英伸法話 〜みんな集まれ、仏様の子!

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仏教の僧侶である桝田英伸(ますだえいしん)が、心安らかに過ごすための方法を、仏教を軸にわかりやすくやさしくお話しします。 桝田英伸公式HP「弥陀讃堂(みださんどう)」 こちらでYouTube、経典翻訳ブログ、作品など公開しております。 https://www.midasando.com/ ※桝田英伸 浄土宗僧侶 現在、京都市在住。 三河すーぱー絵解き座に所属し、絵解きもおこなう。 著書に『絵本 極楽』『師、威厳あって温厚なり 〜法然院の忍澄上人のはなし』(共に風濤社)がある。

  1. Sep 10

    20260911英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識46 堅固解脱長者(けんごげだつちょうじゃ)

    『華厳経』入法界品、善財童子が訪ねる善知識の物語。今回は第46番目の善知識、堅固解脱長者についてお話しします。 前回の賢勝優婆夷から紹介され、善財童子が訪ねた堅固解脱長者は、金銀の細工を生業とする裕福な在家の人物です。現代でいえば、宝飾や金属加工を営む会社の経営者のような存在でしょう。善知識には僧侶だけでなく、このような社会の中で仕事をする在家の人々も登場します。 善財童子が訪れると、長者は立派な座に腰掛け、静かに瞑想していました。彼が得ているのは、テキストでは「無礙憶念荘厳」、別の訳では「無著念清浄荘厳」と表現される境地です。 特に「無著念清浄荘厳」という言葉からは、何ものにも執着しない清らかな心によって荘厳するという意味が見えてきます。「荘厳」とは単なる華美な飾りではなく、仏の世界を尊く美しく整えること。金銀細工を仕事とする長者に「荘厳」という言葉が与えられているのも興味深いところです。 堅固解脱長者は、この悟りを得て以来、あらゆる仏のもとで正しい教えを求め続け、一度も休むことがないと語ります。 そこには、自分の利益や欲望のためではなく、ただ清らかな心で仏と向き合い、正しい法を求め、仏を尊び荘厳し続ける姿が示されているのかもしれません。 記述は非常に短いのですが、社会の中で美しいものを作る仕事と、執着を離れた清らかな心とが重なる、印象深い善知識です。 そして堅固解脱長者は、次の善知識である妙月長者を善財童子に紹介します。

  2. Sep 10

    20260910英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識45 賢勝優婆夷(けんしょううばい)

    『華厳経』入法界品、善財童子が訪ねる善知識の物語。今回は第45番目の善知識、賢勝優婆夷(けんしょううばい)についてお話しします。 第41番目の摩耶夫人までは非常に長く、物語の一つのクライマックスでしたが、その後の善知識たちについては記述が短くなります。しかし短いから内容が浅いわけではありません。それぞれがどのような瞑想や悟りの境地を示しているのか、原文とも照らし合わせながら見ていきます。 賢勝優婆夷は、「無所依の輪(マンダラ)」という法門を得ています。別の『華厳経』では「無住処無尽輪」と表現され、どこにも依りかからず、何ものにもとらわれることなく、しかも尽きることなく働き続ける境地と考えられます。 この境地においては、眼・耳・鼻・舌・身・意という六根のすべてが「一切智」によって働きます。私たちのように、自分に都合のよいものだけを見たり、嫌なものから目を背けたりするのではなく、世界をありのままに受け取る智慧が働いているのでしょう。 そこから功徳の大波、智慧の稲妻のような光、さらに新たな智慧、不可思議な神通の働きが、尽きることなく、とどまることなく生まれ続けていくと説かれます。 記述そのものは短いのですが、賢勝優婆夷が得ている境地は決して小さなものではありません。善財童子が出会う善知識たちは、物語が進むにつれて、さらに深い境地を次々と示しているのです。

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仏教の僧侶である桝田英伸(ますだえいしん)が、心安らかに過ごすための方法を、仏教を軸にわかりやすくやさしくお話しします。 桝田英伸公式HP「弥陀讃堂(みださんどう)」 こちらでYouTube、経典翻訳ブログ、作品など公開しております。 https://www.midasando.com/ ※桝田英伸 浄土宗僧侶 現在、京都市在住。 三河すーぱー絵解き座に所属し、絵解きもおこなう。 著書に『絵本 極楽』『師、威厳あって温厚なり 〜法然院の忍澄上人のはなし』(共に風濤社)がある。

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