クラシックの風をのせて

018.心で聴くロマンス〜パリの風をのせてVol.5に寄せて〜

いよいよ11月3日に開催されるコンサート《パリの風をのせてVol.5》が近づいてまいりました。今回は、ホルン奏者の福川伸陽さん、そしてフランス在住ピアニスト・松元あやさんによる「酒蔵の街デュオコンサート」。今回は、その魅力を少しだけ先取りしてお届けします。

演奏予定の曲の中から、フランスの作曲家サン=サーンスの《ロマンス》、そしてシャブリエの《ラルゲット》という2曲をご紹介します。ホルンとピアノが語り合うように響く《ロマンス》は、まさに“心で聴く音楽”。やさしく包み込むホルンの旋律に、ピアノが寄り添い、支え合い、呼吸を合わせながら一つの世界を描いていきます。中盤の切なさや、語りかけるような静けさは、まるで詩のよう。音楽家同士の見えない呼吸のやり取りにもぜひご注目ください。

そしてもう一曲は《ラルゲット》。ユーモアと繊細な色彩感を持つフランスらしい作品で、温かみのある響きの中に“パリの風”を感じていただける一曲です。
ピアニスト・あやさんが長く暮らすフランスで育まれた感性や、言葉のリズム、街の空気。それらが音楽にどう現れるのか。その背景を知ることで、より深く作品を味わっていただけるのではないでしょうか。

また、当日はラフマニノフのピアノソロや、ホルン版《チェロソナタ》なども予定されています。クラシックファンの方はもちろん、忙しい毎日の中で「少し心を休めたい」と感じる方にもぴったりのプログラムです。

ホルンとピアノが織りなす豊かな響き、そして会場に広がる温かな空気を、ぜひ生の音で体験していただけたら嬉しいです。


次回の配信では「ホルンとピアノのデュオコンサートならではの楽しみ方」をテーマにお話しします。どうぞお楽しみに。

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