ブックカタリスト

goryugo

面白かった本について語るポッドキャスト&ニュースレターです。1冊の本が触媒となって、そこからどんどん「面白い本」が増えていく。そんな本の楽しみ方を考えていきます。 bookcatalyst.substack.com

  1. 21 THG 10

    BC125『とっぱらう 自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』

    今回は倉下が 『とっぱらう 自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』を紹介しました。 コテコテの自己啓発感のあるタイトルですが、内容はもっとずっと身近で、役立つ考え方が提示されています。 書誌情報 * タイトル&出版日 * 『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』 2025/6/18 * 『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』 2019/6/20 * 原題 「MAKE TIME How to focus on what matters every day」 * 著者 * ジェイク・ナップ&ジョン・ゼラツキー * 翻訳 * 櫻井祐子 * 出版社 * ダイヤモンド社 * 目次 * ■INTRODOCTION――これが「時間オタク」の全技術だ * ■Highlight/ハイライト * ■Laser/レーザー * ■Charge/チャージ * ■Tuning/チューニング * ■「いつか」を今日にする 概要 本書は大きく二つの層で話が展開されます。 一つは、「自分にとって大事なことをする時間をもっとつくる」ためのシステムの解説。もう一つは、それぞれの文脈で展開される個々のテクニック。後者はいわゆる「ライフハック本」の内容と重なるものが多いですし、既知のものもたくさんあるかもしれません。 というわけで、今回は前者の「システム」に注目しました。もう少し言えば、そのようなシステムをいかに構築するのかというアプローチです。 ライフハックを料理のレシピだと考えれば、レシピ本を買ってきてそこにあるレシピを一気に習得しようとする人はいないでしょう。何か気になるレシピを一つ選び、実際につくってみる。その結果を確かめて、次回つくるときにちょっと変えてみる。そういう繰り返しで、少しずつレシピのバリエーションを増やしていくと思います。 本書で提示されるたくさんの戦術も同様だと著者らは述べます。何か一つを選び、実際に試してみて、その結果を踏まえて、また試す。それを繰り返すことで、少しずつ自分が使える戦術のレパートリーを増やすのがよいのだと提示されます。 私もまったく同意見です。そのテーマで自分でも一冊本を書きたいくらいです(『ロギング仕事術』はそういう側面を少し持っています)。 そう考えると、著者らは面白い仕事をしたことになります。 一方では、バラバラに散らばっているライフハック的なテクニックを、「自分にとって大事なことをする時間をもっとつくる」という大きなシステムの下位要素に位置づけました。雑多なテクニックが乱雑に並んでいるのではなく、大きな文脈のもとで統制した形です。 もう一方では、そうした個々の戦術を体系立ててまとめることまではしませんでした。提示したのは、大きな枠組みがどうあるのか、という点だけであって、具体的な戦術レベルまでの規定はせず、著者らが言うように「何かを選んで、試す」というアプローチが採用できるようになったのです。 この点は、たとえばGTDというメソッドが、下位要素のどれか一つだけを選んで試してみたらいい、という促し方をされない点と対比的に感じられます。 別の言い方をすれば、「メイクタイム」システムの発想は、細部まで体系だった構造を作ったというよりは、大きな枠組みだけを提供する「ライフハックのプラットフォーム」づくりだったと言えるかもしれません。 実に面白い仕事ですね。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    58 phút
  2. 7 THG 10

    BC124『ランニングする前に読む本』

    面白かった本について語るPodcast、ブックカタリスト。 今回は、ごりゅごの「運動の神話シリーズ」です。 『ランニングする前に読む本』という名前の、スロージョギングの利点や、その具体的な方法などについて語りつつ、最終的に「フルマラソンでサブスリー(3時間未満のタイム)」を目指す本。 といっても、ごりゅごは今のところフルマラソンを走ろうなんてことは微塵も考えていないし、そもそも長距離のレース、というのもにはまったく興味はありません。 あくまでも視点は「いかに楽に健康で健全な肉体と精神を手に入れるか」というもの。(これは、今までのシリーズすべてで共通の考え) また、今回のポイントは「読み終えた直後」じゃなくて、100日以上きちんとスロージョギングを継続し、その上で得られた知見を語ったことなのではないかな、と思っています。(100日以上前からやっているけど、毎日走った、というわけではない。ある時期からは2日に1回で安定) 当然発見はとにかくたくさんあって、自分自身の「長距離走の走り方」というのはすごくイメージが変わったし、「3ヶ月でここまで伸びるのか」と本当に心の底から驚くレベルで「進歩」したりもしました。 BC101 『プリズナー・トレーニング』と、今回のスロージョギング。この2つで「現代の都市生活を送る人類が達成すべて着運動基準」をクリアできて、どっちも「大して辛くないのに成果が見えやすい」という観点で、とてもオススメです。 こういうのはやっぱ「いかに頑張らずに楽しむか」 これさえできれば、継続は簡単にできるのではないかと思います。 今回紹介した書籍のリンクなどははこちらから→📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 4 phút
  3. 23 THG 9

    BC123『「書くこと」の哲学』

    今回は佐々木敦さんの『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』を倉下が紹介しました。 さまざまな「技術」を学ぶ前に、触れておいた方がよい話がたくさん織り込まれています。 書誌情報 * 著者 * 佐々木敦 * 日本の映画評論家・音楽評論家・文芸評論家・時事評論家、小説家。雑誌編集者。 * 出版社/レーベル * 講談社/講談社現代新書 * 出版日 * 2025/6/19 * 目次 * 第一部 「書けなさ」から脱出するためのマインドセット/マインドハック * 第一講 日本語を「外国語」として学びなおすこと * 第二講 「ことばにできないもの」はどこにあるのか? * 第三講 書いてはならない? * 第四講 上手な文章、下手な文章 * 第五講 ことばの多様性 * 第六講 ロジックとレトリック * 第七講 話し言葉と書き言葉 * 第八講 反射神経について * 第九講 スローライティング * 第十講 ことばと思考 * 第二部 書き終えるまで * 第十一講 書き始めるまえに * 第十二講 書き始めるために * 第十三講 書き進めるために * 第十四講 書き続けるために * 第十五講 書き終えるために * 第十六講 書き終えたあとに * 補講一 人称について * 補講二 外国語について * 「書くこと」の倫理について──あとがきを兼ねた補講三 生成AI時代の「書く」 「あなたが書けないのはこれが理由です。この方法を使えばその理由が解消されて、あっという間に書けるようになります!」 と謳うノウハウ書は、たいへんありがたみを感じるものの、実際的な"効能"は限定的です。なぜなら「書けなさ」の多様性がまるっと無視されているから。 本書を読めば、一口に「書けない」といってもさまざまな状態があり、またさまざまな解釈がありえることがわかります。一言で言い表せない様態がある。それは、個々の人間が身体=歴史を持つ固有の存在だからでしょう。単純に言えば、ひとそれぞれなわけです。 たった一つの方法で「問題」を一刀両断する態度が、人の多様性をも一刀両断するのだとすれば、たった一つの書き方が正しいとする態度もまた、人の多様性を損ないかねません。 しかし、まさに現代はそのような態度の存在感が増している時代でもあるでしょう。それはここ数年で突然出てきた傾向ではなく、ある時期以降にじわじわと広がってきた傾向が生成AIの登場と共に急激に閾値を超えた現象だと感じられます。 なにせ今はもう「わかりやすい文章を書くためのわかりやすい方法」すら必要ありません。単に依頼して書いてもらえばいいのです。そこには「書けないこと」への悩みや葛藤など皆無です。とてもなめらか(スムーズ&スマート)な環境が広がっています。画一性の静寂。 2025年において、自分の手で文章を書くこと──それは生成AIの手助けを全否定することを意味しません──の意義は、そうした「なめらかさ」への抵抗だと考えることができるかもしれません。 いかに凸凹を生み出すのか、あるいは育むのか。 それを考えたいのです。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 14 phút
  4. BC122『私たちの戦争社会学入門』

    9 THG 9

    BC122『私たちの戦争社会学入門』

    面白かった本について語るPodcast、ブックカタリスト。 今回は、ごりゅごのブックカタリストで紹介する本の中での「社会派」枠と言える本です。 近いところだと、以下の2つなんかが自分的に「同じ枠」だと言えるもの。 * BC114『イスラームからお金を考える』 - by goryugo - ブックカタリスト * BC107 『結婚の社会学』 - by goryugo - ブックカタリスト 自分の場合この他に主なジャンルとして「健康・運動系」だとか「音楽系」「脳科学・心理学系」「進化人類学系」「哲学の入門的なもの」あたりがあげられるかな。 なんだかんだと、自分の紹介した本で言えば50冊以上を整理してみると、ほとんどの本がなんらかの場所に配置できる。 だいたいどれも「似たようなもの」になってくる。 決して狙っているわけじゃないんだけど、やっぱり続けているとこうやって傾向が見えてくるというのが、個人的にもとてもおもしろいところだな、と思います。 さらに言うと、最近は脳科学・心理学だとか、進化人類学系は、読む頻度も、紹介する頻度も減っていることに気がついたりもしました。 こういう緩やかな変化なんかも、少しずつでも「続けていること」から見つけられることなんじゃないのかな、なんてことも思った次第です。 今回紹介した書籍のリンクなどははこちらから→📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 10 phút
  5. 26 THG 8

    ゲスト回BC121 五藤晴菜さんと『書いて考える技術』

    今回はゲスト回です。ごりゅごさんのパートナーである五藤晴菜さんの『書いて考える技術』について語りました。 本の概要 詳細は販売ページをご覧ください。 目次 * はじめに:手を動かすことからしか、考えは始まらない * 書くこととは * 書くことは、思考のトレーニング * なぜタイピングではなく、手書きなのか? * 学校では教えてくれなかった「考えるための書き方」 * ただ写すだけのメモは思考停止を招く * 書いて考える力は、「少なく書くこと」で養われる * 不完全なノートが思考と記憶を深める * 手続き的記憶と「体で覚える」理解の深さ * 集中力ではなく、選択力の時代へ * 書いて考える技術は、一生使えるスキル * きれいに書くことよりも大切なこと * 【コラム】どうしてデジタルノートからアナログノートに戻ったのか? * 書いて考える技術【基本編】 * 「分ける」技術 * 要素を明確に分ける * 「分ける」ことで思考がスムーズに進む * 「つなぐ」技術 * 頭の中を整理する3つの記号 * 書いて考える力を強化する * 「強調する」技術 * 強調のための3つのテクニック * 俯瞰して考える力を鍛える方法 * 「囲む」技術 * 3つの「囲む」方法で情報を整理 * 囲むことで自分の考えをより深める * 【コラム】1枚の手書きメモからスタートした連載 * 書いて考える技術【実践編】 * 書き出しがスムーズになる「フォーマット思考」 * 読書メモのフォーマットと運用法 * 手書きメモの電子化手順 * これまでの読書メモフォーマットは? * 『いつか』を行動に変えるノート術 * 【コラム】ノートを開くと、やる気が動き出す 大きく三つのブロックに分かれています。 最初のブロックでは、手を動かして書くことと思考の関係が論じられています。次のブロックでは、基本編として4つの書く技術が紹介されます。本書の中核をなすブロックです。最後のブロックでは、実践編として「フォーマット」の利用が提案されます。 倉下にとっての読みどころは、「書いて考える技術【基本編】」で、拙著『思考を耕すノートのつくり方』の「記述の仕方いろいろ」の内容との呼応を感じました。拙著ではざっくり書いた部分が本書ではより詳細に展開されています。 その意味で、本書はノートの書き方の幅を拡げるのに参考になりそうです。 分けること ちなみに、本の内容を三つのブロックに分けることも「分ける」技術です。それぞれのブロックに見出しを立てて分けることも同様です。知的生産のあらゆる場面でこの「分ける」ことは出てきます。 もっと言えば、ある内容を「一冊の本」としてまとめることも、「分ける」ことです。 まとめること=分けること?  不思議な感じがしますよね。でも、この二つは同じことを裏返しに表現しただけなのです。だから、分けることに慣れるとまとめることがうまくなり、まとめることがうまくなると分けることもうまくなります。 そういう話もどこかでまとめようと思います。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 2 phút
  6. 12 THG 8

    BC120 2025年上半期の振り返り

    今回は、普段アフタートークで話しているような「読んだ本の紹介」です。 2025年の1月から6月までの間に読んだ本の中で、「これ!」という印象は残りつつも、本編では紹介できなかった本を挙げています。 実際にどんな本を挙げているのかは本編をお聴きください。 振り返りの面白さ さて、読み終えた本を再読することの重要性はよく言われますが、それと同じくらいに大切だと思うのが「読んできた本」の振り返りです。一冊の本の内容を振り返るのではなく、「自分はこれまでどんな本を読んできたのか」を振り返るのです。 そうすると、自分がどんなことに興味を持っているのか、その興味がどのように移り変わっているのか(あるいは変わっていないのか)が見えてきます。自分自身についての理解が進むのです。 「いや、どんなことに興味を持っているのかなんて自明でしょ」 と思われるかもしれません。たしかに行動を自己の管理下に完全に置いているならば、そうかもしれません。しかし、ちょっと気になったからとか、誰かに勧められたからとか、気まぐれで、という感じで行動を開いていると話が変わってきます。 自分が理解している「自分はこれに興味を持っている」という領域の外に出ていけるのです。 そうした領域外の探索によって、自分が知らなかった自分について知ることができます。それ自身が一つの知的な活動といえるでしょう。 その際に重要なのが、後から振り返ることです。 目新しい情報に触れたときは、わりと興奮するものです。目新しさ自体が一つの価値を持つからです。でも、長続きするとは限りません。むしろ大半のものは時間とともに消沈していくでしょう。でも、ある一定の期間で見たときに、断続的ながらず〜〜〜と気になっている話題が見つかることがあります。「何かしらんけど、俺ず〜〜とこれに関する話題を追いかけているな」というような。 それが「テーマ」でしょう。 そうしたテーマが見いだせると、意味が生成しやすくなります。意義と言い換えてもいいです。 個人的にはそうしたものが見いだせていると、虚無に引きずり込まれるのを回避できると考えております。 ですので、皆さんも定期的に自分の活動を振り返り、そこに潜んでいるかもしれないテーマを探り出してみてください。そのために、「記録すること」はめっちゃ役立ちます。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 6 phút
  7. 29 THG 7

    BC119『ゼロからの読書教室』から考える「本の読み方」

    今回は倉下が『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』を紹介しながら、本を読むことについて考えてみました。 書誌情報 * 著者:読書猿 * 『独学大全』は第二回で紹介しております * 出版日:2025/5/23 * 出版社:NHK出版 * 目次: * 第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと * 第1回 全部読まなくてもいい * 第2回 はじめから読まなくてもいい * 第3回 最後まで読まなくてもいい * 第4回 途中から読んでもいい * 第5回 いくつ質問してもいい * 第6回 すべてを理解できなくてもいい * 第7回 いろんな速さで読んでいい * 第8回 本の速さに合わせてもいい * 第9回 経験を超えてもいい * 第10回 小説なんて読まなくていい * 第11回 物語と距離をおいていい * 第12回 小説はなんでもありでいい * 第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと * 第13回 いろんな本を知ろう * 第14回 本の海「図書館」へ行こう * 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう * 第16回 百科事典から始めよう * 第17回 百科事典を使いこなそう * 第18回 書誌はすごい道具 * 第19回 書誌を使ってみよう * 第20回 件名を使いこなそう * 第21回 上位概念を考えよう * 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう * 第23回 青空文庫に浸ろう * 第24回 デジコレにもぐろう *本書は「基礎英語レベル1」の連載「中学生からの本となかよくなる方法」を加筆修正したものです。 多様な読書の方法 私たちはいろいろなことを学校を通して学ぶわけですが、多くの場合、 * 具体的なレベルでの「方法」は学ばない * 提示された方法があるなら、それ以外は認められない という二つの傾向を持ちます。そして、その出会いがミスマッチなら、その後の人生にも影響を与えます。 たとえば、学校の「音楽の授業」が合わなくても、音楽的活動は好きかもしれません。でも、音楽の授業が嫌いだったから、自分は音楽が嫌いなんだ、と思ってしまうかもしれません。悲しいすれ違いです。 私の経験から言って、体育や美術の授業がそうでした。ぜんぜんそれらの活動が好きになれないまま卒業し、大人になってから出会い直して好きになりました。 読書感想文もそうです。今では、誰にも頼まれずに書評記事などを書いていますが、夏休みの読書感想文がいやいやで仕方ありませんでした。私の人格が変容したのではありません。私と対象の間に介在する「方法」が変わったのです。 たぶん、本を読むこともそうでしょう。もっと言えば、何かを学ぶことも同じなはずです。 提示されたやり方があって、それでうまくいかなくても、対象を拒絶する必要はありません。間にある「方法」を変えれば、関係が変わることはよく起こります。 方法についての知識を増やすことは、対象との関係を、あるいはそのバリエーションを変えることに貢献してくれます。 本を読むことが、さまざまな知識の源であり、また自分の体験を豊かにしたり、新たな思索を呼び込む役に立つことを考えれば、まず読書の方法を増やしていくことは非常に「コスパがよい」と言えるかもしれません。 ▼以下の回も合わせてどうぞ This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

    1 giờ 2 phút

Giới Thiệu

面白かった本について語るポッドキャスト&ニュースレターです。1冊の本が触媒となって、そこからどんどん「面白い本」が増えていく。そんな本の楽しみ方を考えていきます。 bookcatalyst.substack.com

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