本の虫のススメ

Ep.130 国際港湾の盛衰に翻弄された労働者の姿を描いた本

物流業界の変質に伴い、変貌を遂げてきた台湾・基隆港の労働者の人生を書き留めた本をご紹介。お便りむスむスでは私たちの認知できない世界の深みに触れるような読書体験についておしゃべりしています。

【紹介した本】

・魏明毅(著) 、黒羽夏彦(訳)「静かな基隆港 埠頭労働者たちの昼と夜」みすず書房

・上橋菜穂子「香君1 西から来た少女」「香君2 西から来た少女」「香君3 遥かな道」「香君4 遥かな道」文藝春秋

・D・G・ハスケル(著)、屋代通子(訳)「生物界は騒がしい 音と共に進化した、生き物とヒトの秘められた営み 」築地書館

【よりぬき】

・心理カウンセラーの著者が感じた素朴な疑問、年々患者が増え続けるのはなぜか?

・台湾、基隆港の港湾の盛衰

・状況の変化に翻弄される港湾労働者の姿

・グローバリゼーションの只中で光を見出そうとする本

・私たちに知覚できない「香り」や「音」の世界を描いた本