CIO Leadership Live: Japan

Foundry

このシリーズでは、Foundry(CIO.com Japan)のホストである武内信政が、主要なCIOやCxOたちと対談し、リーダーシップ、イノベーション、ビジネス戦略、DX&AI、次世代の人材育成など、最新のテーマを掘り下げていきます。

  1. 花王の情報システムセンター長が語る「デジタル戦略のやりがいや魅力」とは

    28 OCT

    花王の情報システムセンター長が語る「デジタル戦略のやりがいや魅力」とは

    現場起点×全体最適で切り拓く──35年の挑戦が築いたグローバルITマネジメント 今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、花王株式会社のデジタル戦略部門情報システムセンター長の小久保克也氏をお迎えし、デジタル戦略部門をマネジメントする仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   小久保氏のデジタル戦略部門の責任者としての仕事観、やりがいや挑戦、キャリアストーリーは以下の通りです。   1991年の入社以来、35年にわたり情報システム部門を歩み続けてきた花王の小久保氏。会計システムからキャリアをスタートし、アジア地域の業務標準化、グローバル人事システムの構築など、数々の変革を現場からリードしてきました。   特に印象的なのは「できるはずがない」と言われた世界同時導入のプロジェクトを、チーム一丸で成功に導いた経験です。国や文化の違いを超える鍵は「対話」だったといいます。標準化を押しつけるのではなく、現地の声に耳を傾け、目的と効果を丁寧に伝える。そんなコミュニケーションが、信頼と共創を生み出しました。   現在はデジタル戦略部門の情報システムセンター長として、花王全体の基幹系システムを統括。AI活用やデータ統合を軸に、グローバルな変革を加速させています。「ITは裏方で終わってはいけない。全体最適を見据え、経営のパートナーとして価値を示すことが使命」と語る小久保氏。   ITを手段として事業と結びつけ、現場を支える姿勢は、まさに「縁の下の力持ち」から「変革の立役者」へ。花王のDXを支えるそのリーダーシップには、次世代のITリーダーが学ぶべきヒントが詰まっています。

    24 min
  2. アイリスオーヤマのロボティクス事業部の責任者が語る「現場と社会課題から生まれたロボティクス戦略」

    13 OCT

    アイリスオーヤマのロボティクス事業部の責任者が語る「現場と社会課題から生まれたロボティクス戦略」

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、アイリスオーヤマ株式会社の執行役員ロボティクス事業部 事業部長 兼 株式会社アイリスロボティクス取締役社長の吉田豊氏をお迎えし、ロボティクス事業を統括する仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   吉田氏のロボティクス部門の責任者としての仕事観、やりがいや挑戦、キャリアストーリーは以下の通りです。   アイリスオーヤマのロボティクス事業部を率いる吉田氏は、まったくのゼロから事業を立ち上げ、今や業務用清掃ロボット市場でトップシェアを誇ります。大学卒業後、ホテル業界から起業、外資系企業を経て、常にご縁を大切にキャリアを重ねてきました。そんな彼がロボティクスに挑んだ背景には、「労働人口が減少する未来にロボットで社会課題を解決したい」という強い想いがありました。   当初は社内にロボット文化がなく、反対意見も少なくありませんでした。それでも「サブスクリプション型のロボットサービス」という新しいモデルを提案し、成果を積み上げて信頼を獲得。若手社員を積極的に登用し、育成と事業成長を両立させながら、組織に新たな風を吹き込んできました。   吉田氏が学んだのは「知っていることと、できることは違う」ということ。   創業者として現場に立ち、挑戦し続ける覚悟があってこそ、事業は前に進むのだといいます。今では全国6000社に導入されるまでに成長し、単なるロボット販売にとどまらず、導入後の運用支援やコンサルティングを含めた「ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)」へと進化しています。   「リーダーは目線を下げず、必ず成功させるという姿勢を示すことが大切です」と語る吉田氏。その挑戦は、社会課題を解決しながら未来を切り拓く力強い実践となっています。

    16 min
  3. 東洋紡(TOYOBO)のCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    16 SEP

    東洋紡(TOYOBO)のCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、東洋紡株式会社の執行役員CDO TX・業務革新総括部長 の矢吹哲朗氏をお迎えし、現職のキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   矢吹氏のCDOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   東洋紡株式会社の執行役員CDOである矢吹哲朗氏は、研究者からキャリアを始め、ITと業務改革を横断的に歩んできた35年の経験を持つ。   研究開発時代にITに触れたことを契機に、現場と技術を結びつける業務改革に挑み、2022年に東洋紡のCDOに就任しました。   彼のリーダーシップを象徴する出来事の一つが、前職での本社ビル移転プロジェクトです。   約30社を束ね、国内初のPBX廃止や先進的なコラボレーションツール導入を実現したが、その成功を支えたのは「迷わず意思決定する覚悟」と「仲間と創る姿勢」でした。矢吹氏は研究者として培った仮説思考を武器に、限られた時間で最大成果を狙う「3年で変える」挑戦スタイルを貫いています。   東洋紡でのCDOとしての取り組みは、従来の情報システム子会社を本社に統合し、受託型から提案型への転換を推進することに始まりました。組織名も「TX・業務革新総括部」へ刷新し、DXにとどまらず企業全体の変革を担う意思を示しています。   現場人材の育成や外部派遣を通じて柔軟で成長力のある組織づくりを進める一方、生成AIなど新技術の迅速な導入を重視し、スピード感ある変革を目指しています。また、矢吹氏は「仲間づくり」と「本音で語ること」を重視し、若手との対話の場を積極的に設けることで多様な知見を吸収しています。   今後の展望としては、日本の製造業が直面する人材確保難に対し、ものづくりの基礎体力を取り戻すべきだと強調。   研究開発の原点に立ち返り、「あの時やったから今がある」と言える成果を次世代に残すことが使命であると語る矢吹氏。CDOとしての矢吹氏の挑戦は、仲間と共に未来の産業を切り拓く道を指し示しています。

    23 min
  4. RidgelinezのCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    1 SEP

    RidgelinezのCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、Ridgelinez株式会社の執行役員 Partnerの鬼束孝則氏をお迎えし、現職のキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   鬼束氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   Ridgelinez株式会社の執行役員Partnerである鬼束孝則氏は、日本IBMで33年間にわたりハードウェアからプロジェクトマネジメント、ソリューション企画まで幅広い経験を積み、2020年に同社へ参画。   2024年4月よりCIOとして全社のIT戦略とデジタル変革をリードしています。   鬼束氏のキャリアの中で大きな転機となったのは、IBM時代に手がけた契約管理システムのグローバル標準化プロジェクトです。9か国にわたる多国籍メンバーを率いた4年越しの改革は、単なるシステム刷新にとどまらず、文化や慣習を超えて人と組織を動かす「チェンジマネジメント」の本質を体得する経験となりました。   現職では、CIOとして「挑戦」と「素直さ」を軸に据えています。   新しい領域に果敢に取り組む姿勢と、わからないことを認め学び続ける謙虚さが、リーダーシップの根幹だと話しています。 また、IT部門が日々の運用やトラブル対応で企業を支えている点を強調し、その努力を単なるコストでなく価値創出へと結びつけることを使命としています。   具体的には、現場社員に外部のセミナーやイベント参加の機会を提供し、新たな知見を社内に還元する仕組みづくりを推進。社員一人ひとりが安心して挑戦できる環境を整えることで、組織全体の成長につなげています。   さらに、自社を「実験場」と位置づけ、生成AIを含む最新技術の活用を進め、親会社や顧客への展開を目指しています。鬼束氏にとってCIOのやりがいとは、ITを裏方ではなく「未来をつくる力」として位置づけ、関わる人々が輝ける場を創出することにあります。

    22 min
  5. 楽天グループのGroup CIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    18 AGO

    楽天グループのGroup CIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、楽天グループ株式会社の専務執行役員 Group CIO(Chief Information Officer)兼CTO(Chief Technology Officer)の黒住昭仁氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   黒住氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   黒住氏は、日本最大の通信インフラ企業NTTでキャリアをスタートし、社会基盤を支える組織での経験を積みました。その後、インターネットの可能性をより直接的に形にしたいと考え、社員250人規模だった創業期の楽天へ転職。   プロダクトマネジメントを皮切りに、20年以上にわたり同社の成長とともに歩み、現在はGroup CIO兼CTOとして技術戦略と組織運営を牽引しています。   黒住氏が大切にしているのは、「変化を前提としたマインドセット」と「ビジョンとストラテジーの両輪」です。5年後・10年後の長期的なビジョンを描きながら、現場からの提案を取り入れて3年スパンの戦略を構築しています。   AIによる店舗運営効率化やパーソナライズ施策、ハイブリッド型のクラウド戦略など、短期的なプロジェクトを積み重ね、長期ビジョンの実現を目指しています。   最大の挑戦は「人」。   多国籍人材が半数を占める開発組織では、多様な背景を持つメンバーをまとめるために、教育制度や挑戦の機会を整備しています。   また、自らが先頭に立って背中を見せるリーダーシップを実践し、山本五十六の格言である 「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみせて、褒めて人を伸ばす」の精神を軸に信頼関係を築いています。   楽天の文化である「スピード!! スピード!! スピード!!」は、完璧を求めずにまず行動し、ユーザーの反応をもとに改善を重ねる姿勢です。   黒住氏は、変化を恐れず、経営と技術をつなぎながら、AIとクラウドで世界を舞台に新しい価値を創出することにやりがいを感じています。

    19 min
  6. ヤンマーのCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    4 AGO

    ヤンマーのCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、ヤンマーホールディングス株式会社の 取締役 CDO(Chief Digital Officer)、デジタル本部長の奥山博史氏をお迎えし、CDOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   奥山氏のCDOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   もともと化学者を志していた奥山氏は、研究よりもビジネス現場での価値創出に関心を持ち、総合商社からキャリアをスタート。   海外でMBAを取得後、CFOや戦略コンサルタントとして経験を重ねたのち、「長期的な社会貢献」を志してヤンマーに入社しました。   2022年よりCDOとして、デジタル・ITを統括しています。   IT未経験だった同氏がCDOに就いたのは、現場目線からのアプローチに価値を見出したから。   現場で独自に進んでいたRPAや機械学習の取り組みを可視化・支援することで、従業員の“隠れた才能”を引き出し、組織の生産性を高めました。   トップダウンとボトムアップの“サンドイッチ型DX”により、中間層の意識変革にも成功。 CDOとしてのやりがいは、テクノロジーを通じて全社の文化や働き方そのものを変革できる点にあります。   例えば、排水管理を自動化した現場社員の事例など、現実と理想をつなぐ「ぐるぐるモデル(仮説〜評価の高速循環)」を軸に、全社でのデジタル実装を推進。   自身は“苦手領域でも逃げずに挑戦する”ことを信条に、複眼的視点で組織を牽引しています。   奥山氏は、CDOの本質を「人と現実を動かす力」と語ります。   先端技術の知見に加え、現場への共感と巻き込み力をもって、ヤンマーの“進化する組織”づくりに日々挑み続けています。

    24 min
  7. 28 JUL

    アサヒグループのグローバルCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、アサヒグループホールディングス株式会社の執行役員 Global Head of IT and Transformationの近安理夫氏をお迎えし、グローバルでITを統括する仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   近安氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   近安氏は、もともと好奇心旺盛な性格と「飽きっぽさ」を見抜いた恩師の助言を受け、コンサルティングの道へ。   アクセンチュアで約20年間にわたり製造業を中心に業務改革やグローバル展開を支援したのち、自ら意思決定し変革を推進したいという思いから事業会社へと転身。   現在はアサヒグループのGlobal CIOとして、ITと経営の橋渡し役を担っている。   CIOのやりがいは、「人と組織を動かす力」にあるという。   論理や戦略だけではなく、文化や感情といった“人の要素”に着目し、才能ある人材を見極め活かすこと、変革の担い手として育てることにこそ、CIOの本質的な役割があると語る。また、自らも生成AIやPythonの活用などに取り組み、現場感覚を失わないよう心がけている。   「スティーブ・ジョブズのようなカリスマでなくても、普通のリーダーが組織を変えられる」と語る近安氏のスタイルは、「人を活かすリーダーシップ」。   個人の才能とテクノロジーを融合させ、全社に広がる変革の文化を根づかせる――その姿勢は、まさに「ITと未来の翻訳者」としてのCIO像を体現している。

    31 min

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このシリーズでは、Foundry(CIO.com Japan)のホストである武内信政が、主要なCIOやCxOたちと対談し、リーダーシップ、イノベーション、ビジネス戦略、DX&AI、次世代の人材育成など、最新のテーマを掘り下げていきます。