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防衛装備用に売り込み、岩谷技研が拡販する「気球」の利点

「防衛装備用に売り込み、岩谷技研が拡販する「気球」の利点」 岩谷技研(北海道江別市、岩谷圭介社長)は、自社商品の気球を防衛省や防災向けに拡販する。ドローンと違って長時間滞空でき、島しょ部や沿岸部の監視、重要施設の防空補完に向くほか、洪水や地震などの災害時に通信インフラが途絶した地域へ機動的に展開が可能。米国や中国、イスラエルではドローンなどの低空侵入機の探知や情報収集に気球を活用しており、日本でも関心が高まっている。防衛省の企業展示会などに積極出展し、認知度向上と受注につなげる。