎控除が48万円→58万円(低所得者は最大95万円)※時限立法(2年間)     •   給与所得控除が55万円→65万円     •   学生アルバイトの扶養問題にも配慮した制度変更あり   3. 相続・贈与対策の考え方 資産家の方がよく検討する5つの相続対策について、税務署目線で解説しました。 検討された対策例とその是非     •✅養子縁組で相続人を増やす→制限あり。実子がいる場合は1人まで     •❌孫受取の死亡保険に加入→贈与と相続の合算対象になり課税リスク増     •⭕子供受取の保険に加入→納税資金対策として有効     •❌子に無断で口座を作ってお金を移す→贈与と認められず、名義預金扱いに     •❓不動産購入→評価額を下げて節税になるが、活用次第では「負動産」にも   「相続税の節税」と「家族関係を守ること」は時に両立しづらいもの。 だからこそ、“思い込みの対策”ではなく、専門家に相談したうえで、法的に正しい方法をとることが大切です。

    24 min

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 FMおおつ2024年秋の新番組「ひろと税理士の税金なんでも相談室」(毎週金曜13:30ー14:00)が始まりました。  リスナーの皆さんの様々な質問にお答えしていただきますのは、税理士法人 京都経営ネットワーク 代表社員の村田裕人税理士、そして、番組アシスタントは吉田梨紗さんです。  私たちは、毎日税金を払っています。消費税、酒税、自動車税などなど… でも、実際には税金については、よくわからないことがいっぱいです。  この番組では、村田裕人税理士に税金のことをわかりやすい言葉で教えていただきます。  そもそも税金は「何で払っているの?」 「どんなものがあるの?」 「申告ってするの?」  あなたの税金への素朴な疑問に、ひろと税理士がどんどんお答えしていきます。 ご質問はこちらへ  zei@fmotsu.com 提供:税理士法人 京都経営ネットワーク FMおおつ