かねりんハウス

#24.【討論】Voicy社長を辞めさせてDAO化せよ?寝言は寝て言ってくれ。

【要約】

「Voicy社長は辞めろ」という衝撃的な提言から始まった今回の対談。

ゲストの上田敏孝氏が語ったのは、トップダウンではなく、コミュニティが主体となる「DAO(自律分散型組織)」という未来の形でした。「株式会社という組織モデルの限界」という彼の視点は鋭く、硬直した組織を変えたいと願う多くの人にとって、可能性を感じさせるものだったかもしれません。しかし、その理想をVoicyという現実に落とし込む段階になると、議論はいくつもの壁に突き当たります。かねりんは「DAOは寝言」と一刀両断し、「評価基準設計の方法」「人気投票のリスク」「悪意ある者による乗っ取り」といった現実的な課題を指摘。上田氏からは「緻密な設計で乗り越える」以上の具体的な回答を引き出すことはできませんでした。成功事例として語られた自身の会社と、不特定多数が参加するVoicyとでは、あまりにも前提条件が異なります。そのギャップを埋めるロジックが提示されなかった点において、今回のプレゼンは説得力を欠いた寝言であったと言わざるを得ません。

とはいえ、今回の対談はDAOという新しい選択肢の輪郭を捉え、その実現のために何が論点となるのかを浮き彫りにした点で、有意義なものでした。これは結論ではなく、あくまで思考のスタート地点。この課題を乗り越える具体的なアイデアが生まれた時、初めてこの議論は次のステージへ進むことになると思います。 

by かねりん

【目次】

(00:00) 過激なテーマ「Voicy社長辞めろ」論争、勃発の経緯

(01:46) かねりん、今回はあえての「Voicy社長擁護派」で参戦

(03:31) 謎のゲスト・上田敏孝氏は何者か?DAOを経営する男

(06:05) 「DAOなんて寝言、まだ言ってるの?」かねりん氏の鋭いツッコミ

(08:45) 上田氏の提案「VoicyをDAOでやれ」その真意を解説

(11:14) 仲良しクラブじゃない!貢献度で権限が決まるDAOの仕組み

(13:40) かねりんの反論「DAO化は、衆愚政治を招くだけ!」

(16:07) 片手間で経営?DAOメンバーのコミットメントと熱量を問う

(20:06) 死ぬ時に後悔しない生き方と組織論。肩書に価値はない?

(23:31) そもそもDAOって何?自動化でもブロックチェーンでもない話

(26:01) もしVoicyがDAOになったら?経営メンバー選挙の驚くべき仕組み

(29:27) 悪意ある乗っ取りも可能?DAOが抱える根本的なリスクとは

(33:07) 「今のVoicyが好き」なリスナーからの厳しい意見にどう答える?

(36:02) 問題は社長個人か組織構造か?株式会社モデルの限界という視点

(40:25) DAOで成功した会社はあるの?実績なき「寝言」なのか

(42:18) かねりんが最も危惧する「少数派が排除される未来」

(47:50) 有名人やインフルエンサーが続々参入で活性化?DAOの意外な可能性

(52:34) 上田氏への直球批判「考えが不安定で浅い!!」

(55:16) なぜ上田氏はDAOにこだわるのか?その根源にある想いとは

(1:02:49) 結局、緒方社長以上にVoicyを舵取りできる人は現れるのか

(1:06:26) 審査基準はブラックボックス?Voicyパーソナリティ選考問題

(1:12:30) 【リスナー審判】かねりんvs上田、今回のディベートの勝者は?

(1:16:51) これは終わりじゃない、始まりだ。セカンドラウンドはあるのか。

【ゲスト】

上田敏孝 氏(株式会社DAO ガバナー)

https://x.com/ToshitakaUeda