バトル・ニュース(プロレス&格闘技)

「ウチはブラック企業じゃない!」企業戦士プロレスラーが会社を侮辱され怒りの咆哮

 3日、東京みやこ・後楽園ホールにてどらごんげーと『KING おぶ GATE 2025 ―最終戦―』が開催。新橋二郎とパンチ富永がシングルマッチを行った。 新橋二郎は、11月2日にデビューしたばかりのサラリーマンレスラー。 現代のビジネスマンらしくコンプライアンス意識が非常に高く、出身地(島根県出雲市)を除いた身長・体重・生年月日などの情報はすべて「個人情報に関することはお答え出来かねます」と回答を拒否する徹底ぶり。杉原商事の課長としてどらごんげーとの巡業先に合わせて全国を飛び回る営業マンであることしか分かっていない。 しかし、二郎はデビュー戦でくいしんぼう仮面とオープン・ザ・お笑いゲート王座戦を行い、観衆からの支持を得て同王座を戴冠。これによりサラリーマンとしての営業力と、プロレスラーとしての実力は確かであることは判明した。 コミックレスラーのレジェンドであるこのまま市川(=ストーカー市川)への強いあこがれを口にしつつ、営業職としての仕事とプロレスラーとしての仕事を試合中に同時に行うシゴデキレスラーとしてファンの心を掴んでいる。 この日の第4試合では、新橋二郎vsパンチ富永の商談が実施。 出勤してきた新橋がマイクを取ると、まるで朝礼のスピーチのように時勢の挨拶から入りつつ「私事ではありますが、私新橋はデビュー1ヶ月を迎えることが出来ました。そして本日この後楽園ホールでデビュー初勝利の大チャンスが訪れました!これをなんとしてもモノにし、上司に素晴らしい報告が出来るように精一杯がんばりますので、皆様熱い熱い熱い応援をよろしくお願い致します!」と課長マイク。 週末の接待ゴルフに向けて傘で練習する新橋の前に現れたのは、スキンヘッドに黒サングラス、さらにポケットに手を突っ込みつつ肩を怒らせながら歩くという、まるで“その筋”の方かのような風体のパンチ。 サラリーマンの体の一部と言えるスマホはいつものように凶器として没収され本部席に預けられてしまうが、パンチはサングラスをかけたまま試合開始。 パンチは「いつもの出せよ。さっさと出せよ!」と名刺を要求するが、新橋は「申し訳ございません。このような方とは関わりを持たないよう会社から強く言われております」と固辞。杉原商事がまっとうな会社であることが判明する。