漫画家ためになるラジオ

マンガスクリプトDr.ごとう

マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています! 語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei 聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

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    キャラの顔で感情表現! 絵を5枚描くだけで上達する方法 #276

    今回は、誰もが感情を上手く描けるようになる最高の練習方法を紹介します。一度やってみるだけで劇的に変わるはずなので、「感情を描くのが苦手」という方ほど、はぜひ試してみてください……! まずは、ある1つの感情に対して「0%」と「100%」の表情の画を描き、そこに25%・50%・75%の表情の画を加え、合計5段階で表情を描き分けてみてください。 実際にやってみると、いざ100%=人生最高レベルのその感情を描こうとしても、そうは感じられない表情しか描けないことに気づくでしょう。 「自分の感情表現は、まだまだ甘かった」と自覚できると同時に、1つの感情を5段階の幅で描き分けてみることで、これまでより多く・深く・豊かな感情表現ができるようになるはずです。 あわせて、自分が好きな作品の「良い表情」を研究することをおすすめします。 「眉間のしわは、こう描かれている」などをしっかり観察し、自分の絵柄に落とし込んでいってください。普段あまりやらない研究・練習だからこそ、きっと大きな学びとなるでしょう。 感情表現はどんな作品にも必要だからこそ、皆さんこの機会にぜひ挑戦してみてくださいね!

    21 мин.
  2. 22 СЕНТ.

    鬼滅の刃もやってる!キャラの魅力が増す「回想」の描き方 #273

    物語における「回想」は、キャラクターの動機や背景を深く描き、読者の共感を得る強力な手法です。しかし使い方を誤ると、物語のテンポ自体を損ねることになってしまいます。 もちろん、「なぜこんなに頑張れるのか」という強い動機や深層心理を描くのに有効な手法であることから、クライマックス直前に上手く挿入できれば、キャラクターの「したいこと」に説得力を持たせられます。 主人公だけでなく敵キャラにも同様の効果があり、クライマックス直前とあわせ、死の間際にもよく用いられます。 特に『鬼滅の刃』などは、回想の使い方が非常に効果的な作品と言えるでしょう。 クライマックス直前では、強い思いの理由として。死の間際では、その思いの結末を描くという形です。 逆に、敵を倒したあとに長々と回想で過去を語り出すと、読者の集中が切れてしまいます。また、物語冒頭では話が進まなくなってしまうため、やはり避けたほうがいいでしょう。 そんな感じで今回は、「面白い」と感じる場合も、「残念」と感じてしまう場合も多い、回想という手法の効果について解説した回となっております!

    23 мин.
  3. 17 СЕНТ.

    最高に技量が必要で量産もできない! 新人漫画家ほど目指すべきではないジャンル「ヒューマンドラマ」 #271

    皆さんはどんなジャンルの漫画を執筆されていますか? バトル・ラブコメ・スポーツ等々、漫画には多くのジャンルが存在しますが、新人漫画家ほど目指さないほうがいいジャンルがあります。 それが「ヒューマンドラマ」です。 もちろん、感情同士のぶつかり合いや交流を指すものではあるのですが、それらは別のジャンルでも当たり前に描かれるものになります。 「作品の中で紡ぐ言葉で、読者の人生を良くするような感動を届けたい」という想いから、それに特化したヒューマンドラマを描きたくなる気持ちはわかりますが、1つ明確な問題があります。 それは、量産ができないこと。 読切と違って連載となると、その深い感動“だけ”を毎回書き続けることは非常に大変で、最高の技量が必要となります。新人なら尚更です。 自分も漫画家になりたい!と思うような強烈な感動を与えてくれた作品やメッセージは、「ヒューマンドラマ」ではなく、スポーツやアクションなど別ジャンルの漫画の中の1シーンではなかったか。 そんなことを思い返しながら、「感動」を描くことと、「ヒューマンドラマ」を目指すこととの違いを考えてみましょう。

    22 мин.
  4. 15 СЕНТ.

    あなたが描くべき主人公の性格は、最初から決まっている! 得意な感情が色濃く反映された「原型」の在処 #270

    主人公の性格・感情は、どんなものが一番読者の共感や支持を得られるのか。それは、作者である皆さん自身の感情を基盤に描かれた性格・感情ではないでしょうか。 もちろんキャラクターの性格は、ストーリーや状況設定によっても左右されます。例えば「このストーリーであれば、この性格が映える」というように。 一方で漫画とは、読者がキャラクターの感情に「わかる」と共感したり、「こういう感情を持つキャラが好きだ」と感じたりと、感情を楽しむためのエンタメになります。 そのため、作者である自分自身が得意な感情、共感できる感情を持つキャラクターを描いた方が、解像度も高まり、読者をより楽しませることができるのではないでしょうか。 そして、それが最も色濃く反映されているのが、「自分が一番最初に描いた作品」の主人公になるはずです。 最も素直な気持ちで描こうとしたはずの最初の作品、その主人公の性格こそが、作者自身の得意な感情。いろいろキャラクターの感情の描き方を思考錯誤しても、結局はそこに立ち戻るのではないかと思われます。 というわけで今回は、あなたが描くべき主人公の答えは最初から見えている、というお話をしていきます!

    17 мин.

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マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています! 語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei 聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

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