ナオト博士の地球のこと知ってる!?

#269 インド洋の"重力の穴"、70年目の真実 〜1億4000万年の旅路〜

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インド洋には海面が106メートルも低くなる「重力の穴」がある。1948年の発見以来、誰も解けなかったこの謎を、インドの研究チームがついに解明した。彼らはスーパーコンピューターで1億4000万年前からの地球の歴史を再現し、古代テチス海のプレートが沈み込み、マントルの底で熱い巨大領域を揺さぶり、プルームを発生させるまでの壮大なプロセスを突き止めた。地球が生きているシステムであることを実感させる、時空を超えた科学ミステリー。

Geophysical Research Letters

How the Indian Ocean Geoid Low Was Formed