宿舎4階にて。

第110回【《文芸部》映画『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を語ろう─親がいなければ自分はいない。ただしその親もひとりの人間であることを理解する】

自分が成長していくことで親をひとりの人間として見つめなおすことができる。それがひとつの成長のプロセスなのではと思うんですよね。

▼あらすじ

「母さんがいなくても,大丈夫になるしかなかっただけなんです。」親には頼れなかった。自分で生きていくしかなかった。だから今さらどんな顔で、どんな話を母親とすればいいのかがわからない──。世界は思春期症候群の形をとって咲田を世界から見えなくしてしまった。自分にとって家族とは何か。咲田は大人に、そして成長していく。

▼今回の目次

0:30 青ブタシリーズの映画三部作の三つ目。親と子の話だと思っている。

13:01 第105回で言った、周りの大人をひとりの人間として相対化することについて振り返る。

16:24 大原「子どもは頼れる存在しか親と認めないのではないか?」

26:14 「そういうのをね,大人になったって言うのよ」

31:02 親を見つめなおすこと

38:10 【次回予告】辻村美月『傲慢と善良』

▼この回を聴いてくれた人に聴いてほしい関連回

・第105回【37行目─「人生は18歳までに親や教師からかけられた呪いと自分でかけた呪いを解く旅だよ」】

・第90回【学術書『現代〈子ども〉暴力論』を語ろう─子どもが等身大で世界を受け入れるまでの物語】

・閑話その19【人間の成長の過程である「イノセンスの破れ」って何?】

▼「宿舎4階にて」とは?

文系大学生「谷」と理系大学生「大原」のユニットによるPodcast番組。同じ大学に通い、同じ宿舎の4階で出会った二人が、日々の「読書と葛藤」を語ります。

毎週日曜21時・水曜21時に配信中!

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