「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
今日は「にがい顔」や「どや顔」など、いろいろな「顔」を使った日本語をご紹介します。ここで言う「顔」は、にがいものを食べたときの顔ではありません。ある気持ちを表す顔のことです。意味がわかると、友だちの表情にも、ちょっと注目したくなるかもしれませんよ!
こんにちは。今日は9月29日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
では、まず「にがい顔」です。これは「いやな気持ち」を表している顔を言います。たとえば、「テストの結果を見て、にがい顔をした」というふうに使います。これは、点数がわるくて、がっかりしたような、悲しいような表情になったという意味です。コーヒーを飲んだときのようなにがい味ではなく、にがい気持ちを表しているような感じですね。
次は「真顔」です。「真面目な顔」や「表情がない顔」のことです。たとえば「先生は、真顔になって話を始めた」は、「先生が真面目な顔で、大切な話を始めた」という意味です。真顔になることで、「これは大事な話だな」とわかります。
3つ目は「涼しい顔」です。これは、本当は大変なのに、大変じゃないふりをしている顔のことです。たとえば、「たくさん仕事があるのに、同僚は涼しい顔でコーヒーを飲んでいた」というと、大変なはずなのに、ゆっくりと穏やかにコーヒーを飲んでいたという意味になります。と、説明しましたが、実は本当の意味は少しちがいます。辞書にのっている「涼しい顔」は、「まわりが大変でも、自分には関係ないと思っている顔」という意味です。この意味を知っている人は少なく、私も知りませんでした。多くの日本人が、「本当は大変なのに、大変じゃないふりをしている顔」として覚えています。
最後は「どや顔」です。これは、自分はすごい!と思ったときや自慢しているときの顔です。昔からある言葉ではなく、20年くらい前から使われるようになりました。「ゲームで勝って、どや顔になった」というと、「私すごいでしょう?」というような顔をしたという意味です。
今日は「にがい顔」「真顔」「涼しい顔」「どや顔」についてお話ししました。顔の表情だけで、いろいろな気持ちが伝わって、おもしろいですね。もしかしたら、みなさんも知らないうちに「どや顔」になっているかもしれませんよ。
では、ここで問題です!
日本人のほとんどの人が使っている「涼しい顔」の意味は、どれですか?
1. 本当は大変なのに、大変じゃないふりをしている顔
2. まわりが大変でも、自分には関係ないと思っている顔
3. 涼しいところで、気持ちよさそうにしている顔
もう一度、問題を言います。答えは「1. 本当は大変なのに、大変じゃないふりをしている顔」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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#日本語 #聴解 #japanesepodcast
Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée29 septembre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- Saison1
- Épisode456
- ClassificationTous publics