残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

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イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. ブートレガー・ノベーション(1807回)

    14H AGO

    ブートレガー・ノベーション(1807回)

    オックスフォード大学サイード・ビジネススクール准教授のパウロ・サバジェさんより、にっちもさっちも進めない時の、どうにかする、ソリューションのヒントを頂きました 曰く 「誘導路による回避術は、最初こそ根本的解決にはならないが、根深い問題をしのぐことはできる。」 「アイデアを推し進めるために、会社のルールや業務命令を回避することを選ぶ人もいる。イノベーションマネジメントの専門家はそれを、アメリカの禁酒法時代にブーツに酒を隠した習慣にたとえて、『ブートレギング』と呼んでいる」 「ブートレガーは、プロジェクトの真価が明らかになるまでは秘密にしておく。」 「ブートレガーはそうした自己強化的なふるまいを乱して、企業文化を変えることができる。」 (参考:パウロ・サバジェ『どうにかする』) ここから私は思いました 1、他責から自責へのマインドセット 2、正面突破だけが解ではない 3、まずやることが、文化を変える 1、他責から自責へのマインドセット 新しいアイディアを思い浮かんだときには、まずは上司に相談するな という笑い話が、大企業でイノベーションを推進している人たちの合言葉のようなもの、と私は思っていますが 最終的には、どうしてもその上司を突破しなくてはならない。 そこで大切なのは、まずは、マインドセットなのかもしれないと思いました。 つまり、上司がいつも新規プロジェクトをやらせてくれないから、もうやーめた。だっていくら言ったって短期の収益しか入ってこないし、リスクの高い案件といって、絶対ハンコ押さないんだもん みたいな感じで、諦めちゃうことがたくさんあるとおもいます。 制度が悪い、ルールが悪い、組織が悪い。 そう思った瞬間に、思考は止まってしまう気がします。 ここで思い出すのが、ピーター・ドラッカーの言葉です。 「成果をあげる者は、問題を外に求めない。自らに何ができるかを問う。」 組織がどうであろうと、本当のイノベーターは、そんな環境でも、なんとかできる道を探る、そのマインドセットが、まずは重要かと思いました 2、正面突破だけが解ではない とはいえ、制度やルールに真正面から向き合うほど、動けなくなってしまう 特に大きな組織ほど、合理的であるはずの仕組みが、逆に創造を止めてしまう。 ミシェル・ド・セルトー曰く 「日常的実践とは、与えられた構造の中で人々が編み出す“ずるさ”である。」 これは悪いことをするということではなく、うまく抜け道を探すということかと思います イノベーションマネジメントの専門家が言われる「ブートレガー」のような手段が何かないのかを探し続ける 考えてみれば、私がサラリーマン時代に、よく、そんな予算がつきましたね、とか、どこから予算持ってきたの?とよく言われましたが 自担当の正面突破が、難しければ、あの手この手で、社内の予算を取ってきて、そこでプロジェクトを進めていく それがパウロさんの言われている「誘導路による回避術」の一つだったなあと思います。 ブートレガーは、当時の米国は違法だったと思うのですが、決して違法ではない、誰にも迷惑をかけない、倫理と信頼を前提とした中での回避策 これこそ、大企業におけるイノベーターに必須の能力なのかもしれないなあと思いました 3、まずやることが、文化を変える 企業風土を変えたい、という会社もたくさんおられると思いますし、より、社員一人一人が自ら考えて動けるような、そんな組織へ変えたいという企業もたくさんあると思います そのために、会社としてのミッションを社員みんなで作り直そうとか、トップダウンな方策もあると思いますが 社員からそのようなトップへの進言がうまくいかずに悶々としてしまう、みたいなこともあると思います で、幹部に絶望する社員は辞めるしかないのか、という究極の選択になってしまうのか、それとも、まずは自らでブートレガーとなって、やってみせる そこから出てきた本物の成果を示して、フラッグシップとして、草の根を積み重ねていく、という方法もあると思います よく、トップが変わらなければ会社は変わらない、という話もありますが、私はブートレガーな社員が小さな波を立てて、決して革命ではない、新しい動き方が、会社の風土を変えていく突破校にもなり得る そんな風に思いました ということで一言でいうと 1人からでも会社を変えることができる ブートレガー・ノベーション 参考: どうにかする  めちゃくちゃな状況で「圧倒的な結果」を出している人と組織の思考法 令和7年12月発行 著者 パウロ・サバジェ 訳者 水谷 淳  発行 ニューズピックス

    20 min
  2. 「三方一両損」ノベーション(1806回)

    1D AGO

    「三方一両損」ノベーション(1806回)

    落語などで、江戸の名裁きとして語り継がれる 大岡越前 の話に、「関係性の価値」について深く考えさせられました 概ね以下のような内容です "「三方一両損」は、三両を拾った左官と、それを受け取らない大工の、江戸っ子としての意地がぶつかって、大岡越前が登場し、自ら一両を出し、四両を二両ずつ分けることで、全員が一両ずつ損をする形に収めた"という物語です ここから私は思いました 1、ソーシャルキャピタル 2、良い関係を創造する→三方よし 3、壊れた関係を修復する→三方一両損 1、ソーシャルキャピタル 「人々のつながりは、個人と社会の生産性を高める。」 ロバート・パットナム のこの言葉は、とてもシンプルですが、関係性の価値を端的に示しているように感じます つながりは、単なる人間関係ではなく、生産性そのものを高める「資本」である 関係があることで、協力が生まれ、摩擦が減り、挑戦がしやすくなる それを、ソーシャルキャピタルと表されているわけですが、これを如何に維持していくことができるのか ここに人類の叡智が結集していくべきイノベーティブポイントなんだろうなあと、思いました 2、良い関係を創造する→三方よし ソーシャルキャピタルを創り出す叡智の一つとして、近江商人の 三方よし は、その一つの答えのように感じます 売り手よし、買い手よし、世間よし マイケル・サンデルが『これからの「正義」の話をしよう』の中で 「正義を考えるには、私たちがどのような共同体に属し、どのような物語を生きているのかを問わなければならない。」 と言われている通り、どんな集団にいようと、共同体としての物語を紡いでいかないと、ソーシャルキャピタルは、実現できない という意味では、三方よしは、何か新しいソリューションを世に出す際には、必須の物語なのだろうなあと思いました 3、壊れた関係を修復する→三方一両損 ただ現実は、どれだけ設計しても関係は壊れることがある、という事実にも向き合わなければならない そのときに必要な人類の叡智が「三方一両損」なのかもしれないなあと思いました 三方一両損は 誰も得をしていないのに、関係が戻るという不思議な構造です その本質は、ルールを変えているから、にあるのかもしれないなあと思いました つまり、これまでプレイヤーが2人だったところに、大岡越前が、プレイヤーとして参加するという離れ技を繰り出すこと それによって、みんなが平等に損する構造を作り出すことができる 「ハーバード流交渉術」で有名なロジャー・フィッシャーは、 「交渉の本質は、既存の選択肢の中で決めることではなく、選択肢そのものを拡張することである。」 と言われています 全員が少しずつ損をすることで 自分だけが損をしていない状態をつくる そのためには、なんらかの既存の枠組みを壊すことでできることはないのか? 大岡越前は、めちゃくちゃイノベーターだったのかもしれないなあと思いました ということで、今回のお話からは ソーシャルキャピタルを如何に構築・維持するか その際には、近江商人の「三方よし」と、大岡越前の「三方一両損」が、人類の叡智、と言っていいのではないか そんなことを思いました 一言でいうと 「三方一両損」ノベーション 「三方よし」で創り 「三方一両損」で守る そんな話をしています

    18 min
  3. ジョブ・クラフティング・ノベーション(1805回)

    2D AGO

    ジョブ・クラフティング・ノベーション(1805回)

    同志社大学名誉教授の太田肇さんの「自営型社員」という考え方に、新しいことを始める時の心構えと、人材教育について深く考えさせられました 曰く "「労働の人間化」は人間中心というところに照準を合わせているものの、人間的な働き方ができるよう第三者が職務を設計し直すところは、従業員にとって受け身のアプローチであることに変わりはない。 それに対し、「ジョブ・クラフティング」は従業員自身が職務設計に直接関わる点に特徴がある。" "とくにジョブ・クラフティングに関する最近の研究では、組織と従業員が双方向的に職務設計を行い、やりがいを高めることに焦点が当てられつつある。 その点においてジョブ・クラフティングは、個人が受け身でなく仕事内容や仕事のペースを自発的にコントロールしながら働く、自営型と相性がよいと言えよう。" ここから私は思いました 1、会社員だからこそパッションの源 2、自分軸と他人軸 3、自営型組織と1世帯あたり一法人化 1、会社員だからこそパッションの源をメモる この4月に新入社員になられた方も多いと思いますが、本書によると、離職される方の割合が年々多くなってきてるとのこと それは必ずしも悪いことではないと思いますが、もし、それがネガティヴな理由で行われることは、望ましくない方向性だと思いますし、企業にとっても行末が不安になることだと思います 以前、神戸大学の西村さんと同志社大学の八木さんが、日本全国の20歳以上70歳未満の男女2万人を対象に行った調査によると、幸福感に与える影響力は、 健康 → 人間関係 → 自己決定 → 所得 → 学歴  の順だったというお話を思い出しました どんな環境にいようと、自分で決定しているという気持ちがないと、幸福感を損なわれるということを、意識する必要がますます大きなくなってきているのかもしれません そこで重要となるのは、例えば会社という大きな組織に入ったからこそ、自らのパッションが、ワクワクすることってなんなのか?ということに、目を逸らしては行けないなということです 新入社員では、さまざまな研修を受けて、そして仲間とのチーミングをして、お客様も含めた他人への貢献感もたくさん生まれてくると思いますが 自分自身がどんな人になることを目指すのか?何にワクワクして会社に入ってきたのか?をメモっとく すなわちパッションの源になるわけですが、これがあとあと、とても効いてくるような気がしました 2、自分軸と他人軸 "「ジョブ・クラフティング」は従業員自身が職務設計に直接関わる点に特徴がある。"とあるように、自らが自らの職務設計を担わなければならないということになります もちろん、新入社員の段階でそれがどこまで出来るかというと、自分のことを振り返ってみたら、甚だ疑問になりますが 外しては行けないのが、先ほどの自分自身の人生におけるパッションの源だと思います 自分軸と他人軸でベン図を作ってみた時に、会社からのミッションは、他人軸で、会社生活になると、ほとんど全てが、こちらに記載さることになると思うのですが 忘れちゃいけないのが、自分軸における、自らのパッションの源をきちんと書いておく、ということかと思います 最初はベン図の真ん中には何もないかもしれませんが、アップデートしていくうちに、その真ん中にかけるものを創発できるようになってくる それを育てていくことが、ジョブクラフティングなのではないと思いました 3、自営型組織と1世帯あたり一法人化 とはいえ、組織的な活動ができないと、なかなか自営型人材をやり切るというのも、大変だと思います 組織的に、このような仕組みづくりを促していくことが、自営型人材育成組織ということになるかと思います 私がコンサルティングの組織にいた際には、いわゆるジョブ型にプロジェクト毎に組織が作られ、解散してを、目まぐるしく実施していたので、ある意味、次のプロジェクトに読んでもらうためには、自分自身が自営型人材にならざるを得なかったような気がします 職種にもなかなかの影響を受けそうですが、自らの自営型へのwillとともに、組織としての仕組みかというのも、合わせていかないと、どうしても個人が萎んでしまう、ということにもなりかねないかもなぁとも思いました 私は独立する前は、副業申請をして、少しずつ案件をやりながら、なんとなくそちらでも行けそうな感じがしてから、独立に踏み切るということもしているので、それも一つの手かもしれないなあとか アルムナイでブーメラン的なネットワークがとても大切になってきてるので、そういう意味では、ずいぶんと素地が出来てきてるような気がします その先には、私がビジョンで掲げています、全世界1世帯あたり一法人化を目指すような形になっていけば、大企業の中に居ながらにしても、自分自身からの価値を創って世の中へ届けることもやってる、みたいなことになり それで独立する人もいれば、副業でやる人もいれば、大企業の中で、自営型人材として活躍する、そんなバラエティになっていけば、より面白い形になるのかもしれないと思いました ということで、一言で言えば ジョブ・クラフティング・ノベーション 参考:本: 離職ゼロ。「自営型社員」が会社を変える! 電子版発行日 2025年12月30日 Ver. 1.0  著者  太田肇   発行所 東洋経済新報社

    28 min
  4. 希望の牧場ノベーション(1804回)

    3D AGO

    希望の牧場ノベーション(1804回)

    福島県浪江町の「希望の牧場」で原発事故により出荷できなくなった肉牛を飼育し続けている、牛飼いの吉沢正巳さんの言葉に、深く考えさせられました 「絶望状況の中に何の希望はあるだろうかと考えたので、希望なんかありはしねえじゃねえかと。 だけど、希望っていうのはね、与えられるとか用意されるとか、くださるとかね。そういうことではないんだろうと。 希望というのはやっぱり自分から、希望とは何かを実現する行動、その道の中に見えてくる。それが希望じゃないかと」 「希望とは何かは、その現実の中にやっぱり格闘する、戦う、行動する。 自分からその努力するその中にさ、自分なりの考える希望っていうのはさ、いよいよ見えてくるんじゃないかという、そのことにだんだんなっていったわけ。」 (参考:NHK Eテレ「こころの時代」『185頭と1人生きる意味を探して』2026年3月29日放送) 1、直感に従う 2、まず動いてみる 3、意味と希望はあとから立ち上がる 1、直感に従う もうお金にならない牛たちを、何故育て続けるのか、ということに、大変な軋轢や葛藤があったのではないかと思います でも同じ立場の被災した牛たちを、吉沢さんのところで育ててほしいと持ってきて、一緒に世話をする人たちもいる 牛飼いってなんなのか?自分自身はなんなのか?という問いに、真摯に向き合っているなあと深く感動しました その答えがわかるまで思い悩むよりも、自分としてなんだかわからないけど、こうしなくちゃいけない気がする そんな理由もない直感に、まずは従ってみること、その大切さを教えてもらって気がしました どれだけ状況が厳しくても、「これだ」と感じるものがあることがあります。それは論理よりも先にあるものかもしれないなと アンリ・ベルクソンは、直感について「対象の内側に入り込み、それと一致すること」と述べています(『形而上学序説』)。 頭で整えた理由ではなく、どうしても気になってしまうもの。それに気づこうとするかどうか、その大切さを大事にする、そんなことを教えて頂いた気がしました 2、まず動いてみる とはいえ、自分としても論理的に整理できないことを、信じて動くということは、相当なハードルがある気がします ヘンリー・ミンツバーグは、「戦略とは、意図されたものだけでなく、行動の中から生まれるパターンである」と述べています(『戦略サファリ』)。 それを創発戦略と言われていますが、完璧な準備ではなく、小さく試してみること。そこから見えてくることが、次の手を示してくれる シリコンバレーでよく言われるFast Failも、似た概念かもしれません どうしたら良いかわからなくて動けない、何が正解なのかわからない、そんな時には、直感に従ってまずは動いてみる そこからの状況に合わせて新たな行き先を創発していく、そんなアクティビティもあるのかもしれません 3、意味と希望はあとから立ち上がる そうした行動をとることで、直感に込められていた意味が見えてくることが、あるのかもしれないなあと思います 最初から意味が見えているわけではなくて、動き続けた結果として、意味が輪郭を持ってくる アウシュビッツを経験されたヴィクトール・フランクルは、「人生の意味は問われるものではなく、各人が具体的な状況の中で見出すものである」と述べています(『夜と霧』)。 だからこそ、最初は曖昧でもいい。直感に従って行動してみる。 その道の日々の中で、なんか違うと思えばまた違う道を行けばいいし、「もしかしたらこれが希望なのかもしれない」と見えてくる時が来るかもしれない そんな順番でもいいのかもしれないなあと思いました 一言でいうと、 希望の牧場ノベーション そんな話をしています 参考: こころの時代~宗教・人生~185頭と1人  生きる意味を探して 吉沢正巳 2026/3/29(日)PM 2:30~PM 3: https://cowgodzilla.com

    16 min
  5. 価値移転ノベーション(1803回)

    4D AGO

    価値移転ノベーション(1803回)

    グローバルキャピタルパートナーズの野本遼平さんの、「価値移転」というお話に感動して、めちゃくちゃ勉強させて頂きました 曰く "「なぜ、価値創造や課題解決を志す誠実な事業ほど、資本主義のゲームでは評価されにくいのか」「一方で、なぜ巨大テック企業は、大きな成功と同時に、深刻な副作用をもたらすのか」。 この問いを探求した結果たどり着いたのが、マルクス、シュンペーター、岩井克人、ズボフ、ヒッケルといった先人たちが看破していた、資本主義のゲームで最終的に勝つのは、価値をゼロから創造する者ではないという冷徹な現実です。 この巨人たちの理論的基盤を前提として本書が提唱するのが、価値を巧みに「移転」する者が勝つという「価値移転」の考え方です。'' ここから私は思いました 1、安く仕入れて高く売る 「価値移転」という言葉は、始めて聞いたのですが、これが全てのビジネスの根幹にあるのかもしれないと、衝撃を受けました 一言で言えば、「安く仕入れて高く売る」という、本当に商売の原理原則なのですが、これが新たな技術などの台頭により、より巧妙に、ある意味、あまり見えない状況で、劇的に起こっている、ということなのだなあと、これまた衝撃でした 逆にいうと、この構造がうまく作れていないビジネスは、なかなかビジネスとして拡大していくことが難しいのかもしれないなあと、思いました まさにビジネスモデルの良し悪しを見る観点として、いかに、「価値移転」がされているか、もっと簡単に言えば、「安く仕入れて高く売る構造がなされているか」 これがとても大切なのだと改めて教えて頂けた気がしました 2、真の課題を解決することは基本 「価値創造」と「価値移転」、これらは、ビジネスにおける両輪と言っても良いほど、関係性があると思いました 技術革新で、新たな技術が創発された場合は、「価値創造」になるかと思いますが、それを、ビジネスとして届ける際に、どう「価値移転」の仕組みが取り込まれているか さらには、最終的に、誰の「真の課題」を解決する構造となっているのか、これについては、三つ巴で大切なピースとなるのかもしれないなと思いました なので、「価値移転」も「価値創造」も、まずは、どこにどんな課題が潜んでいるのか、または、その違和感を紐解いていく、そこが、起点になるということは、変わらないのだと思いました 「真の課題」へのアプローチ、個々の精度を上げていくアクティビティは、相変わらず重要であると思いました 3、幸せな価値移転の模索 そして、野本さんの最初の問いにある、光と影の部分をどうすべきなのか、についても、大きな課題感としてあるということも、認識させて頂きました それは例えば、温暖化のようなしっぺ返しとして、自然界からも「価値移転」の代償が、切迫してきていると思います そこで大切なのは、孟子の言われていた「足るを知る」ということなのかもしれないと思いました 自然界においても、もしかしたら、弱肉強食の食物連鎖にしても、「価値移転」は行われているのに、自然界ではそれがうまく回り続けることができるのは 必要最低限の中での「足るを知る」ということが、全ての本能のの中に組み込まれているからなのかもしれないなあと思いました マルクスガブリエルが言われている「倫理資本主義」みたいな話が、それにつながるのかもなとも思いながら 一人一人の中に「足るを知る」があるかどうかが試されている、そんなことも考えさせられました その幸せな価値移転の模索はこれからも続けていきたいとも思いました ということで ビジネスの基本に「価値移転」が実はめんめんと織り込まれており、「価値創造」とともに、意識しておくべき重要な概念と思うとともに、幸せな「価値移転」の構造をイノベーションしていきたい そんなことを思わせて頂きました 一言でいうと 価値移転ノベーション そんな話をしています 参考 ゼロから創らない戦略 イノベーションを駆動する「価値移転」の法則  電子書籍データ作成日 2026年1月14日 第1版  著者 野本遼平 発行 株式会社日経BP

    21 min
  6. 続けていいって何かから言われてるノベーション(1802回)

    5D AGO

    続けていいって何かから言われてるノベーション(1802回)

    ミスチルの 桜井和寿 さんの言葉に、曲づくりの心持ちから、自然体でいることを学ばせて頂きました 曰く 「そもそもちょっとおこがましいと思う、こんだけ多くの曲聴いてもらってるのに、まだまだ俺聴いてほしい曲があるんだぜっていう自分をそんな好きじゃないから肯定したくない だからこそなんか、あ、ふとした瞬間に曲が生まれたり、歌詞が生まれたりすると あ、これ生まれたってことはなんか意味があるんじゃない 俺まだ音楽続けていっていいって、何かから何かからそんなことを言ってもらえてる気がして だから意識的に曲を書くっていう行為をなるべくしないようにしてるのかもしれない。」 (参考:日曜日の初耳学 2026年3月22日放送) ここから私は思いました 1、足るを知る 2、何かの声に耳を傾ける 3、自然体でいられること 1、足るを知る 何か桜井さんの人柄が本当に出ているお話しだなあと思いました。 プロのアーティストになると、次々とヒット曲を求められて、大変なんだろうなあと、勝手な想像をしていましたし 自分自身としても、もっともっとと、ついつい求めてしまうように思えます。 自分もちっちゃいながら、会社経営をしてますが、ついつい来た案件は断らないし、もっといろんなことができるんじゃないかと思ってしまいます 老子 が「足るを知る者は富む」と言ってますが、今の自分自身が満たされていることに気づけるかどうかが、大切かなあと とはいえ、ついつい、このままで、生きていけるのだろうか、お金は持つのだろうか、何かあったら足りなくなるのではないか、ついつい考えちゃいます 今あるもの、今持ってるものを、もう一度見つめてみる 今持ってるもので、本当に足りないのか、持っているものを、本当に大切にしているか そのうえで、それでもなお生まれてきちゃうものがあるのか そんなことが、自分らしく生き切ることなのかもしれないなあと思いました 2、何かの声に耳を傾ける 絵を描く人が、自分で描いているというよりは、まるで何かに書かされているようだ、というお話も聞いたことがあります ヴィクトールフランクルが、なんのために生きるのか、よりも、今生きている意味について考える、というようなことを言われていたことも思い出します 例えば、めちゃくちゃ並ぶ羽目になってしまった列の脇に、可愛いたんぽぽが咲き始めていたことを発見したとか いろんなことが起きる中に、それが何かのメッセージなのかもしれないと思うことは、とても素敵な気がします それが神の声なのか、自らの心の声なのか、繋がっている自然の声なのか、出どころは分かりませんが それを自らが解釈して、自然と意味が湧いてくる、意図的に自分で意味づけていたとしても、それはこれからの自分を肯定してくれて、何かの支えになるかもしれないなと思いました 3、自然体でいられること 桜井さんのお話を聞いていると、ライブの前にサッカーの試合をしてから臨むとか、自分のやりたいことに正直に、とても自然体でおられるなあと思います 自然体であるからこそ、きっとこんなに素敵な曲が作られているんだろうなあと、勝手に思ってしまいます それはもしかすると、京都大学名誉教授の苧阪 直行の言われるデフォルトモードネットワークのように、とてもリラックスされている状態を常日頃作られているからこそ とてもクリエイティブなパワーが発揮されているのかもしれないなあとも思います 私にとって自然体であるとは、なんなんだろうと考えたら、好きなライブや舞台やドラマ見ることだったり 新しいことに出会える本やイベントや人にお会いしたり 自分が理解したことや、勉強になってことを、誰かになんらかの形で提供してみたり 身体を少し動かして汗をかいて、自分の代謝を確認してみたり 自分や仲間で作り上げたものを、誰かの前で披露する機会を作ってみたり そんなことが自分の自然体なのかなあと、今は思いました その中から、もしかしたら、なんらかの意味がそこに降ってくると、また違うことを始めたくなるのかもしれないなあと そんな風に生きられたら素敵だなあと、思いました 一言で言えば 続けていいって何かから言われてるノベーション そんなことを思いました 参考: 日曜日の初耳学【Mr.Children桜井和寿に林先生が・・・2時間半の・・・2026/3/22(日)TBS

    15 min
  7. ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション(1801回)

    6D AGO

    ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション(1801回)

    数学者の 岡潔 の言葉に、創造のエネルギーの源を教えてもらった気がしました。 「私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは『発見の喜び』にほかならない。」 「アルキメデスが『わかった』と叫んで裸で風呂を飛び出したのは、正しさを確かめるためではなく、ただ嬉しさのあまりだったに違いない。」 参考:『春宵十話』 1、自分だけが知っている世界 2、自分だけが見えている未来 3、成長パッション、個性派パッション 1、自分だけが知っている世界 岡潔さんのように、数学というものをひたすら突き詰めている、その情熱の源は、どこにあるのか?とても興味がありました このお話から、福沢諭吉 が適塾で裸同然で勉学に励んでいたときの話のように、「今、自分たちだけが世界の誰よりも知らないことを知っている」 そんな感覚って、すごく人を動かすものだなあと思いました 自分が知らないものを知るという喜び、さらには、それを知ってるのは自分だけかもしれないという感覚 これはイノベーション活動を進めていく中で、誰も発見できていない課題にたどり着いた時 オープンイノベーション活動で見たこともない課題の捉え方をしていて、そこに、独自のソリューションをしている企業を見つけたとき、と、とても似てる気がしました “いまこの瞬間、自分が一番知っている”という感動 そこにパッションが生まれてくる。 オープンイノベーションで、よくパッションは引き継げないという話をするのですが、そのベンチャーと出会った時の感動、これをこれから進めるチームのみんなで一緒に味合わないと、みんなにパッションが乗っかってこない そんなことを思い出しました 2、自分だけが見えている未来 ピーター・ティール が言うように、「まだ誰も気づいていない真実」を、自分で発見したと思える喜びは、格別だと思いました それは、例えば曲作りにおいて、今回のこのコードはめちゃくちゃイケてるのを、発見しちゃった。この歌詞は革命的かもしれない と思うことがたまにあるのですが、とても似ている気がします それが誰かの共感を呼ぶかどうかは別にして、恐らくは自己満足なのだろうけれども、何か自分自身がこの世の中に爪痕を残したような、そんな気持ちになれると思いました そして、それを、仲間に話して、よもや共感もらって、そして、たくさんの人にも聴いてもらって、万が一、喜んでもらえた、なんてことになったら、それだけで一生過ごせるくらいの、感動を得られる これはイノベーターリップルモデルと重なります それは、数学の世界も音楽の世界も、アートの世界も、ビジネスの世界も、おんなじなんだろうなあと、それを目指してみんなやっているような気がしました 3、成長パッション、個性派パッション いつもお話ししている情熱のポートフォリオで見ると、1、自分だけが知っている世界2、自分だけが見えている未来は、成長パッションと、個性派パッションの両方が炸裂しているように思えます 貪欲に誰もがまだ知らないことを知りたいという、成長パッション この発見は自分しか知らない、または、その価値をわかっていない、個性派パッション 両方ともに、研究者、アーティスト、イノベーター、に共通しているパッションなのかもしれないなあと思いました それが、仲間と共に、誰もが喜んでくれる大義に結びつけば、知らず知らずのうちに、誰もがほっとかなくなってくる でもそうならなくたって、自らのパッションの源に生きているという実感があるから、ある意味、関係なく続けている そんな構造なのかもしれないなあと思いました ということで、一言でいうと、 ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション そんなことを思いました 参考:本: 春宵十話(しゅんしょうじゅうわ) 著者 岡潔  発行 角川ソフィア文庫 平成26年6月15日 発行

    19 min
  8. 1800回記念ノベーション(1800回)

    MAR 28

    1800回記念ノベーション(1800回)

    闘うものの歌が聴こえるか、1800回記念。4年と340日になるんですね。自分なりに以下のことを考えてみました 1、なぜ始めたのか 2、なぜ続いているのか 3、いつまでやるのか  1、なぜ始めたのか これを始めたきっかけは、荒木さんのボイシーにゲスト出演させてもらった際に、みなさん毎日語られていて これをやったら、毎日自分の勉強になっていいなあと思ったからと同時に、やらないと差が開くばっかりだなあと思ったことのような気がします で、最初はそのフォーマットを踏襲させて頂いて、いろんなゲストに出ていたいて対談をする感じにしてたのですが、これもある私の尊敬する方から、ざんちゃんの話が聞きたいと言われて じゃあ、ちょっとやってみるかと思って、日々の感じたことを話していたら、いつの間にか、今のフォーマットができてきた、という感じなのです あと、Youtubeを途中からやり始めたのも、なぜか毎回聞いてくれてる方がいて、その方から、Youtubeもやった方が、全然違う層の人に届くし、絵があるって全然違うから、と言われたからなのです そう考えると、いろんな人や、いろんなものに触れて、おぉ〜、なるほどね〜みたいな感じで、刺激と教えてもらったみたいな感じで、こんな形になってるのかなあと思います でも他にもいろいろ言って頂いていることもあるのですが、まだ追いついていないこともある、そんな感じです 2、なぜ続いているのか 1800回というと、自分でもびっくりしちゃうのですが、最初からそんなに続けられるとは、全く思ってませんでした っていうか、続けられてる、という意識はあまりなくて、すでに空気を吸うように、毎日の日課になってるという感じです 前にもお話ししたことがあるのですが、ある本に、毎日続けるコツは毎日続けることである、って話があって、それが本当に身に染みるのですが きっと思いついた時だけお話ししよう、ってやると、いつも間にかやらなくなっちゃう気がします あと、自撮りは嫌いなのですが、自分の声を聞くのが気持ちいいという、自己承認欲ってあるような気がします。 誰かに承認されたいというより、自分の存在をを確認したい、だから、冗談で300万人目指してます、とか、登録よろしく、もいうのですが、そこは実はどうでもいい感じなんですよね それはちょうど、自分の曲ができたときに、ああ、俺って天才かもしれん、という超自己満足感にも似てる気がします 3、いつまでやるのか  会社にいた時は、目標管理して、WBSに分解して、原因分析対策で、ギチギチやることが習慣してましたが、今は全く正反対な感じです もちろん、何らかのプロジェクトが立ち上がった際には、昔のWBSモードに突入しますが、こと、闘うもの、に関しては何にもありません そもそも、はじめて続けられてないことは、山ほどあります。英語の学習、ピアノの練習、習字、ダイエット、ほにゃらら検定、、、 というか、そもそも受験勉強も一夜漬け、夏休みの宿題も同様なタイプだったので、会社のWBSもかなりストレスかかりながら、今でもストレスかかりながらやってます なので、闘うものは、全くどこに行くのか、どこにも行かないのか、ある日突然終わるのか、めちゃくちゃ自由です ただ、ちっちゃい頃から、絵本が好きで、図鑑が好きで、百科事典がとても好きなので 日々新しいことに触れて、感動する それがパッションの源としてあって、そしてほんのたまに、面白かったよーって言ってくれる人がいたりして、誰かのためになってることももしかしたらあるかも、くらいの大義があるところが 自分のイノベーターリップルモデルを回してくれてるのかなと、それがある限り続くような気もします ということで、聞いて頂けてる皆さま、いつもいいね、してくれる皆様、こんな私に付き合っていただきありがとうございます またいろいろこれが飛び火しながら、新しいことに出会えればと思いつつ、楽しみたく思います 一言で言えば 偶然のきっかけから、いろんな方々の言うことを取り入れさせて頂き、それらがたまたま自らのパッションの源に響き続けている そんなところでしょうか。ということで 1800回記念ノベーション そんな話をしています

    21 min

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