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【解説】安倍昭恵さん「被害者参加制度」利用し山上被告裁判に初出廷 被告本人への質問や求刑への“意見”も可能

「【解説】安倍昭恵さん「被害者参加制度」利用し山上被告裁判に初出廷 被告本人への質問や求刑への“意見”も可能」 安倍元首相銃撃事件の裁判で、安倍元首相の妻・昭恵さんが被害者参加制度を利用して出廷しています。昭恵さんは3日午後1時ごろに緊張した面持ちで法廷に入り、検察官の後ろに座りました。その際、山上徹也被告は弁護人と短く会話する姿を見せました。3年前、選挙の応援演説中だった安倍晋三元首相を手製の銃で殺害した罪などに問われている山上被告の裁判員裁判では、量刑などを争点に被告人質問が行われています。重大事件の刑事裁判が対象となる被害者参加制度では、裁判所が許可した場合に「被害者参加人」として被告人に直接質問したり意見陳述や求刑ができます。昭恵さんは検察側の席で代理人弁護士とともに裁判に臨んでいます。現在、山上被告への被告人質問が行われていて、昭恵さんは山上被告をじっと見ています。青井実キャスター:山上被告の裁判について、平松秀敏解説副委員長と見ていきます。山上被告の裁判に安倍元首相の妻・昭恵さんが出廷ということですね。宮司愛海キャスター:昭恵さんは「被害者参加制度」を使って出廷をしているということです。検察側に座っていて弁護側と向き合っている状態だということです。青井実キャスター:まず平松さん、被害者参加制度を利用しての出廷ということですが、この動き事前に決まっていたかなど教えてください。平松秀敏解説副委員長:昭恵さんが被害者参加制度を利用するという話は聞いていたんです。上申書も読み上げられて、ただ、今日出廷するという情報は入っていなかったので正直私は驚きました。今、実際、傍聴席じゃなくて廷内にいるということは恐らく今後、被告人質問で昭恵さん本人が山上被告に何らかの問いただしをするんじゃないかなと思われます。青井実キャスター:昭恵さんがこれまでの裁判を見て行くんだと決めたとみていいですか。平松秀敏解説副委員長:分からないです。これが最初から予定に入っていてただ、それを例えばマスコミだとか報道陣に明らかにされていなかったのか。