「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
今日は「体験」と「経験」のちがいについてお話しします。とてもよく似ているこの2つの言葉ですが、みなさんは、どんなときに「体験」を使って、どんなときに「経験」を使っていますか?今日は、この「体験」と「経験」のちがいや使い方を、やさしい日本語でわかりやすく説明していきます。このポッドキャストで、しっかり理解していきましょう。
こんにちは。今日は10月14日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「体験」です。「体験」は、特別なことをやってみることです。たとえば、「日本で、着物を着る体験をした」というと、日本に旅行したときに、特別に着物を着てみたという意味になります。日常生活ではあまりしないようなことに使います。他にも、「空手の体験レッスンを受けました」「茶道を体験しました」などと使います。
次に、「経験」です。「経験」は、実際にやったことや知ったことです。そして、それが知識になり、自分の力になります。たとえば、「日本で働いた経験があります」というと、日本で何か月か、あるいは何年か仕事をしたことがあるという意味です。仕事や勉強など、長くやってきたことに使うことが多いです。たとえば、「この仕事は、経験が必要です」というと、その仕事には知識や技術が必要だという意味になります。また、経験をたくさんしてきたことを、「経験を積(つ)む」や「経験を重(かさ)ねる」と言います。くり返しやってきたことを表す言葉です。
それでは、同じ文で比べてみましょう。「日本で、そば打ちの体験をした」と「日本で、そば打ちの経験がある」です。この2つのちがいは何でしょうか?そば打ちとは、そばを作ることです。
「そば打ちの体験をした」は、旅行のときなどに、一度だけそばを作ったという特別なことをした印象があります。
次に、「そば打ちの経験がある」は、たとえば、家で何回もそばを作ったり、そばの作り方を習っていたりするかもしれません。
どちらも「やったことがある」という意味ですが、「体験」は短くて特別なこと、「経験」は、あとで知識や技術として残るようなことに使います。
今日は、「体験」と「経験」のちがいについてお話ししました。よく似ている言葉ですが、使い方を知っていると、もっと自然な日本語になります。ぜひ、使ってみてください。
では、ここで問題です!
「体験」の使い方として、一番正しいのはどれでしょうか?
1. 料理の仕事をしていた体験があります。
2. 初めてのスキーを体験しました。
3. 毎日、日本語を体験しています。
もう一度、問題を言います。答えは「2. 初めてのスキーを体験しました。」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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#日本語 #聴解 #japanesepodcast
Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée14 octobre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- Saison1
- Épisode471
- ClassificationTous publics