福島中央テレビ

「控訴しなかったことについて納得していません」受験生死亡事故 判決確定を受けて遺族は

「「控訴しなかったことについて納得していません」受験生死亡事故 判決確定を受けて遺族は」 JR郡山駅前で、飲酒運転をし、受験生の女性ら2人を死傷させた被告の男について、懲役12年の実刑判決が確定しました。 判決によりますと、郡山市の池田怜平被告は、今年1月、JR郡山駅前で、酒を飲んだ状態で車を運転したほか、赤信号を殊更に無視して交差点に進入し、当時19歳の受験生の女性をはねるなど、あわせて2人を死傷させました。 9月17日に福島地裁郡山支部で開かれた判決公判で、池田被告は、危険運転致死傷罪と酒気帯び運転の罪で、懲役12年の実刑判決が言い渡されましたが、期限となる10月1日までに、検察・被告ともに控訴しなかったことから、この判決が確定しました。 これをうけ、受験生の遺族がコメントを出しています。一部抜粋してお伝えします。「今回、検察が控訴しなかったことについて、納得していません。飲酒運転など危険な運転が頻発している現在において、あまりに刑が軽いと思います。」 そして遺族は、この事故の後も、県内で飲酒運転の検挙が後を絶たない現状にも、言及しています。「娘の事件の後も、福島県では飲酒運転が後を絶たないと聞いており愕然としています。こんな酷い事件が起きた後も飲酒運転をする人の気持ちを理解できません。危険運転をなくすためにも厳罰化、法改正を強く望みます。」