鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~

11月13日ラジオ本編「AIと教育:未来の学びの形」

今週のテーマは「AI時代の教育」。
ゲストは、京都芸術大学附属高等学校「じぶんみらい科」で教鞭をとる野中孝利先生
小学校で7年間子どもたちを指導した後、現在は高校の現場で、AIやテクノロジーをどう学びに活かすかを探求している教育者です。

「じぶんみらい科」は2024年度に開設された新しい学科。
“想像力(イマジネーション)と創造力(クリエイティビティ)”を教育理念に掲げ、
全国どこからでもオンラインで学べる単位制通信制高校です。
生徒が自分のペースで学び、自分の未来を自分で描くことを大切にしており、
「無理に登校を強いられず、安心して学べる」「先生との距離感がちょうどいい」といった声も届いているとのこと。
年2回のスクーリングでは京都のキャンパスに集まり、旅のように楽しみながら対面授業を行います。

番組では、野中先生がAI音楽生成ツール「Suno」を活用したオンライン行事を実施したエピソードも紹介。
生徒が各自のプロンプトで楽曲を生成し、作品を共有し合うという試みは、
「音楽経験がなくても創作できる楽しさ」を実感させるきっかけとなり、
教員たちも「AIを通じて新しい表現に出会う喜びを感じた」と語ります。
フロッグマンも「我々も毎週Sunoで盛り上がってる!」と共感を寄せました。

話題は、リスナーから届いた「AIで考える力が弱くならないか?」という質問にも。
野中先生は「考える力は失われていない。むしろ方向がシフトしている」と強調。
計算機が“計算”を代替したように、AIが“作業”を担う時代では、
人間はその結果をもとに「何を問題と捉え、どう解決するか」を考える力が求められると説明しました。
フロッグマンも「記憶力を競う時代は終わった」と共感し、
花奈澪も「AIを使うにも頭を使う」と、AIと共存する“新しい学びの形”を実感していました。

また、野中先生は「AIを使いこなす上で大切なのは、操縦桿を握るのが自分だという意識」と語り、
情報の出どころを見極め、自分の考えで判断できる力を育むことの重要性を強調。
「教師も生徒と一緒に学び、試行錯誤しながら進化していく教育を」と語りました。

フロッグマンは最後に、
「AIを敵と見るのではなく、美しいものを正しいと感じる感性を育てる教育が大切」と締めくくり、
野中先生も「AIを使って、生徒とともに自分の可能性を広げていきたい」と語りました。

📡 AI時代の教育のリアルと、学びの新しいかたち。
番組では話しきれなかった“よりディープな内容”をPodcastで配信中。
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