こころメンテナンス

423.苦手な人への反応

誰にでもいる“ちょっと苦手な人”。そんな相手に出会ったとき、あなたはどう反応しますか?
このエピソードを交えながら、“苦手な人”との向き合い方について語ります。

 
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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい、さあ、今日はちょっと私のお話を聞いていただけますか。

吉村:はい。

三上:先日司会業をしていて、最近はやっぱり自分の中で好きなことが本当にできてるな、充実してるな、楽しいなっていう気持ちがすごい満たされてるというか、氣分がすごい良かったんですけど、ちょっと以前ですね、この方とは関わりたくないなっていう人とお会いしたんですね、司会の会場で。

吉村:なるほど。

三上:その時の私がすごい反応したんですよ。

吉村:はい。

三上:何か気持ちの中ですごいドキドキ急にし始めて、ギューっていう感覚でそれがもう気持ちの内面もわかるし、その人にまで伝わるような顔の表情がもう出てた自分にも氣づくぐらい。

吉村:なるほど。

三上:つながってるなっていう風に感じたんですけども、これをどうしたら良かったのかっていう自分がいたんですよ。

吉村:はい。

三上:これ、もう全部出ちゃってるからしょうがないんですけど、これで良かったのか何か対策じゃないですけどアドバイスがあればと思って。

吉村:なるほどですね。

三上:うん。今後もしかしたら、またどっかでお会いする可能性も会場であるのかなと。

吉村:なるほどね。

三上:うんうん。

吉村:まあ、処世術みたいな話なのかなと思ってちょっと今聞いてたんですけど、何が起きたかっていうことに関して言うと、おそらくはその方との以前の関わりが三上さんの中でトラウマみたいになって残っちゃってるってことですよね。

三上:うん。そうですね。

吉村:その潜在意識、人の意識って一枚岩みたいに全部同じ均等な色で染まってるって感じじゃなくて、マーブル模様みたいな感じで色んなものが混ざって存在していて、それの中の表層に出てきてる部分だけが言ってみたら意識にのぼってるわけですよ。

三上:はいはい。

吉村:だから潜在意識の中には今までの色んな記憶だったりとか、その記憶にまつわるその時の感情だったりっていうのが全部格納されてデータベースに入ってるわけですよね。

三上:うん。

吉村:その人に、言ってみたら嫌な思いしたけどしばらく会ってなかったからこの人のことは考えなくていいやっていうことで潜在意識の奥のほうに情報を追いやっていて、表層の意識では全然それが見えてない状態だったから落ち着いた状態で今までいられたわけですよね。

三上:はい、そうです。

吉村:だけど多分その方と実際に鉢合わせしてしまって顔を見たりとかしたら、その人との何か以前の出来事とか全部記憶が手繰り寄せられてきて、思い出した記憶にその時の不快な感情とかが全部くっついてるから、それが全部蘇ってきてしまったっていうことが起きたわけですよね。

三上:はい、そうです。

吉村:これはもうそういう仕組みになってるから、この記憶と感情がリンクした状態のままでここに入ってる限り、また別のところでそのことを思い出すと嫌な氣分になるっていうのは繰り返されてしまうものなんですよね。

三上:そうですね。

吉村:これを多くの人たちはこういうことがあったときに、それを仮面をかぶるみたいなことをして表情に出さないようにしてやり過ごすみたいなことをされてる方が多いと思うんですけど、

その何かネガティブな感情って結構抵抗したりとか隠したりとか無視しようとしたりとか、感情に対する抵抗ですよね。抵抗すると感情が実は強化されちゃうんですよ。

三上:ああ。

吉村:なぜかというと感情を我慢するのって結構しんどいわけですよね。そうすると何かあの嫌な思いをさせられたあの人のせいでこれを我慢するっていう、また嫌な思いをさせられたっていう何かその新たな出来事としてまた情報が追加されてっちゃうんですね。

なのでそういう意味ではね、ちょっと感情出ちゃいましたっていうことは後々また別のトラブルに発展する可能性とかがあるっていうのは事実ではあるけど、

感情を抑え込んで隠して自分のストレスを上げるっていうことをしなかった分、おそらくは少し若干マシになってるんじゃないかとは思うんですよ。

三上:うん。

吉村:あるいは以前の嫌な感じはまだ残ってるけど、新たなそれにプラスしてしんどい思い出がさらに更新されるっていうことは少なかったんじゃないかなと思うんですよ。

ただまた今度そうすると、次はまたこの人といつか関わらなきゃいけない時が出てきた時に、今回のこのことを向こうの人が覚えてて、それでまた新たなトラブルに発展したらどうしようみたいな次の不安の火種がここで着いてるんですよね。

三上:そうですね。

吉村:そういう意味では、やっぱりこれってクリアリングするほうが早いっていうのが一応僕の持論ではあるんですけど、クリアリングって実際何をしてるのかっていったら、要はそういう過去の出来事に関して言うと、

過去の出来事の記憶とそこに付随してる感情のリンクをまず切り離すってことをしてるんですね。その時の出来事と嫌な感覚、感情っていうのを切り離すことができれば、その記憶はちょっと臨場感を失って不鮮明になってくるんですよ。

そうすると、嫌なことをされた相手を許さなければいけないみたいに考えるとしんどいじゃないですか。

三上:しんどいですね。

吉村:だけど嫌なことをされたっていう記憶が薄れてきたら、許すとか許さないとかじゃなくてどうでもよくなってくるっていうのが。

三上:なってくる。

吉村:だから目指すのはそっち方向なんですけど、それをクリアリングっていう方法を使わずにやるってなると、結構内観して瞑想して俯瞰して自分をとらえてそれで自分の中のジャッジをとにかく手放していく。

何事も良くも悪くもないっていうとらえ方に、自分の中の認知を書き換えていくっていうことをする必要があるんですね。

三上:うん。

吉村:それができれば、多分ジャッジが無くなれば何か嫌なことをされたとかっていうのも、その人のしたことが良くないことっていうジャッジがあるから、そのことに対してネガティブな反応になったんだと思うんですよね。

三上:そうだと思います。

吉村:それが別にこの人に悪気があるかどうかとかそういうのじゃなくて、何かただそういうことがありましたと。何かそういうことをしたこの人も、きっと何か未熟なところがあったからそうなったんだろうみたいなね。

この人が悪いことをしたって思うと許すの難しくなるんだけど、あぁ何か未熟だったんだなって。別に未熟であることは別に良くも悪くもなくて、自分にも未熟なところがあるしお互い様だよなみたいな感じのとらえ方ができれば、

おそらくはそんなに怒りとか憤りとかのほうに行かなくて、あぁ何か気の毒な人だなみたいな程度の話にだんだんなっていくんですよね。

三上:そうですね、確かに。

吉村:そこを全部自分の中で認知を書き換えていくっていうことをコツコツやっていければ、クリアリングをするのにかなり近い状態まで持っていくことはできるんじゃないかなとは思いますね。

三上:ありがとうございます。またもしかしたら来月、再来月会う予感がするので、今度はそれで自分の反応を見てみたいと思います