内科医たけおの『心身健康ラジオ』

《1165》メンタル・ウェルビーイング メディアガイドライン📝を読む👀

メンタル・ウェルビーイング メディアガイドライン

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏が、世界メンタルヘルスデーにちなみ、メディア関係者向けに作成された「メンタルウェルビーイングメディアガイドライン」について解説しています。このガイドラインは、精神保健(メンタルヘルス)に関する情報を発信する際の心がけとして、「すべきこと(Do's)」と「すべきでないこと(Don'ts)」をそれぞれ7つずつ提示しています。

**【メディアがすべきこと(Do's)】**

1. **対話と連携**: 精神障害の当事者や家族団体、専門家と定期的に意見交換し、パートナーシップを築く。

2. **多様性の尊重**: 精神疾患・障害は多様性の一つと捉え、エビデンスと人権に基づいた情報提供で社会の理解と包摂(インクルージョン)を進める。

3. **人権に基づく表現**: 国連の障害者権利条約など、最新の規範に基づいた用語や概念を使用する。

4. **アクセシビリティへの配慮**: 音や光に敏感な人、平易な表現が必要な人など、多様なニーズに合わせて映像や言語表現を工夫する。

5. **適切な情報提供**: 精神的な困難への対処法や、ニーズに応じた適切な支援へのアクセス方法を具体的に伝える。

6. **プライバシーの保護**: 診断名や通院歴は個人情報であり、本人や関係者の人権とプライバシーを厳守する。

7. **組織的な啓発**: 社内研修などを通じて、組織の中から社会的な障壁(バリア)を減らしていく。

**【メディアがすべきでないこと(Don'ts)】**

1. **否定的な描写の回避**: 精神疾患・障害を、弱さ、異常、暴力、犯罪などと結びつけず、否定的に描かない。

2. **犯罪との安易な結びつけ**: 犯罪は複合的な要因で生じるものであり、精神疾患・障害と安易に結びつけない。

3. **偏見・差別の助長**: エビデンスに基づかない情報発信により、スティグマ(偏見)や差別を助長しない。

4. **不適切な用語の使用**: 人権に配慮しない表現や、古い用語(例:「障害」を「障がい」と表記するなど、時代と共に変化する概念に注意)を用いない。

5. **アウティングの禁止**: 本人の許可なく、個人情報(診断名など)を公表しない。

6. **画一的な描写の回避**: 同じ診断名でも症状や状況は一人ひとり異なるため、安易にひとくくりにしない。

7. **視聴者・読者への配慮**: 記事の書き方によって、当事者や家族を含む受け手の健康や生活に害を生じさせない。

たけお氏は、これらの指針が、メディア関係者だけでなく、社会全体が精神疾患や障害について正しく理解し、誰もが生きやすい環境を作るために重要だと述べています。