7月4日放送は、村田ひろと税理士とアシスタント吉田梨紗さんが登場。冒頭は季節の話題で和やかに始まり、前回から続く「税金の犯罪シリーズ」を本格的に展開しました。注目トピックは“武富士事件”の解説。番組では、海外居住を装った贈与スキームに対して国税が約1,300億円の追徴を主張した大規模な訴訟を取り上げ、結果的に裁判で課税が認められなかった経緯を紹介。こうした事例を通じて「スキームと対抗規定の応酬で税法が複雑化している」現状を指摘し、インボイス導入など最近の制度変化が税務実務をより難しくしていると解説しました。
実務コーナーでは「会社が従業員にお米やチケットを配る場合」の税務を議論。会社負担で物品を配布すれば経費処理は可能でも、受け取った従業員側では現物給与として課税対象になるケースがあること、社員全体を対象に社会通念上許容される福利厚生として扱える場合と、給与課税になるか否かの分岐が微妙であることを注意喚起しました。誕生日プレゼントやイベント券も同様の扱いになるため、具体的に運用する際は専門家に相談することを推奨しました。
後半は「相続(就活=終活)の実務」パート。遺言がない場合の法定相続人の順序(配偶者・子・親・兄弟姉妹)や、遺言がなければ希望する人に財産を渡せない点、前配偶者の子が相続権を主張する事例、相続人不在時は最終的に国に財産が帰属する仕組みなど、具体的な事例を交えて説明。村田税理士は「財産の所在を書き出し、遺言やエンディングノートで意思を残す」「保証債務や負債の有無を家族に伝える」などの早めの対策を強調しました。
音楽コーナーではMr.Childrenの「花火」を紹介。番組はリスナーからの質問を募集中で、税務の疑問や相続準備について専門家への相談を促す実践的な回となりました。
Informations
- Émission
- FréquenceChaque semaine
- Publiée22 juillet 2025 à 09:34 UTC
- Durée22 min
- Saison1
- Épisode40
- ClassificationTous publics