🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸477: 「耳に入れる」「耳に入る」など、“耳に”を使った日本語表現6つ!〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

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【台本/Script】

「耳」を使った表現、みなさんはどのくらい知っていますか?実は、とてもたくさんあります。今日はその中から、「耳に」を使った表現をご紹介します。「知る」「気になる」など、いろいろな意味を表すことができますよ。

こんにちは。今日は10月20日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

まず1つ目は「耳に入れる」です。これは、「情報を伝える」「知らせる」という意味です。たとえば、「あとで部長の耳に入れておきます」と言うと、「あとで部長に伝えます」という意味になります。

これと少し似ているのが、「耳に入る」です。「聞こうと思っていなくても、話や音が自然に聞こえてくること」を言います。たとえば、「そのニュースは、たまたま耳に入った」というと、「自分から調べたわけではないけれど、聞こえてきて、知った」ということです。

3つ目は「耳にする」です。これは、「聞く」「聞いたことがある」という意味です。たとえば、「その名前はよく耳にします」は、「その名前をよく聞くことがある」「その人の話題についててよく聞く」という意味になります。

4つ目は「耳につく」です。これは、「音や言葉が気になって、ずっと頭の中にある」という意味です。普通は、いやな意味で使います。たとえば、「外の音が耳について眠れませんでした」というと、外の音が気になって、眠れなかったということです。また、誰かに言われたことについても使います。たとえば、「先生の言葉が耳につく」というと、先生が言ったことが気になって、いやな気持ちになったという意味です。

5つ目は「耳に残る」です。これは、「聞いた音や言葉が、印象に残る」という意味です。たとえば、「あの人の歌う声は、今でも耳に残っています」というと、「とても印象に残っていて、忘れられない」という意味になります。良い意味でも、わるい意味でも使えます。

最後は「耳にたこができる」です。これは、「何回も同じことを言われて、いやな気分になる」という意味です。たとえば、「お母さんに、勉強しなさいと毎日言われて、耳にたこができそう」と言います。何回も言われて、「もういやだ」という気持ちがわかります。ここでの「たこ」は、食べ物のたこではありません。手や足など、同じ部分をくり返し使って、皮ふがかたくなった部分のことを「たこ」と言います。

今日は「耳に」を使った日本語の表現をご紹介しました。どれも、日常会話やドラマなどにも出てくる表現です。意味を知っていると、より深く日本語がわかりますね。

では、ここで問題です!

「同僚が会社を辞めるらしいと耳に入りました」の「耳に入りました」はどんな意味ですか?

1. 同僚から直接聞いた

2. 誰かが話しているときに、偶然聞いた

3. 会社の人に教えてあげた

もう一度、問題を言います。答えは「2. 誰かが話しているときに、偶然聞いた」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉

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