会社で目指すべき働き方・海外人事労務の問題を解決するサンキャリア通信

【第274回】『AIの発達によって人事労務や社労士の 未来はどう変わる?➃』

【第274回】『AIの発達によって人事労務や社労士の 未来はどう変わる?➃』 〇AI時代に社労士が果たすべき“新しい役割”とは? 〇中小企業の人事部を「育成する」発想が重要 〇人事担当者1人では限界…多岐にわたる人事の実務 〇代行から“自走支援”へ──社労士の真の使命 AIによる業務効率化が進む中、社労士に求められる“次の使命” AIの進化によって、人事労務の現場では、給与計算や文書作成、相談対応といった業務の効率化が急速に進んでいます。こうした変化の中で、社労士に求められるのは単なる代行者ではなく、「人事部を育てる支援者」としての立場です。中小企業が自立的に人事機能を持てるよう導くことが、今後の重要なミッションになると田村氏は語ります。 “代行”から“育成”へ――中小企業の中に人事部をつくる支援 多くの中小企業では人事部門が存在せず、経理や総務と兼任で人事を担っているのが現状です。そのため業務は手続きや給与計算に偏りがちですが、社労士はそうした企業に人事機能を内製化させる「育成者」として関わるべきだと田村氏は強調します。人事の視点や業務の意味を丁寧に伝え、社内の人材を育てることが肝要です。 人事業務はルーティンだけではない――モチベーションと定着に関わる重要機能 人事の仕事は手続きだけにとどまりません。従業員の相談対応、制度設計、評価の運用、経営層との調整など、業務は多岐に渡り、社員のエンゲージメントや離職率にも直結します。だからこそ、社内に複数人で対応できる「チーム」としての人事部を育てていくことが必要です。 “教える”ことも社労士の使命――自走できる組織を育てる視点 社労士は手続きを代行するだけでなく、「人事部とは何か」を教え、会社の中で人事機能が根づくよう支援することも使命です。マニュアルの整備やOJT・研修などを通じて、知識を社内に蓄積し、最終的には社労士の手を離れても自走できる組織になることを目指します。 最終目標は“自走できる組織”をつくること 社労士業務は、手続き代行や給与計算といった“外部の仕事”として完結しがちですが、田村氏は「その会社を一番知っているのは現場の従業員である」と語ります。だからこそ、社労士はその従業員たち自身が力をつけられるよう、裏方として支援することが真の伴走だと考えています。「社内に人事部を育てる」ことこそが、AI時代における社労士の未来的な価値であり、本質的な貢献なのです。 ~お知らせ~ この番組は、社会保険労務士の田村が、働き方改革や労使関係の改善に役立つ情報を提供する番組です。また、外国人労働者や海外駐在員の労務管理に携わる企業の方にとって、現場で役立つ実務的なアドバイスもお届けしております。 本番組は、社会保険労務士事務所Sun&Career代表の田村が毎週1回配信しているサンキャリアニュースの音声版チャンネルです。 本番組のパーソナリティーは社会保険労務士事務所Sun&Career代表である田村のAI音声を使って配信しております。 この音声にはAIによる自動翻訳が使用されています。可能な限り正確な日本語訳を提供するよう努めておりますが、AIの特性上、一部の表現やニュアンスが正確に反映されない場合がございます。 本音声のブログ版はこちらからご覧ください。 また、AI音声ではなく、リアルな田村が配信しているポッドキャストはこちらをお聞きください。 企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ サニーデーフライデー』 https://stand.fm/channels/6254c0fdbe02ac071a666ab5 パーソナリティー:田村陽太 東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。 サンキャリアのHP https://www.srcc-suncareer.com/ 本音声番組のブログ版(全投稿)はこちらです。 https://www.srcc-suncareer.com/blog 本番組は毎週金曜日に定期更新! 番組へのメッセージはレターやnoteまで! Xはこちら(@suncareer_news)