福島中央テレビ

株式会社福島中央テレビ

福島県内で発生する事件事故や地域イベント、スポーツの話題のほか、福島第一原発廃炉の最新情報などを毎日お届けします。

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    「販売価格は抑えたいが…」酒米の価格が高騰 酒蔵も危機感…日本酒づくりに影響・福島

    「「販売価格は抑えたいが。」酒米の価格が高騰 酒蔵も危機感。日本酒づくりに影響・福島」 食べるコメの価格高騰は日本酒の原料酒米にも影響を与えています。 酒米の価格も高騰していて、コメを購入するコストを考えると販売する酒の値上げは避けられない状況です。 消費者の反応と蔵の経営。 いまその狭間で日本酒の酒蔵が難しい判断を迫られています。 今、酒米をめぐって大きな問題が起きています。 会津若松市の酒蔵「辰泉酒造」。 今シーズンの仕込みの準備、洗米に追われていますが、酒米を仕入れる購入価格が2年前と比べて約2倍になってしまったのです。こちらはその酒米の価格。食べるコメ「コシヒカリ」とほぼ変わらない金額です。  辰泉酒造 新城壯一さん 「どうしても製造コストが上がってしまいまして、いままでの価格で(酒を)販売するというのは、なかなか難しい非常に状況がなっています」 仕入れのコストをすべて乗せて販売する酒を値上げしたいのですが、消費者が離れる可能性もあり判断は難しいといいます。  辰泉酒造・代表社員 新城壯一さん 「(酒造・販売業界では)20パーセント、2割ぐらいの価格上昇が限界ぐらいかなと思ってます」 県の酒造組合が要望し、購入した去年の酒米の平均価格と2025年の平均価格の差額について、最大で半分を県から補填してもらえますが、予算の上限があり、希望する酒蔵の数が多くなれば、補填してもらえる金額は半分を下回る可能性もあるのです。 値上げの幅をいったい、いくらにしたらよいのか、先が見通せません。 蔵では、年末に出荷する季節限定の新酒の商品は、15パーセントほどの値上げを検討していますが、それ以外の商品は、2026年の春まで据え置いて様子を見る考えです。  辰泉酒造 新城壯一さん 「原料米(酒米)の価格はものすごく上がってしまったのですけれど、なるべく販売価格は抑えたい。そこのジレンマがある」 その酒米の確保についても将来的に不安があるといいます。  辰泉酒造・代表社員 新城壯一さん 「一般米(食べるコメ)並みの(購入)価格を設定しなければ、将来的に農家さんが酒米を作ってくれなくなってしまう、すごい大きな危惧があります」 避けられない酒の販売価格の値上げ。そして酒米の確保への不安。 いま日本酒の酒蔵の多くが難しい判断を迫られています。

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    県内各地で冬支度が進む 雪のシーズン間近でスキー場も寒さに期待・福島

    「県内各地で冬支度が進む 雪のシーズン間近でスキー場も寒さに期待・福島」 県内各地で冬支度が始まっています。 会津若松市の鶴ヶ城公園では毎年、公園にある松の木の枝が雪の重みで折れないように守る「枝吊り」が行われます。 25日朝は、立ち込める霧の中、職人たちが松の幹に沿って立てた太い丸太のてっぺんから縄をおろして枝を吊っていきます。  会津若松観光ビューロー公園管理課 課長 鈴木 俊一さん 「この時期になると、今年ももうすぐ終わるのかなという、そんな気持ちになります。年末年始も営業しますので、風物詩の雪囲い(枝吊り)を見ていただければと思います」 この「枝吊り」の作業は、12月の上旬まで続き、春が訪れる2026年3月の下旬に外されます。 一方、こちらは冒頭お伝えした福島市の吾妻山。 標高の高い山はご覧のように、すっかり雪化粧。雪のシーズンももうすぐのようです。 その雪を待ち望んでいる場所があります。 取材したのは北塩原村のスキー場。こちらでは本来、11月22日のオープンを予定していましたが、雪が積もらず、延期になったといいます。 日中、気温の高い日が続き、雪が降っても解けてしまい、人工の雪だけでは十分な雪が確保できないのです。  グランデコ スノーリゾート セールス&オペレーション担当 塚本 泰啓さん 「毎日のように、まだですか?オープンしてますか?と。25日の朝も何件か(問い合わせ)入っていましたね。開けたいですね本当に」 スキー場も雪が積もったらすぐにオープンできるよう、準備を万端にして、雪が降るのを待ちます。 グランデコスノーリゾートでは、寒気に期待して12月29日ごろのオープンを予定しているといいます。

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