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温暖化対策で前進できず…COP30閉幕、交渉停滞も企業が示した存在感

「温暖化対策で前進できず…COP30閉幕、交渉停滞も企業が示した存在感」 ブラジルのベレンで開かれた国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)は、大きな進展はなく閉幕した。気候変動による被害を軽減する「適応策」について2035年までに3倍の資金を世界全体で投じる努力目標に合意したものの、温暖化対策では前進できなかった。一方、COP30会場では、日本企業がセミナーなどを通じて気候変動対策の最新技術を世界に向けて発信し、存在感を示した。(編集委員・松木喬)