FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュース

「シャインマスカット」海外生産ライセンス供与案にブドウ産地が猛抗議「まずは国内産地からの輸出環境整えるのが先」

「「シャインマスカット」海外生産ライセンス供与案にブドウ産地が猛抗議「まずは国内産地からの輸出環境整えるのが先」」 シャインマスカットの海外生産のライセンス供与をめぐり、小泉農水相は「産地の理解なく進めることはない」と強調しました。高級ブドウ「シャインマスカット」などについて、農水省は海外で無断に生産されることを防ぐため、ライセンスの海外への供与を検討しています。こうした中、山梨県の長崎知事らは25日、「輸出ができない中でライセンスが供与されれば、生産者が大きな打撃を受ける」として、平等に競い合える環境の整備に最優先で取り組むよう訴えました。小泉農水相:海外に流出をしたシャインマスカットの苗木が増殖されている。適切な契約のもとでの海外ライセンスは、日本のシャインマスカットの正当性を主張する一つの手段。小泉大臣は26日の閣議後の会見で、「産地の理解なく進めることはない」と強調しました。遠藤玲子キャスター:シャインマスカットは日本が誇る、日本が開発した高級ブドウ品種ですが、近年、中国や韓国に苗木が流出して中国と韓国が無断で生産・販売して、それを第三国に輸出していることが起きた結果、2019年以降は輸出量で韓国が日本を上回ってしまっているということが起きています。青井実キャスター:そもそも日本が開発したのに、韓国のほうが輸出量が余ったことになっているわけですよね。遠藤玲子キャスター:そんな問題があり農水省が検討しているのが、海外生産できるライセンス許諾ということです。今まで無断で生産されていたものを、日本が生産を認可することで逆にライセンス料をもらおうと。もらったライセンス料で、日本の産地や農家に還元しようとすることを今、農水省は提案しているということです。青井実キャスター:こういうビジネスモデルを作ってということですが、そのまま輸出できないのかということで農家や産地の皆さんも言い分がありそうですけどね。遠藤玲子キャスター:まさにそうなんです。