それでもメディアは面白い

Still the media is interesting

コミュニケーションディレクターの赤メガネとWeb3リサーチャーのコムギ、メディアのプロフェッショナル2人が「最新のビジネス」をガチで語り尽くします。この番組は「あらゆるメディアの“うつわ”をこねくりまわす」ことをテーマにお届けします。

  1. 配達屋さんから行動設計者へ。朝日新聞の自己解剖7本が言えなかったこと

    May 25

    配達屋さんから行動設計者へ。朝日新聞の自己解剖7本が言えなかったこと

    ▶話した内容朝日新聞連載「オールドメディアが響かないZ世代のリアル」(全7回)と同日のImpress AV Watch·西田宗千佳「エージェンティックAI」記事を重ねて、メディアの「配達から行動設計へ」の転換を提案した一人語り回/連載は20代後半の記者7人×同世代50人アンケート+若者3人深掘り+識者3人取材の「自己解剖企画」、「高い・不要・不信」の3軸を整理/若者3人に共通するのはリテラシー欠如ではなく「生活設計の中にニュースの居場所がない」構造、全員ニュースを行動の道具として使っている/識者3人の処方箋は「読者側に立て・直接届けろ・透明にしろ」で一致しているが、これは「届ける」の改善であって「コミュニケーション設計」とは違う/核の問いとして「朝日新聞は読者とどんなコミュニケーションをしたいんでしょうか」を置く/GoogleのDaily Briefは、キュレーション=編集的判断をAIが担う世界の到来を示す/「新聞社が情報のエージェントになれるか」はAIエージェントと正面競合するということ/メディアが設計し直すべきは「情報を届けること」ではなく「情報接触→判断→行動の全工程の伴走」/「配達から行動設計へ」転換できたメディアが、AIエージェント時代に読者に選ばれ続ける ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    19 min
  2. アギト・パトレイバー、そしてハサウェイからみるリバイバルIPのあれこれ

    May 18

    アギト・パトレイバー、そしてハサウェイからみるリバイバルIPのあれこれ

    ▶話した内容 2026年4月公開の仮面ライダーアギト(25周年記念映画)と5月15日公開の機動警察パトレイバー EZYを立て続けに観た体験から「ファンムービー」が経済的ジャンルとして成立する理由を読み解いた/2本に共通するのは「旧作のコンテキストを持つ人向けのハイコンテキスト設計」で、アラフィフ・団塊ジュニア世代のオタク層(熱量と経済力が両立する層)の購買力によって支えられている/日本映画市場は2025年に興行収入2,744億円(前年比132.6%・歴代最高)を記録したが、動員はコロナ前に届いていない/「動員は横ばい・収益は最高」の構造は客単価上昇(4DX・IMAXなどプレミアム体験への課金)によるもので、高単価で課金するコア層の存在とファンムービーの経済モデルが整合する/「閃光のハサウェイ」第2部(2026年1月公開)は第1部比+21%(興収ベース)を達成し、「配信ファーム→劇場回帰」サイクルの有効性を証明した事例/アギトの「55周年+25周年」二重記念設計は「祭典の口実を先に設計する」IPビジネスの典型/器(映像・音響クオリティ)は最新、料理(コンテンツ設計)は昭和のオタク文化そのもの/2026年春に35-50歳ターゲットIP映画が集中——コアファンによる「全部行く」行動が競合ではなく市場底上げになりうる/コアファン層の高齢化と新規ファン育成タイムラグという持続可能性の問い/パトレイバー「37年ぶり」が示す「待っていた時間の蓄積が劇場来場に転換される」逆説 ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    22 min
  3. 情報か、体験か。ポッドキャストと書籍が問い直す「伝えること」の本質【ゲスト回:リサーチャー comugi出演】

    Apr 13

    情報か、体験か。ポッドキャストと書籍が問い直す「伝えること」の本質【ゲスト回:リサーチャー comugi出演】

    ▶話した内容 シーズン2・comugi第2弾 / ポッドキャストをAI要約するのは「情報収集」か「体験の破壊」か / 紙の本と音声メディアに共通する身体性 / 沈黙・息づかい・雑みがリスナーの思考を生む / 情報はグミ、体験は苦みも含む食事のメタファー / NotebookLMに「本棚の身体性」がない問題 / 知識はコンテキストの流れで理解するもの / アルゴリズム最適化とポッドキャストの体験価値は相容れない / 書籍でマス向けに売るには「情報」ではなく「追体験」が鍵 / サブスクメディアが問うのも結局「体験を提供できているか」 / フィジカルな集まりの価値が相対的に増している / キャリアに必要なのはHowではなくWhat / AIが情報処理の仕事を奪う時代に「楽しんでできること」が個の価値になる / 業務設計ができる人がAI時代に最も恩恵を受ける ▶コムギコ:資本主義をハックしろ!! https://www.tbsradio.jp/comugiko/ ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    59 min
  4. 検証だけでは足りない——メディアが迂回される理由

    Apr 6

    検証だけでは足りない——メディアが迂回される理由

    ▶話した内容 高市首相4月5日X連投「事実と全く異なる報道が増え過ぎている」が起点/就任5カ月でぶら下がり34回(岸田前首相同期間90回以上)vsX投稿370件=情報発信の「うつわ」が記者会見場からXに移動した/トランプのSNS直接発信との構造的類似=フィルター迂回・SNS選挙での成功体験/メディア信頼度40%(Reuters Institute DNR 2025)=信頼されないフィルターは迂回される合理性/メディアのフィルター=検証機能の本質は忘れずに。「そのキノコ、ほんとうに食べていいの」/報道の自由度68位(G7最下位)=記者クラブ閉鎖性・自己検閲のメディア側構造問題/メディアは「検証」はするが「じゃあどうする」の提案がない=ただのブロッカーでは信頼は戻らない/メディア不信→SNS直接発信→さらにメディア不信のループ/WBCの「測り方も自分で持つべき」に対し政治では「検証のうつわ」と「提案のうつわ」を誰が持つか/言論空間は耕し続けなければ枯れる=検証のインフラを植えて、提案の花を咲かせる ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    15 min
  5. クックパッド「レシピスクラップ」騒動 —— プラットフォームが「料理人」を食い尽くすとき

    Mar 23

    クックパッド「レシピスクラップ」騒動 —— プラットフォームが「料理人」を食い尽くすとき

    ▶話した内容 クックパッドが2026年3月19日にリリースした新機能「レシピスクラップ」の炎上を取り上げた。外部SNS・WebサイトのレシピURLをアプリに貼り付けるとAIが材料・手順・写真を自動抽出し、アプリ内に保存できる機能。リュウジ氏(YouTube 556万人)、ジョーさん。、白ごはん.com富田ただすけ氏らが「タダ乗り」「リスペクトがない」と猛批判。3/22にクックパッドが公式声明を出し「個人の記録」「リンクは掲載している」と弁明しつつ仕様見直しを表明したが、機能停止もオプトアウトも未実施で炎上が継続。公式声明ポストは639万表示・RT 1,126件。けんすう氏の「ブーメラン論」、奥野大児氏の「著作権一点突破では社会は動かない」等の有識者コメントも紹介。「リンクを張っている」という弁明に対してはキッチンでの物理的制約を指摘し「ゼロクリック問題」の構造と同じと分析。プラットフォームの「在庫理論」の最終形態としてのレシピスクラップ、任天堂モデルとの対比、「料理人」vs「素材提供者」のフレームワークでコンテンツの「素材化」問題を論じた。 ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    20 min
  6. 「インターネット広告費5割超え」の本当の意味 ―― メディアの"重心移動"を読み解く

    Mar 16

    「インターネット広告費5割超え」の本当の意味 ―― メディアの"重心移動"を読み解く

    ▶話した内容電通「2025年 日本の広告費」を入口にメディアの構造変化を読み解く/総広告費8兆623億円(前年比105.1%)で4年連続過去最高/インターネット広告費4兆459億円(110.8%)が初の50.2%超え/「ネットがテレビを超えた」は比較軸がずれている——販促費のデジタル流入で広告費と販促費の境界が溶けている/物販系ECプラットフォーム広告費2,444億円(112.5%)——「買い物の場」が「メディアの場」に/「払い手」(広告主)の論理がインプレッション→アクションに変化/運用型広告が2兆9,352億円で88.7%——「誰に届くか」の精密コントロール/ウェブメディアのネガティブループ(広告過多→ページ重→ユーザー離反→さらなる広告挿入)からの二極化/ビデオ広告が初の1兆275億円超え(121.8%)——コンテンツ品質が広告成立の前提に/PV至上主義→滞在時間・行動量のエコノミーへの移行(ハフポスト時代の実践)/ソーシャル広告1兆3,067億円のうち動画共有系5,126億円——エンゲージメントの深さが価値の源泉/プロモーションメディア1兆7,184億円(102.0%)で3年連続成長——イベント・展示4,748億円(111.2%)のフィジカルの力/デジタルが伸びるほどフィジカルの価値が上がる逆説/マスコミ4媒体2兆2,980億円(98.4%)——テレビメディアデジタル広告費108.6%成長は「器の載り替わり」/新聞91.8%、雑誌96.3%は器の問題であってコンテンツ制作力の死ではない/「メディアは器」——レーサーと三輪車の喩え(コンテンツ制作者の話ばかりで器の設計を語らない問題)/広告費=メディアの健康診断書(血流がどこに集まっているかの可視化)/2007年ネット広告8.6%→2025年50.2%の18年間で変わったもの・変わらないもの/「作り手のストーリーに人は動く」はAI時代も不変 ▶ソース一覧[1] 電通「2025年 日本の広告費」/ 電通報 / https://dentsu-ho.com/articles/9645 [2] 電通「2025年 日本の広告費」公式レポート / 電通 / https://www.dentsu.co.jp/news/release/2026/0305-011003.html ▶松浦シゲキのプロフィル https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    15 min
  7. スポーツ放映権と「作り手」の集約力

    Mar 9

    スポーツ放映権と「作り手」の集約力

    ▶話した内容 「作り手」と「伝え手」のフレームワークでスポーツ放映権を読み解く/WBC 2026のNetflix独占は「一枚岩の作り手」対「バラバラの伝え手」の構造問題/韓国の普遍的視聴権(2007年法制化)と日本の制度不在/JLPGA小林浩美会長が放映権を協会に集約、2023年度に過去最高5億円黒字(出典: JLPGA公式決算報告)/放映権料は地上波ネット20局以下で1,000万円、40%を主催者に還元/U-NEXTと5年間の独占パートナーシップ(2025-2029年)/Jリーグは創設時から放映権一括管理、DAZNと10年2,100億円→11年2,395億円に延長(出典: Jリーグ公式リリース 2023/3/30)/DAZN一社依存リスク:リーグアンは1シーズンで契約破棄→自前チャンネル「Ligue 1+」設立/JRA(日本中央競馬会)が2026年3月14日からグリーンチャンネル全レース中継を無料ネット配信開始(出典: JRA公式 2026/1/30発表)/有料サービス(月額1,100円、加入者約38万件)をあえて無料化する理由は馬券売上への導線/「作り手」が権利を完全コントロールしているからこそ「配信は入口、マネタイズは別」という設計が可能/NPB野球協約第44条が球団個別の放映権管理を規定、セ・リーグは巨人戦全盛期の成功体験から個別管理に固執/パ・リーグは2007年にPLM設立でネット+海外のみ一括、セは未参加/MLB: 全国+海外はリーグ一括、ローカルは分散の合理的二層構造/Bリーグは後発の利でゼロベース設計(2016年B.MARKETING設立)/集約の三条件:リーダーシップ・危機感・コンテンツの価値/「素材提供者」か「独自の料理人」か――スポーツに限らずメディア全般の構造問題/独占が問題ではなく、独占に対抗できる交渉主体がないことが問題 ▶ソース一覧 [1] WBC 2026 Netflix独占配信 / Bloomberg, 日刊スポーツ, nippon.com [2] JLPGA放映権一括管理の経緯 / 東洋経済オンライン [3] JLPGA 2025-2029年 U-NEXT独占パートナーシップ / JLPGA公式 [4] JLPGA 2023年度 過去最高5億円黒字 / ゴルフ・ストーリー [5] JLPGA放映権料の詳細 / 放映権事情ブログ [6] Jリーグ×DAZN新契約(2023年見直し) / Jリーグ公式 [7] NPB放映権の構造(野球協約第44条) / Wikipedia [8] パシフィックリーグマーケティング(PLM) / PLM公式 [9] リーグアン DAZN契約破棄・Ligue 1+設立 / 放映権事情ブログ [10] 韓国 普遍的視聴権(2007年放送法改正) / 名古屋大学 [11] Netflix WBC パブリックビューイング / GQ JAPAN [12] JRA グリーンチャンネル無料ネットライブ配信開始 / JRA公式 [13] グリーンチャンネル無料配信の背景 / 放映権事情ブログ ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    24 min

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コミュニケーションディレクターの赤メガネとWeb3リサーチャーのコムギ、メディアのプロフェッショナル2人が「最新のビジネス」をガチで語り尽くします。この番組は「あらゆるメディアの“うつわ”をこねくりまわす」ことをテーマにお届けします。

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