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金属と絶縁体の界面熱抵抗小さく…物材機構、マグノンで熱伝導実証した意義

「金属と絶縁体の界面熱抵抗小さく…物材機構、マグノンで熱伝導実証した意義」 物質・材料研究機構の平井孝昌主任研員と森田利明研修生、内田健一上席グループリーダーらは、磁性の準粒子であるマグノンが熱伝導を担うことを実証した。従来は熱を伝えるのは電子とフォノン(音子)が主役と考えられてきたが、マグノンの影響も小さくない。実験では金属と絶縁体の界面熱抵抗を数分の1に下げられた。マグノンで熱伝導を制御するエンジニアリング技術につながる。