「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
今日は「わざと」と「わざわざ」のちがいについて説明していきます。とてもよく似ている言葉ですが、使い方にはちがいがあります。今日は、この2つの言葉をやさしい日本語でわかりやすく説明していきます。
こんにちは。今日は9月30日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「わざと」です。「わざと」は、意識して、ある目的のために何かをすることです。たとえば、子どもの宿題について「わざと手伝わなかった」というときは、子どもの成長のために、手伝わないという選択をしたという意味になります。
しかし、「わざと」は、ほとんどの場合、しなくてもいいことや、わるいことに使われます。たとえば、「わざと友だちのじゃまをした」というときは、本当はじゃまをする必要がないのに、自分の意思でそうしたという意味になります。
次は「わざわざ」です。「わざわざ」は、あることのために、特別に何かをすることです。たとえば、「わざわざおみやげを買ってきてくれて、ありがとう」というと、時間やお金を使っておみやげを買ってきてくれたことに、感謝していることがわかります。
しかし、言い方に気をつけないと、「わざわざ」は相手の気分をわるくする言葉にもなります。たとえば、「わざわざ雨の中、来なくていいのに」と低い声でいやそうなに言うと、相手の気分をわるくさせてしまいます。また、「わざわざ」はふつう、自分の行動には使いません。「わざわざ雨の中、来ました」とは、言いません。
では、似ている文でちがいを比べてみましょう。「わざと席を変えた」と「わざわざ席を変えてくれた」です。
「わざと席を変えた」は、たとえば誰かのじゃまをするためなど、よくない目的があって席を変えたように聞こえます。一方、「わざわざ席を変えてくれた」は、誰かのために、親切な気持ちで席を変えたように聞こえます。
「わざと」は、何か目的があってする行動で、特にわるいことに使われることが多いです。「わざわざ」は、相手のために時間やエネルギーを使って行動したことを表します。
今日は「わざと」と「わざわざ」のちがいをご紹介しました。とてもよく似ていますが、日本人が使っているところをよく聞いて、よく読んで、そして使いながら覚えていきましょう。
では、ここで問題です!
「わざと本を落とした」と言うのは、どういうことでしょうか?
1. 感謝を伝えるために落とした
2. 手がすべって、本を落とした
3. 落とそうと思って、落とした
もう一度、問題を言います。答えは「3. 落とそうと思って、落とした」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
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Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée30 septembre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- ClassificationTous publics