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4-9月の輸出船契約、35%減も…「安値受注してまで受注を取るとの雰囲気はない」

「4-9月の輸出船契約、35%減も…「安値受注してまで受注を取るとの雰囲気はない」」 日本船舶輸出組合(JSEA)が14日発表した4―9月の輸出船契約実績によると、受注量を示す一般鋼船の契約は前年同期比35・7%減の432万750総トンとなり、2年ぶりにマイナスとなった。隻数は93隻で、62隻減った。ただ、前年同期が同47・8%増と大きく伸びた反動もあり「基調としては悪くない。統計上の一時的なもの」(JSEA)としている。国内造船各社の船台は数年先まで埋まっている状況で「仕事量確保のため、安値受注してまで受注を取るとの雰囲気はない」(同)とみる。