「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
今日は、「やっと」と「ついに」のちがいについて説明します。どちらも「長い時間のあとに起こること」に使う言葉ですが、使い方にはちがいがあります。今日は、この二つの言葉を、やさしい日本語でわかりやすくご紹介していきます。
こんにちは。今日は10月7日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「やっと」です。「やっと」は、長い時間かかって、大変だったことや努力してきたことが、できたときに使います。そこには安心した気持ちが含まれています。たとえば、「やっと日本語が話せるようになった」は、「たくさん勉強して、がんばって、それから話せるようになった」という意味です。「やっと間に合った」も同じです。「電車に遅れそうだったけど、走って走って、間に合った!」というときに、安心した気持ちを表せます。
次は「ついに」です。「ついに」も長い時間のあとで使いますが、感動している気持ちが入ります。「やっと」は大変だったことに使いますが、「ついに」は大変だったときにも、大変ではなかったときにも使えます。たとえば、「ついに新しいゲームが発売された」は、ずっと楽しみにしていて、その日が来た!といううれしい気持ちです。また、「ついに友だちは来なかった」という文もできます。これは、ずっと待っていたけれど、残念なことに来なかったという意味です。「ついに」は、うれしいことにも残念なことにも使えます。
では、同じ文でくらべてみましょう。初めて日本の空港に到着したとき、「やっと日本に来た!」と「ついに日本に来た!」は、どのようにちがうのでしょうか?
「やっと日本に来た!」は、「ずっと日本に来たくて、何年も貯金して、がんばって来た」というような感じで、これまでの努力がよくわかります。
「ついに日本に来た!」は、努力したかどうかには注目していません。いま日本にいることにとても感動している様子が伝わってきます。
どちらも、長い時間が経ったあとのうれしい気持ちを表しますが、「やっと」は努力してがんばった気持ちが強く、「ついに」は結果について感動する気持ちが強いです。
今日は、「やっと」と「ついに」のちがいについてお話ししました。意味はほとんど同じですが、このちがいを知っておくと、もっと自然に使えるようになります。ぜひ、これからは意味をしっかり理解しながら、使ってみてくださいね。
では、ここで問題です!
「やっと」はどんな気持ちのときに使いますか?
1. 感動しているとき
2. 努力してがんばったとき
3. 残念な気持ちのとき
もう一度、問題を言います。答えは「2. 努力してがんばったとき」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée7 octobre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- Saison1
- Épisode464
- ClassificationTous publics