福島中央テレビ

株式会社福島中央テレビ

福島県内で発生する事件事故や地域イベント、スポーツの話題のほか、福島第一原発廃炉の最新情報などを毎日お届けします。

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    「頭痛いね」新年の縁起物もピンチ!? もち米の価格高騰で鏡餅や切り餅にも余波 福島

    「「頭痛いね」新年の縁起物もピンチ!? もち米の価格高騰で鏡餅や切り餅にも余波 福島」 まもなく創業100年を迎える福島市の老舗和菓子店「松屋清風庵」です。12月に入り正月に向けて切り餅づくりなどで大忙しのなか、頭を悩ませていたのが。  松屋清風庵 4代目 菅野 翔太郎さん 「去年からもち米の価格が急上昇している。私がこの業界に入ってから経験したことのない高値になっている」 「もち米」の価格高騰です。2023年は1キロあたり365円で仕入れていたもち米が2024年は、535円。そして、2025年は1000円とこの2年でなんと「3倍」も価格が上がっているというんです。 店では正月の定番・切り餅や鏡餅のほかにも人気の豆大福や赤飯などもち米を多く使っていて、年末年始だけでも約1トンの「もち米」を仕入れています。  松屋清風庵 4代目 菅野 翔太郎さん 「もち米だけで仕入れ値100万円超える。頭痛いね。」 「もち米」値上がりの背景には、価格の高止まりが続く主食用の米、「うるち米」の影響がありました。  松屋清風庵 4代目 菅野 翔太郎さん 「うるち米が足りないことで、もち米を作る農家が減り、もち米の高騰につながっていると聞いている」 農水省によると「うるち米」は前年に比べ1割以上増えていますが、その一方で「もち米」は1割以上減少。 需要の高まりから「うるち米」に転作する米農家が増えたことで「もち米」の生産量が減り、価格高騰につながっているとみられています。 そして値上げの波は材料費だけではありません。燃料費や資材費、人件費なども軒並み高騰。そのため、店では12月からもち米を使う一部商品の値上げに踏み切りましたが。  松屋清風庵 4代目 菅野 翔太郎さん 「あまり上げすぎると餅離れ、手が伸ばさなくなってしまう恐れもあって」 値上げする金額は限界ぎりぎりの100円ほどに抑えました。  松屋清風庵 4代目 菅野 翔太郎さん 「新年を迎える縁起物でもあるので、皆さんに大きい口で食べてもらって、伸びとコシを楽しんで欲しい」 さまざまなものが値上がりし物価高に苦しんだ1年。年末年始に向けてもこの苦悩は続きそうです。

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    「これからが一番おいしい時期」阿久津曲がりねぎの収穫 一般的なものより甘く柔らかいのが特徴

    「「これからが一番おいしい時期」阿久津曲がりねぎの収穫 一般的なものより甘く柔らかいのが特徴」 郡山市阿久津町から収穫の話題をお届けします。 1本1本、手作業で収穫しているのは。阿久津町の地名がついた伝統野菜=「阿久津曲がりねぎ」です。 50年以上、栽培をしている橋本昌幸さんの畑では、先月から収穫が始まり、1日250本ほどを収穫しています。 春に植えたねぎを、夏に斜めに植え替えることで、ねぎが曲がって育つんです。 一般的なネギよりも甘く、柔らかいのが特徴ですが、最近の寒さでさらに甘みが増しているといいます。 橋本さんが収穫すると、するっと気持ちよくねぎが抜けていきますが、記者がやってみると。思いのほか、力のいる作業なんだそうです。 「阿久津曲がりねぎ」味はというと。記者「すごいシャキシャキ。かなり甘い。普段のねぎと甘さが違う」 阿久津曲がりねぎ保存会 橋本昌幸会長「寒さにあうと、枯葉が若干多くなるのですが、その枯葉が出ることによって、甘み・うまみ・柔らかさが特段と増してきますので、これからが一番美味しい時期になります。」と話します。 収穫は来年の2月いっぱい、続くということです。

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