「ノーベル生理学・医学賞に「制御性T細胞」を発見した坂口志文氏 石破首相「世界に誇る立派な研究」」 2025年のノーベル生理学・医学賞が発表され、大阪大学の坂口志文特任教授(74)ら3人の受賞が決まりました。受賞したのは大阪大学特任教授の坂口志文さん、アメリカのシステム生物学研究所のメアリー・ブランコウさんと、アメリカのバイオテクノロジー企業「ソノマ・バイオセラピューティクス」のフレッド・ラムズデルさんです。坂口さんは、人間の体内で過剰な免疫反応を抑えるリンパ球「制御性T細胞」を発見しました。この発見はがんやアレルギーなどの発症に対する予防や治療につながると期待されています。大阪大学・坂口志文特任教授:ノーベル賞をいただくことになり、非常に私自身、大変光栄に思っている。臨床の場で応用できる、そのような方向に研究が進展していくことを望んでいる。日本人がノーベル生理学・医学賞を受賞するのは2018年の本庶佑さんに続き6人目です。坂口さんに対し石破首相が電話でお祝いの言葉を伝えました。石破首相は「本当に世界に誇る立派な研究、本当にありがとうございます。おめでとうございました。40年ぐらいずっとそれを研究してきて、今日のご受賞につながった」とお祝いの言葉を伝え、大阪大学坂口志文特任教授は「頑固にやってきたことが今日につながったと思います」と返しました。石破首相は坂口さんの研究の概要を聞き、「政府としても研究の手伝いをしたい」と述べました。
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- FrequencyUpdated Daily
- PublishedOctober 6, 2025 at 3:11 PM UTC
- Length2 min
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