日本臨床歯周病学会
歯周病が全身に及ぼす影響
https://www.jacp.net/perio/effect/
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおです。今回は11月8日の「いい歯の日」にちなんで、歯、特に「歯周病」と全身の病気の関連性について解説します。なお、私は内科医であり、歯科の専門家ではありません。医科と歯科はライセンスも異なり専門性が違うため、あくまで全身疾患を診る内科医の立場からお話しするという点をご理解ください。
情報源として、日本臨床歯周病学会のウェブサイトを参考にしています。そこには、歯周病が全身に及ぼす影響について多くの情報が掲載されていました。
まず、歯周病と非常に関連が深いのが「心臓疾患」や「脳血管疾患」です。歯周病菌が血流に乗って全身に回り、動脈硬化を促進することが分かっています。これにより、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
次に重要なのが「糖尿病」との関係です。歯周病は糖尿病の合併症の一つとされており、両者は相互に悪影響を及ぼし合います。歯周病菌が出す毒素が、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔するため、歯周病があると糖尿病が悪化しやすくなります。逆に、糖尿病で血糖コントロールが悪いと、体の免疫力が落ちて歯周病も進行しやすくなるのです。研究によっては、歯周病の治療を行うことで、糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cが改善したという報告もあります。
また、「妊娠」にも影響します。歯周病にかかっている妊婦さんは、そうでない人に比べて低出生体重児や早産のリスクが数倍高まるというデータがあります。妊婦検診で歯科受診が推奨されるのはこのためです。
そして、高齢者で特に問題となるのが「誤嚥性肺炎」です。口の中が不潔な状態で食べ物や唾液を誤嚥すると、歯周病菌などが肺に入り込んで肺炎を引き起こします。日頃から口腔ケアを徹底し、口の中を清潔に保つことが、誤嚥性肺炎の最も重要な予防策となります。
このほかにも、骨粗しょう症、関節リウマチ、腎炎、メタボリックシンドロームなど、多くの全身疾患と歯周病の関連が指摘されています。
このように、口の中の健康は全身の健康と密接につながっています。歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の様々な病気のリスクを高める要因となります。日々の丁寧な歯磨きと、定期的な歯科受診によるプロのケアが、全身の健康を守るために非常に重要です。
Informações
- Podcast
- FrequênciaDiário
- Publicado9 de novembro de 2025 às 20:53 UTC
- Duração9min
- ClassificaçãoLivre
