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持続可能な社会を考えるきっかけとなる展示!「火星の石」を鑑賞した、日本館【大阪・関西万博】

持続可能な社会を考えるきっかけとなる展示!「火星の石」を鑑賞した、日本館【大阪・関西万博】。 大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして掲げている。日本館は、開催国である日本がこのテーマに沿って、自国の価値観・技術・思想を発信する中心拠点の一つだ。日本館のテーマは 「いのちと、いのちの、あいだに」 。この言葉には「命同士のつながり」「循環」「相互作用」といった意味合いが込められており、来場者が持続可能な社会を考えるきっかけとなる展示や演出がなされていた。また、会場内の生ごみ(厨房残さなど)を活用した「バイオガス発電」を行い、日本館に必要な電力の一部を賄う仕組みを導入するなど、持続可能性を意識した取り組みも大きな特徴だ。  「展示」と「建築」とを一体化 日本館は「展示」と「建築」とを一体化する発想で設計されている。建材には、国産杉材のCLT(直交集成板)を内外壁に用いており、強度を確保しながら温かみや木材らしい表情を出している。建築は木材活用建築や美術館、公共施設などで実績を持つ設計チームが携わり、建築美術性と技術的信頼性の両立を目指した。建築構造そのものが展示となるよう、展示と建築の「重なり」が意図されている。また建築そのものがテーマの提示を担う「建築+展示融合」の例として注目されている。  三つのエリアで構成 展示は、1. プラント、2. ファーム、3. ファクトリーという三つのエリアで構成されている。 1. プラント 生ごみを微生物で処理し、電気や水、ガスといった資源に転換するバイオガスプラントを紹介する。 ごみから綺麗な水ができる。 「火星を石」を鑑賞して、その一部を触ることができた。鑑賞した人には、シリアルナンバー付きの鑑賞証明書も発行される。 2. ファーム 食料供給や生態系、資源循環に関わる展示がなされ、未来の農業や生物多様性の姿を提示している。 「CO2から作られた器」は、微生物によって分解され、再び自然へ還ることができる。 藻をイメージしたキティちゃんも展示されていた。