「市民を介護で困らせない ミンナの介護」社会福祉法人 小田原福祉会 潤生園

▽パーソナリティ:社会福祉法人 小田原福祉会 井口健一郎

FMおだわら 87.9MHzで毎週水曜日 16:30に放送している「高齢者介護」をテーマにしたラジオ番組です。 介護に関わる様々な疑問・お悩みをリスナーから寄せていただき、井口さんに実例に基づいた回答とアドバイスをお話しいただきます。 また、介護職に関わる方々にもご登場いただき、介護現場の様子や資格取得などの体験をお話しいただきます。 パーソナリティ:社会福祉法人 小田原福祉会 井口健一郎

  1. 井口健一郎の「ミンナの介護」358_20250827

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    井口健一郎の「ミンナの介護」358_20250827

    今回は犬堂監督作品の楽しみ方をご紹介します。 映画「つむぐもの」は他分野から映画監督になられた犬堂監督が、「人生を豊かにさせてもらっている」と感じる映画作りの醍醐味を込めた作品です。特に、介護業界をテーマにしており、知らないことで誤解され、傷ついている人々、例えば介護のことや、犬堂監督のデビュー作である同性愛のカミングアウトの作品のように、スポットライトが当たらない日陰の部分に焦点を当てることを意識しています。認知症や発達障害など、イメージや知らないことでしんどい思いをしている人々に「知って欲しい」というメッセージが込められています。 単なる「介護って素晴らしい」というキラキラした内容ではなく、介護現場のリアルな意見を取り入れ、職員が手を上げてしまうような切り込んだ描写も含まれています。これは厚生労働省の正式タイアップ作品でありながらも、等身大のリアリティを追求しています。映画を観た後には、自分の身近な人や家族について思いを馳せ、実生活の中で映画のことを思い出してもらえるような作品です。 この映画『つむぐもの』は、シネマ館にて9月18日まで上映中です。この貴重な機会に、ぜひ足をお運びください。

    10 min
  2. 井口健一郎の「ミンナの介護」357_20250820

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    井口健一郎の「ミンナの介護」357_20250820

    今回は映画監督・犬堂さんの作品、『つむぐもの』をご紹介します。 この映画は、私たちにとって身近でありながら、深く考えさせられるテーマ「介護」を描いた作品です。 主演は、ベテラン俳優の石倉三郎さんが務めています。2016年に劇場公開されたオリジナル作品で、日本の福井県越前と韓国の扶余という街を舞台にしています。犬堂監督は29歳という若さで映画監督としてデビューされた方なんですよ!元々は映画に関する専門知識があったわけではなく、大学卒業後に一度会社員を経験された後、「みんなで物を作る」ということに魅力を感じ、多くの方が関わる「総合芸術」である映画の世界へ飛び込んだそうです。 さて、この感動の物語が、いよいよ小田原シネマ館で上映されます! 上映期間は、8月22日(金)から9月18日(木)までのおよそ1ヶ月間です。 さらに、この上映期間中には、特別なトークショーも開催されます!介護業界を牽引する著名人の方々も多数登壇予定です。日程とゲストはこちらです! 8月23日(土):犬堂監督に加え、この映画を以前から熱心に応援されている鈴木誠さん、そして小田原市役所の内田さん、前田介護相談所の本田さん、小田原福祉会の井口さんが登壇予定です。 8月24日(日):こちらも犬堂監督にご登壇いただき、グルントビーの菅原賢介さん、そして「認知症を認知しよう会」の副会長である河合さんがいらっしゃいます。 8月25日(月):犬堂監督と、現在調整中のゲストが登場します。 9月以降もトークショーが企画されており、小田原福祉会潤生園の理事長も登壇する予定とのことです。 介護というテーマを通じて、人と人との繋がり、そして生きることの尊さを描いた『つむぐもの』。この機会に、ぜひ小田原シネマ館へ足をお運びください!

    9 min
  3. 井口健一郎の「ミンナの介護」356_20250813

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    井口健一郎の「ミンナの介護」356_20250813

    今日は素晴らしい映画のお知らせで映画監督の犬堂一利さんにゲストとしてお越しいただいております。 この度、小田原シネマ館で犬堂監督の作品が上映されることになりました! 上映される映画は、介護をテーマにした「つむぐもの」です。この作品は、犬堂監督のオリジナルストーリーで、福井県と韓国を舞台にしています。監督は、元々映画少年ではなかったものの、「みんなで何かを創る」という情熱から、多くのプロフェッショナルが集まる総合芸術である映画の世界に飛び込み、29歳で映画監督になられたという異色の経歴の持ち主です。 気になる上映期間ですが、8月22日(金)から9月18日(木)まで、約1ヶ月間とロングラン上映されます! そして、なんと上映期間中には、犬堂監督によるトークショーも開催されます! 特に8月は、8月23日(土)、24日(日)、25日(月)の3日間連続で開催されますので、ぜひご注目ください! 各日のゲストは以下の通りです。 8月23日(土)には、犬堂監督をはじめ、介護業界で有名な鈴木誠さん、小田原市役所の内田さん、前田介護相談所の本田さん、そして小田原福祉会の井口さんが登壇されます。  8月24日(日)は、犬堂監督、グルントビーの菅原賢介さん、そして認知症を認知しよう会の河井さんが登場されます。  8月25日(月)は、犬堂監督と、今調整中の豪華ゲストが登壇予定です。  9月にも、小田原福祉会潤生園の理事長によるトークショーが予定されていますので、そちらもお楽しみに! 介護というテーマを通して、多くの方が関わり、紡がれたこの素晴らしい映画を、ぜひ小田原シネマ館でご覧ください! トークショーも大変貴重な機会ですので、お見逃しなく! 皆さんのご来場を心よりお待ちしております!

    11 min
  4. 武村のミンナの介護359_202500903

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    武村のミンナの介護359_202500903

    小関さんが介護職に就かれた経緯や、ご家族の反応についてお話されています。 • 介護職に就いた経緯と家族の反応     ◦ 介護の仕事に就く前は、家の外で仕事をすることがなかったため、ご家族にとってはそこからが変化でした。     ◦ 最初は非常勤として、週に1、2日の勤務から始められたため、当初はご家族への負担はそれほどなかったとのことです。     ◦ 1年後には常勤となり、さらに知りたいという意欲から、入社4年目には管理者になられたというキャリアを歩まれています。     ◦ 当初は24時間対応のヘルパーとして勤務されており、純声も当初から24時間体制でした。     ◦ 緊急時には飛び出す必要があったため、常に仕事モードになっていたと振り返り、お子さんたちに負担をかけたかもしれないと感じていらっしゃいます。     ◦ しかし、お父様もご主人も消防署にお勤めだったため、「何かあったら飛び出す」という点ではご自身の仕事と似たようなものだと、ご家族に理解してもらえた背景がありました。     ◦ 現在はグループホームで勤務されているため、夜間の呼び出しは以前ほど多くないそうです。     ◦ しかし、ヘルパー時代からの習慣で、今でも常にスマホを2台枕元に置いており、「仕事人」と評されるほどだそうです。 • お子様方と仕事     ◦ なんと、息子さんも小関さんと同じ介護の職種に就いており、小田原福祉会潤生園で勤務されているとのことです。これは小関さんご自身も夢にも思っていなかったことだそうです。     ◦ 息子さんに対しては、「やるからには利用者さんに寄り添って、しっかりやれよ」と伝えられているそうです。     ◦ 息子さんについては、「すごく優しい子だと思います」と評しており、「気もつく」とも話されています。     ◦ また、「変にこだわるところがある」とも言及していますが、それが逆に「深く利用者さんを見れる」というプラスに繋がれば良いと捉えていらっしゃいます。     ◦ 武村さんも、息子さんが新人時代にお世話になった先輩の一人であり、「大変優しくお声がけいただいた」と述べており、小関さんの息子さんの優しさを裏付けています。     ◦ 小関さんは息子さんと、仕事で起こったことなど、仕事の話をされることもあるそうです。     ◦ 息子さんも管理職や役職に就いており、立場は少し違うものの、考え方は近いものがあるとのことです。会社の研修や委員会で顔を合わせることもあるそうです。     ◦ さらに、長男さんも小田原福祉会に入社されたとのことで、ついに2人のお子さんとも同じ会社に揃ったそうです。長男さんとも採用委員会で顔を合わせたことがあるとのことです。     ◦ ご家族で同じ会社、同じ職種に就いていることは、共通の話題が多く、面白いと捉えられています。

    10 min
  5. 武村のミンナの介護360_20250910

    30 JUIL.

    武村のミンナの介護360_20250910

    小関さんのこれまでのキャリアは、ヘルパーさんから始まり、常勤、正職員、そして現在の所長・管理者へとステップアップされてきたとのこと。 管理者という立場になられてからは、ご自身が担当する利用者様だけでなく、障がいをお持ちの方々も含め、より広く多くの方々と関わるようになったそうです。 また、請求業務などの事務処理が増えたほか、法人の内部、特に本部とのやり取りが増えることで、自分たちの働き方がどのような仕組みになっているのか、組織全体の構造が見えるようになったと語られています。 小関さんが22年間で感じた介護業界の変化には、以下のような点があるそうです。 • 利用者様の生活様式の変化:以前はヘルパーが調理を行うことも多かったそうですが、現在は配食サービスが増え、ヘルパーの業務は身体介護がメインへと変わってきていると感じているそうです。 • 記録方法のデジタル化:かつては紙のノートに手書きが主流だった記録が、今ではヘルパー全員がスマートフォンを持ち、手元でリアルタイムに記録し、それが事務所と共有されるようになったとのこと。これにより、ペーパーレス化と生産性の向上が進んだと実感されています。 • テクノロジーの導入:小関さんのいらっしゃるグループホームでは、ベッドの下に薄いシートを敷き、振動で利用者様の身体状況や睡眠状況を把握できる「眠りスキャン」という画期的なシステムが導入されており、体調関連の情報がデジタルで入手できるようになったと驚きをもって語られています。施設のテレビもインターネットに接続され、YouTubeなどを流せるなど、IT化が進んでいることにも触れられています。 • 職員構成の変化:小関さんご自身は「昭和世代」と前置きしつつ、スマートフォンを駆使して情報処理を迅速に行う若手世代との情報量の差を感じているとのこと。また、介護業界全体で外国人材が増加しており、小関さんの施設でも外国籍の男性職員と女性職員が在籍していることを紹介されています。 長年の経験と新しい技術への適応、そして業界の変化を肌で感じていらっしゃる小関さんのお話、大変興味深かったですね。

    12 min
  6. 武村のミンナの介護355_20250806

    30 JUIL.

    武村のミンナの介護355_20250806

    小関さんのこれまでの経歴と介護業界へのお考えをまとめました。 • 現在の役職と業務     ◦ 小関さんは、小田原福祉会 純青よりあいどころ螢田の管理者を務めています。     ◦ 管理者としての業務に加え、ケアマネージャーも兼任しています。     ◦ 具体的な業務内容としては、入居希望者の面接から入居判定に携わること。     ◦ また、16名ほどの職員の勤怠管理や労務関係、育成、健康チェックなど多岐にわたります。 • 介護業界へのきっかけ     ◦ 介護業界に入る前は、書道教室を経営していました。     ◦ 仕事を探していた際、新聞広告の求人チラシがきっかけとなりました。     ◦ 当時募集されていたのはホームヘルパー(訪問介護員)でした。     ◦ 採用されれば、ホームヘルパー2級(現在の初任者研修)を受講でき、そのまま仕事ができるという内容でした。     ◦ しかも、受講料は無料でテキスト代のみという手厚い条件でした。これが介護業界に入るスタートとなりました。     ◦ 当初は「なんというところに来てしまったんだろう」と感じ、人生を左右するような仕事だと戸惑いも感じたそうです。     ◦ しかし、ちょうど離れて暮らす祖母が寝たきりから亡くなったこともあり、「こういう仕事なんだ」と感じながら学んだと語っています。 • 小田原福祉会潤生園でのキャリア     ◦ 小関さんは、小田原福祉会潤生園に勤務して22年になります。     ◦ 最初はホームヘルパーとして勤務。     ◦ その間には、小規模のデイサービスや通常のデイサービスの立ち上げにも関わっています。 • 長く働き続けられる理由     ◦ 家族からのサポートが大きく、勤務を続ける上で支えになったと語っています。     ◦ 両親も介護の仕事に対して「そういう仕事ならいいんじゃない」という理解があったため、入社して良かったと感じています。     ◦ 地域には様々な事情を抱えた人々が暮らしており、そうした人間模様の中で自分自身も成長できたという感覚が、長く続けられるポイントだとお話されています。     ◦ 介護の仕事は「楽しい」と言い切れることが素晴らしいと評価されており、長くこの業界で活躍できる最大のポイントであると考えられています。 小関さんの経験は、未経験から介護業界に入り、長く活躍し続けることができるという良いヒントになるでしょう。

    10 min
  7. 武村のミンナの介護354_20250730

    30 JUIL.

    武村のミンナの介護354_20250730

    今日は、皆様に小田原市連勝寺にあるグループホーム「よりあいどころ螢田」の所長 小関邦江さんをご紹介します。  こちらは「認知症対応型共同生活介護」というサービスを提供しており、認知症をお持ちの高齢者の方が共同で生活を送る施設です。 「よりあいどころ螢田」の主な特徴は • 立地とアクセス: 小田急線「螢田駅」から徒歩約5分と駅からのアクセスが抜群です。 • 規模とプライベート空間: 2階建ての建物で、1階と2階にそれぞれ9部屋ずつ、合計18名様が生活されています。全室にトイレが付いているため、プライベートな空間が確保されています。お風呂は共同スペースをご利用いただけます。 • 新しい木造施設: 開設からまだ2年経っていない新しい木造の施設で、木の香りが漂っています。 • 開放的な空間: 広々としたフロアやフットデッキがあり、日当たりが非常に良いのが特徴です。2階には広いバルコニーがあり、花火を見ることもできます。 • 地域との交流: 今後は地域密着型サービスとして、お子さんや赤ちゃん連れのママたちとの交流を深め、地域に開かれた場所にしていきたいと考えています。 • 入居状況: おかげさまで現在満室となっております。 • 見学について: 随時見学を受け付けており、毎週のように多くの方が見学にいらっしゃっています。見学をご希望の方は、直接お電話でご連絡ください。担当の小関さんが対応してくださいます。     ◦ 電話番号:0465-20-8107

    9 min
  8. あつーしーのミンナの介護353_20250723

    22 JUIL.

    あつーしーのミンナの介護353_20250723

    今日は、作業療法士として地域で多岐にわたる活動をされている初鹿さんからの大切なお知らせをお届けします! 初鹿さんは、病院や施設といった医療・介護保険外の分野で、ユニバーサルツーリズムという活動をされています。これは、年齢や障害を理由に旅行や観光を諦めていた方々が、安心して旅行を楽しめるよう支援するお仕事です。2024年4月には、この活動を推進する観光事業部を立ち上げられたとのこと。 例えば、車椅子をご利用の方にとって、宿のバリアフリー情報がホームページで分かりにくい、といったハードルがありますよね。そうした「情報のバリアフリー化」を進めたり、人がいればサポートできる場合に支援を行ったりしています。 特に箱根では、初鹿さんも携わった「箱根ユニバーサルツールプロジェクト」が4年前に立ち上がり、官民一体となった取り組みが評価され、なんと「グリーンディスティネーションズ」という海外の賞で世界一を獲得したそうです! 箱根は「誰にでも優しい観光地」を目指しているんですよ。 そんな活動の中で、車椅子ユーザーの方や高齢者の方から「温泉に入りたいけれど、手伝ってくれる人はいるの?」という声が多かったそうです。旅館やホテルのスタッフでは専門的なサポートが難しい場合もありますよね。 そこで、初鹿さんの会社では、昨年秋から新しい事業をスタートされました!その名も「温泉ヘルパー」! 宿泊施設にヘルパーを派遣し、入浴介助をサポートしてくれるサービスです。全国的にも少しずつ広がりを見せているこの取り組み、神奈川や箱根近隣にはまだ少なかったため、今後さらに広めていきたいとのことでした。初鹿さんご自身も温泉ソムリエの資格をお持ちで、温泉の効能や特徴を読み解くことができるそうです。温泉が大好きな方が、温泉を通して皆さんの笑顔を引き出しているんですね。 さて、ここでお知らせです! • イベント名:みんなでミユキビーチ • 日時:2024年8月2日(土曜日) • 内容: 車椅子をご利用の方や、移動に困難を抱える方でも海を楽しめるように、ビーチを1日バリアフリー化するイベントです! • このイベントでは、多くのボランティアの方の力が必要とされています。 • ボランティアを募集しています! • 参加・お問い合わせ方法: 「みんなでミユキビーチ」と検索していただくと、イベントのInstagramアカウントなどが見つかりますので、そちらからお申し込み、お問い合わせください。 皆さんのご参加、お待ちしています!

    12 min

À propos

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