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経口薬「アナモレリン」、胃がん悪液質に有効…阪大が確認

「経口薬「アナモレリン」、胃がん悪液質に有効…阪大が確認」 大阪大学の土岐祐一郎教授と黒川幸典准教授、山本和義講師(研究当時)らは、胃がん悪液質に対する経口薬「アナモレリン」の有効性と安全性を示した。がんの重篤な合併症である悪液質は体重や骨格筋量を低下させ、予後悪化を招くが、有効な薬物治療はほとんどなかった。今回、アナモレリン投与により胃がん患者で体重増加や食欲改善が確認された。がん患者の治療継続や生活の質(QOL)を支える新治療法として期待される。