#23「AI時代の新資本主義について」
◽️主なトピック
田中さんの職歴について/実際の外資系の業務について/社内に長く残った理由/外資系の会社を去る人間の特徴は?/ストイックでいるための秘訣/非合理な人生選択をする意味とは/影響力と権力の関係性/今後やっていきたいこと/ビジネスでやってみたい事業/GSから見た資産の展望とは/金融事業者から見た世界の状況とは/人間世界においてのメタバースとは/経済の未来について/今後生きていくために一番必要な力/自身の身体について/今後選ぶべきキャリア/日本経済の方向性について/田中さんから投資家としてのアドバイス
◽️コメント
今回の宇宙会議は、元ゴールドマン・サックスで投資部門を担い、再生・不良債権・未上場株・不動産まで“割安を拾う”現場で17年戦ってきた田中渓さんを迎え、〈金融のリアル×発信力×日本の次の成長戦略〉を横断的に掘りました。要点は三つ。第一に、投資の本質は「安く買う」に尽きる――恐怖で歪んだ局面(銀行がやりたがらない案件、スキャンダルで資金が止まった優良ビジネス)こそ最大のアービトラージで、価値向上やマクロ期待より“人間の感情の歪み”を読み解く知性が効く。ホームランよりも一塁打を積み上げる継続力、現場では若手でも“当たり前を言い続ける”誠実さが効いた。第二に、長期で生き残る術は「仕組み化」と「発信力」。意思は最も当てにならない前提で、学習・運動・仕事を歯磨き化し、誘惑から距離を置く設計で自律を担保する一方、影響力は無形の資産=準通貨として貯めるべきだ――日記やナレッジを記録・公開し、泡(フィルターバブル)の外へ出て“ブリッジする人”になることが、案件・機会・資本を引き寄せる最短路になる。第三に、日本の成長戦略。円の弱体化と輸入超過、家計の外貨・外株シフトが進む現実を直視し、強み(安心・安全・低メンテ・長寿命の設計思想、ロボティクス、超高齢社会の課題解決力、アニメ/ゲーム等の文化資産)に政策資源を集中――IPの輸出設計(制作委員会の見直しやGP/LP型の資金循環)、減税・規制改革で“外需を取る”産業を太らせるべきだと提言。政治や経済は最終的に“共感ドリブン”で動く以上、個人も企業も発信と物語の設計が不可欠。SNSはすでに主戦場であり、リアルは補助線――メタバースは外部装置ではなく“人間が元々持つ共同幻想の拡張”である、という視点も共有しました。結論として、これからの個人戦略は〈人的資本→社会資本→金融資本〉に影響力を横串しつつ、AI/ロボティクス/宇宙など“実装の最前線”に触れ、身体性(健康・競技)で土台を強化する二刀流。国家戦略は“日本がすでに勝っている領域”に資本と制度を寄せ、共感資本を味方につけて輸出を取りにいく――金融とエンタメのあわいから見えた、実装と物語の二重らせんこそが、次の豊かさの条件だと整理しました。
【プロフィール】起業家・発明家。
人類が宇宙空間と仮想空間で暮らせる未来を目指しています。宇宙ステーション、宇宙ロボット、宇宙シミュレーション(デジタルツイン)の研究開発を行なっています。早大 → ITで起業 → 20代で上場 → 年商200億円 → 宇宙で起業。著書30万部ベストセラーを記録。
新著「ゆるストイック」発売中https://amzn.asia/d/jfc0GjT
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Informações
- Podcast
- FrequênciaSemanal
- Publicado25 de outubro de 2025 às 11:00 UTC
- Duração1h27min
- ClassificaçãoLivre
