「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
みなさん、日本語には、数字を使ったおもしろい表現がたくさんあります。今日は「五(ご)」を使った日本語の表現を4つご紹介します。「四の五の言う」「五本の指に入る」「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」「一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂(たましい)」。一体、どんな意味なのでしょうか?意味や使い方を楽しく学んでいきましょう。
こんにちは。今日は10月12日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まず1つ目は、「四の五の言う(しのごのいう)」です。これは、「いろいろと文句を言うこと」、「不平や不満を言うこと」を意味します。たとえば、「四の五の言わずに、やってみよう!」というと、「文句を言わないで、まずはやってみよう」という意味になります。
2つ目は、「五本の指に入る」です。これは、「とても上手」、「とてもすぐれている」という意味です。たくさんの人の中から、5人だけが選ばれるというすごいことです。たとえば、「この料理人は、日本で五本の指に入ります」と言うと、日本の中でもとても料理が上手な人、という意味になります。
3つ目は、「五十歩百歩」です。これは、「ちがうように見えても、実はあまりちがわない」という意味です。「歩」は歩くときの数え方で、「五十歩」は50歩くこと、「百歩」は100歩くことです。たとえば、「5分遅刻したの?遅刻はだめだよ」と言っている本人が、実は3分遅刻していたら、この2人は五十歩百歩と言えます。どちらも遅刻したことには、変わりません。この「五十歩百歩」は、中国の昔の話が元になっています。戦いで50歩逃げた人が、100歩逃げた人を笑いました。でも、どちらも逃げたという意味では同じです。
最後は、「一寸の虫にも五分の魂」です。これは、「小さくて弱いものでも、心があるので、軽く考えてはいけない」という意味です。「一寸(いっすん)」は昔の長さの単位で、今の約3センチのことです。「五分」は半分という意味です。「魂」は体とは別にある心のエネルギーのようなものです。とても小さな虫でも、魂を持っているということですね。たとえば、「小さな会社だけど、一寸の虫にも五分の魂。最後までがんばる」というと、小さな会社でも強い気持ちがあるので、あきらめずにがんばるという意味になります。
今日は、「五」を使った日本語の表現を4つご紹介しました。「四の五の言う」「五本の指に入る」「五十歩百歩」「一寸の虫にも五分の魂」。わかるともっと日本語が楽しくなりますね。ぜひ使ってみてください。
では、ここで問題です!
「四の五の言わずに手伝って!」と言われたとき、どうするのが一番いいですか?
1. 質問してから手伝う
2. 何も言わずに手伝う
3. 手伝わない
もう一度、問題を言います。答えは「2. 何も言わずに手伝う」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉
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Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée12 octobre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- ClassificationTous publics