CIO Leadership Live: Japan

楽天グループのGroup CIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。

当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。

今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、楽天グループ株式会社の専務執行役員 Group CIO(Chief Information Officer)兼CTO(Chief Technology Officer)の黒住昭仁氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。

黒住氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。

黒住氏は、日本最大の通信インフラ企業NTTでキャリアをスタートし、社会基盤を支える組織での経験を積みました。その後、インターネットの可能性をより直接的に形にしたいと考え、社員250人規模だった創業期の楽天へ転職。

プロダクトマネジメントを皮切りに、20年以上にわたり同社の成長とともに歩み、現在はGroup CIO兼CTOとして技術戦略と組織運営を牽引しています。

黒住氏が大切にしているのは、「変化を前提としたマインドセット」「ビジョンとストラテジーの両輪」です。5年後・10年後の長期的なビジョンを描きながら、現場からの提案を取り入れて3年スパンの戦略を構築しています。

AIによる店舗運営効率化やパーソナライズ施策、ハイブリッド型のクラウド戦略など、短期的なプロジェクトを積み重ね、長期ビジョンの実現を目指しています。

最大の挑戦は「人」

多国籍人材が半数を占める開発組織では、多様な背景を持つメンバーをまとめるために、教育制度や挑戦の機会を整備しています。

また、自らが先頭に立って背中を見せるリーダーシップを実践し、山本五十六の格言である

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみせて、褒めて人を伸ばす」の精神を軸に信頼関係を築いています。

楽天の文化である「スピード!! スピード!! スピード!!」は、完璧を求めずにまず行動し、ユーザーの反応をもとに改善を重ねる姿勢です。

黒住氏は、変化を恐れず、経営と技術をつなぎながら、AIとクラウドで世界を舞台に新しい価値を創出することにやりがいを感じています。