だいじなケモノ道

#21 "令和のタモリは現れるか"「いいとも」前後のタモリ・バカリズム・宇多丸 など

今回は「ビッグ3」の一角とも言われる巨人・タモリについて。デビューから半世紀にも及ぶこれまでの彼の歴史を、テレビや芸能界自体の変遷と重ね合わせながら、自身もその後継者の一人と目されてきた立場であるいとうせいこうと九龍ジョーが改めて考察していきます。ある意味で"釈迦"の生涯にさえ準えられる極端な転身により、"夜"のアングラ芸人から一躍"昼"の顔になったタモリ。彼は「笑っていいとも」でどんな"笑い"をし、どう振る舞ってきたか。そして「いいとも」以後の令和の時代に、もし彼のような役割を担える人物がいるとしたら、それは誰か。最後にいとうはこれから「テレビ的なもの」が残っていく可能性として、"朝"という時間帯を挙げ....

■番組概要

毎週木曜日 最新話配信

出演:いとうせいこう、九龍ジョー

作家:竹村武司

ディレクター:中内竜也

プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀

※番組内の用語注釈

・02:37【赤塚不二夫】

1935-2008年 漫画家。代表作「天才バカボン」「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」など。タモリはデビュー前、1975年ごろ新宿の酒場などで宴会芸を披露していたところを赤塚にスカウトされ、赤塚の自宅に居候していた。

・02:35【山下洋輔】

1942年生まれ ジャズピアニスト。1972年、山下がコンサート後打ち上げしていた、福岡のホテルの部屋にタモリが乱入し、芸を披露したことから交流が始まる。この出会いが、後にタモリが芸能界デビューするきっかけとなった。

・03:25【タモリライフ研究会】

いとうせいこうが早稲田大学在学中に所属していたサークル。

・03:47【空飛ぶモンティ・パイソン】

イギリスの伝説的なコメディグループ、モンティパイソンによるテレビ番組。日本では1976年から東京12チャンネル(現テレビ東京)で吹替版が放送された。その際、番組のおまけコーナーにタモリが出演、実質的なデビューだと言われている。

・04:06【藤村有弘】

1934-1982年 「インチキ外国語」の芸を得意とした喜劇人。

・04:55【宮永正隆】

音楽評論家、プロデューサー。いとうせいこうの早稲田大学時代の同級生。大学卒業後、集英社に入社し「ちびまる子ちゃん」の編集を担当した。

・05:26【青島幸男】

1932-2006年 作家、作詞家、放送作家、タレントなど様々な分野で活躍。1995年から1999年まで東京都知事を務めた。

・05:35【大橋巨泉】

1934-2016年 音楽評論家、放送作家としてキャリアをスタート。1960〜80年代、司会者として「11PM」「クイズダービー」など多くの人気番組に携わった。

・05:38【前田武彦】

1929年-2011年 タレント、司会者、放送作家。放送作家として「シャボン玉ホリデー」を立ち上げ1960年代ごろからタレント活動が本業となり「夜のヒットスタジオ」の司会を務めた。

・07:01【景山民夫】

1947年-1998年 放送作家として「11PM」「クイズダービー」

「タモリ倶楽部」など数多くの番組を担当。その後、文筆業に