🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸485:「話す」と「語(かた)る」のちがい〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

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【台本/Script】

🌸485:「話す」と「語(かた)る」のちがい〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

みなさんは、「話す」と「語る」のちがいがわかりますか?どちらも「言葉で伝える」という意味ですが、この2つにはちがいがあります。今日は、「話す」と「語る」のちがいを、やさしい日本語で説明していきます。いつも「話す」ばかり使っている人は、「語る」も使えるようになりましょう。

こんにちは。今日は10月28日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

まずは「話す」です。「話す」は、日常の会話のときに使います。たとえば、「先生が学生に話す」「友だちと話す」「店の人と話す」などです。

では、「語る」はどうでしょうか?「語る」は、自分の意見や気持ちを入れて、相手に伝えるときに使います。「話す」よりも少し強い表現です。たとえば、「将来、日本で働きたいという夢を語りました」と言うと、日本で働きたいという強い気持ちを言葉にして伝えたという意味になります。また、「歴史を語る」と言えば、今までの出来事だけではなく、自分の考えや気持ちも含めて話すという意味になります。

「背中で語る」という表現もあります。この場合は、言葉ではなく、態度で考えや気持ちを伝えます。たとえば、「父が背中で語る」というときは、父が一生懸命働いている樣子から、「がんばることが大切だ」と伝えようとしているかもしれません。

それでは、同じ文で比べてみましょう。「日本の文化について話しました」と「日本の文化について語りました」。この2つのちがいは何でしょうか?

まず、「日本の文化について話しました」は、普通の言い方です。たとえば、先生が生徒に日本の文化を紹介するときや、友達と会話をするときに使います。「日本の文化にはどんなものがあるのか」などの情報を伝えます。

次に、「日本の文化について語りました」は、少し特別な言い方です。自分の考えや気持ちを入れて、しっかり伝えるときに使います。たとえば、日本の文化の良いところやわるいところ、これから日本はどうすべきかなどについてです。

今日は、「話す」と「語る」のちがいについてご紹介しました。普通の会話には「話す」、気持ちや意見をしっかり伝えるときには「語る」を使います。ぜひ、みなさんも日本語で自分の考えや思いを語ってみてくださいね。

では、ここで問題です!

「語る」を使うのに、いちばんいい場面はどれですか?

1. スーパーで店員さんと値段の話をするとき

2. 友だちと天気の話をするとき

3. 自分の人生について真剣に話すとき

もう一度、問題を言います。答えは「3. 自分の人生について真剣に話すとき」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉

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