ナオト博士の地球のこと知ってる!?

#240 牛がシマウマになった日!縞模様で世界を救う畜産革命

黒毛和牛に白いペンキでシマウマ模様を描くと、吸血バエが半減するという一見バカげた研究が、2025年のイグノーベル賞を受賞しました。しかしこの研究、実は年間2400億円の畜産被害を解決し、殺虫剤に頼らない持続可能な農業への道を切り開く、とんでもなく真面目な科学だったのです。150年前のダーウィンの疑問から始まり、日本の研究者が世界初の実験で証明した、笑えて考えさせられる科学の物語をお届けします。

PLOS One

Cows painted with zebra-like striping can avoid biting fly attack