それでもメディアは面白い

Still the media is interesting

コミュニケーションディレクターの赤メガネとWeb3リサーチャーのコムギ、メディアのプロフェッショナル2人が「最新のビジネス」をガチで語り尽くします。この番組は「あらゆるメディアの“うつわ”をこねくりまわす」ことをテーマにお届けします。

  1. Sep 7

    炎上のあとに残るのは、丁寧さだけ

    ▶話した内容 本田由紀氏のX投稿をめぐる騒ぎを入口に「権威とは何か」を考える/9月1日朝の引用リポスト投稿にコミュニティノートが付与された/9月3日J-CAST報道で学会が対応検討と回答し本田氏自身が同学会の会長/東大本部は「人権を尊重し、高い倫理観を持って行動」の原則を提示/9月5日夜に本田氏がA4画像2枚で解説を公開し遺伝的要因の意味を釈明/解説では麻生氏の行為を指す語であり血縁者と代替可能だと説明された/大学ジャーナリスト石渡嶺司氏の記事では朝日新聞の取材は拒否と報道/常見陽平氏の「批判はするが辞めろとは言わない」に同意しキャンセルに反対/古市憲寿氏も言論の問題はまず言論で決着をつけるべきだと書いている/三浦瑠麗氏の「権威を箔付けに使ってきたメディアが問題」にも同意/権威は人の属性ではなく受け手が結ぶ関係だという捉え直しから始める/専門性を認めるのは大学と学会で4マス時代の肩書きは選別コストを束ねる装置/今回の発言は教育社会学のど真ん中で専門性は揺らいでいなかった/同じメディアが取材という説明責任の回路も兼ねていた二重の構造/今回は元投稿も本人の解説もマスメディアを通らず直接読者へ届いた/元投稿800万回超に対し解説は1300万回超で朝日も学会も大学もその下流/本田氏は朝日新聞コメントプラスのコメンテーターとして収録時点も掲載/肩書きを載せる側は残り問い直す側の土台だけが抜けたという非対称/事後の追認しかなく判断コストを各自が払うのは道徳でなく設計の問題/解説冒頭の「投稿者は解説する責務を負っていない」という一文の象徴性/作り手の丁寧さは根拠を示し誤解に再説明で応じ批判と処分要求を分ける/X上の解説は届く量では正しいが一方向で往復が起きないという限界/受け手の丁寧さは肩書きで信じることも肩書きで叩くこともやめること/なめらかさは権威でなく送り手と受け手が一往復ずつ引き受けて作るもの ▶ソース一覧 [1] 本田由紀さん Xポスト(引用リポスト) / 2026-09-01 08:00 JST / https://x.com/hahaguma/status/2094561002574770529 [2] 「東大・本田由紀教授、彬子さま巡り『遺伝的要因のおそろしさを感じる』 日本教育学会は対応検討」 / J-CASTニュース / 2026-09-03 20:09 / https://www.j-cast.com/2026/09/03517670.html [3] 三浦瑠麗さん Xポスト / 2026-09-05 11:19 JST / https://x.com/lullymiura/status/2096060532339986711 [4] 「本田由紀・東大教授『遺伝的要因のおそろしさを感じる』投稿を弁明〜ひろゆき氏は本田氏過去投稿から皮肉」 / 石渡嶺司さん(Yahoo!ニュース エキスパート) / 2026-09-06 09:15 / https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/15cacb2554559ed4b961b91fe3a23fb44a4c516d [5] 常見陽平さん Xポスト / 2026-09-06 11:17 JST / https://x.com/yoheitsunemi/status/2096422438485762093 [6] 本田由紀さん Xポスト「X(旧ツイッター)への投稿に関する解説 1/2」 / 2026-09-05 20:33 JST / https://x.com/hahaguma/status/2096200053732016491 [7] 本田由紀さん Xポスト(同 2/2) / 2026-09-05 20:35 JST / https://x.com/hahaguma/status/2096200633301017075 [8] 古市憲寿さん Xポスト / 2026-09-04 20:44 JST / https://x.com/poe1985/status/2095840354016879102 [9] コメントプラス コメンテーター 本田由紀さん プロフィール / 朝日新聞デジタル / 2026-09-07 12:35 JST 実測(一覧に掲載を確認) / https://www.asahi.com/comment/commentator/honda_yuki.html ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    炎上のあとに残るのは、丁寧さだけ
  2. Aug 31

    書き手の環境は、とっくに変わった

    ▶話した内容 プレスラボが編集プロダクション事業を2026年末で終了するというニュース/梅田カズヒコ氏のnoteは閉幕を悲観だけで語らない文章として読む/会社という器の終わりと書き手個人の仕事はまったく別の話として捉える/ライブドア時代はポータルとニュース導線が強く働いていた時代だった/WIRED.jpからハフポスト期はテキスト流通のピークという実感/スマホとSNSで記事が一気に多く届く循環が成立していた時代だった/PVと広告単価に振り回される負の側面も同時に強くあった時代/記事URLをクリックして読むだけが情報接点ではなくなった構造/推薦・通知・短尺動画で読まれ方の入り口が細かく分散していった/書き手の競争相手は同じ媒体のライターだけではない状況になった/動画配信者・専門家発信・企業アカウントとも同時に競合する時代/AIで文章を一定品質で量産する能力だけは価値を置きにくい/消えるのは書き手でなく2010年代型の仕事のパッケージそのもの/発注・掲載・広告回収の循環だけではキャリアを積みにくい時代/動画の前にも企画・取材・構成・検証という書く仕事がある/音声や動画はテキストの敵でなく書き手が扱う器が増えた状態/AIは文字起こしや校正を担う編集アシスタントになりうる/問い・一次情報・取材・責任は人間が決して手放してはいけない/書き手は文章量よりも長く見てきたテーマを武器として磨く/記事・音声・動画・イベントへ届け方を設計することも編集力/昔の流通環境を待たず変わった場所で次の仕事を新たに作っていく ▶ソース一覧 [1] 「18年間、お世話になりました」 / 梅田カズヒコさん(note) / 2026-08-29 / https://note.com/kiminochikaku/n/nc2934a4b1cb4 ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    書き手の環境は、とっくに変わった
  3. Jul 27

    復活のウルトラクイズは、お茶の間に帰ってこられるのか

    ▶話した内容 アメリカ横断ウルトラクイズが誕生50周年記念で完全復活へ/7月20日にプライベート枠で第一次予選エントリー完了/9月12日土曜、東京都内屋外での第一次予選に挑む予定/早押し・敗者復活・体を張る冒険活劇という子どもの頃の原風景/新司会は櫻井翔に交代、世代交代を印象づける起用/ルートはヨーロッパからアフリカ初上陸を経てアメリカへの3大陸横断/全行程約4万2000km、出題数1000問超、決勝地はニューヨーク/新要素「知識を超えた推理力」を問う設問と罰ゲーム復活/一視聴者・一参加者として、あまり気合を入れすぎない淡い期待感/ここから先はメディアビジネスの視点で番組を見直してみる/年末年始という好立地の枠自体はきちんと確保できている/かつて視聴率40%近くまで行った「お茶の間装置」だった過去/配信・SNS切り抜き消費が当たり前になった今の視聴環境の変質/団塊ジュニア以上の世代には強烈な原体験として刻まれているIP/その下の世代にはほぼ再放送機会がなく接触点自体が乏しい/IPとしての世代間リーチが本質的に狭いのではという疑い/懐かしさで動くのは上の世代だけというリーチの断絶リスク/団塊ジュニア以上をピンポイントで狙うならスポンサーは合致しうる/保険・金融・健康食品等、狙い撃ちターゲティング広告としての適性/懐かしさで作るか新規層開拓を狙うかという根の深い選択/それでも一視聴者・エントリー済み参加者としては素直に楽しみにしている ▶ソース一覧 [1] アメリカ横断ウルトラクイズ2026 エントリー確認メール / info@ultra-quiz.jp / 2026-07-20(松浦シゲキ本人エントリー・大会概要・スケジュール記載) ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    復活のウルトラクイズは、お茶の間に帰ってこられるのか
  4. Jul 6

    4マスから、一人一人がメディアへ、そして円環へ

    ▶話した内容 6月26日SOIL渋谷でStoryHub×東急共催イベントに登壇/深津貴之・小林乙哉・渡邉真洋と4人での前半common裏側実演+後半パネル/情報発信の届き方が20年で3段階に変わった見立て/Phase 1 四マスの時代、企業も個人も四マスに乗るしかなかった/作り手・伝え手・受け手の3項で四マスが伝え手を独占/個人発信も投書・投稿・ハガキ・書籍しか道がなかった/円環が全くなかったわけではないが技術的に細く遅く運用が難しかった/Phase 2 インターネットの時代、一人一人がメディアになった/「一人一人がメディアである」が実感を持って成立するようになった段階/作り手×伝え手の兼務のうち伝え手が誰にでも開かれた/GAFAアルゴリズムが新しい編集権を握る副作用/UGC→PGCの変容という円環らしきものは実装可能になった/ただ多くの発信者にとって反応は「発信の副産物」のままだった/Phase 3 AIの時代、発信するだけでは届かない構造/生成AIが答えを先回りし、コンテンツが素通りされることも/田島将太StoryHub CEO 2026-07-03 noteを補助線に活用/アテンション・エコノミーからコンテキスト・エコノミーへの転換/コンテキストは「力場」でコンテンツを動かすフィールド/編集と編成の二層性、編成が Phase 3 の「調整のダイヤル」/田島「コンテキスト設計」と松浦「円環を回す」は同じ現象の別の言葉/深津・小林・渡邉の議論も全員が「編成・円環」の話に集約/作り手と受け手の区分が薄れていく、企業もユーザーも同じ円の一部/円環さえ回れば良いのではなく円のどこかに縁の主が立つ/血縁・地縁・知縁のフレームワーク、地縁を編成に引き受けているのがcommon/2つのnoteが期せずして同じ景色を別の角度から描いた偶然 ▶ソース一覧 [1] 松浦シゲキ「4マスから、一人一人がメディアへ、そして円環へ」 / note / 2026-07-06 / https://note.com/shigekixs/n/nc663fd87b06d [2] 田島将太(StoryHub株式会社CEO)「コンテキストを設計するのは誰か、AI時代に事業会社が持つ情報流通の強み」 / note / 2026-07-03 / https://note.com/shota_tjm/n/n33b9dae760d5 [3] StoryHub公式「AI時代の企業メディアとストーリーテリング ─ 6/26イベントレポート」 / note / 2026-06-30頃 / https://note.com/storyhub/n/n342cb83f891c [4] 松浦シゲキ「円を回すのは AI、あいだに立つのは縁の主」 / note / 2026-07-03 / (姉妹論考・note公開版) [5] 「作り手・伝え手・受け手」フレームワーク / 松浦シゲキ ニュースレター「メディア・コミュニケーション・インサイト」 Vol.1 / 2024-05-31 [6] 「血縁・地縁・知縁」フレームワーク / 松浦シゲキ ニュースレター Vol.5「3つの縁」 / 2024-06-28 ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    4マスから、一人一人がメディアへ、そして円環へ
  5. Jun 29

    歌は、何年後もいける — 声優・ナレーター 榎本温子さんと話す "今の声を残す" クリエイター論

    ☆お詫び:収録時のミスにより、榎本温子さんの声の一部にエコーがかかった箇所があります。編集で可能な限り調整しましたが、部分的に違和感が残っているかもしれません。重ねてお詫びいたします。 ▶話した内容 アベマプライム立ち上げ2016年から松浦4年半レギュラー・榎本さんナレーター10年目/ニュースナレーションはフローで10年後に残らない・歌は10年後もいけるとアルバム制作/「今の私をめいっぱい詰め込みました」紹介文は声が生き生きしている今残す宣言/全てセルフプロデュース・お金もミュージシャンもジャケット・配信登録も自分で/「原盤権の神です、私が」声優は基本買取で権利を持たないキャラソンも同じ/オケも自分で作り原盤権保有・JASRAC届出だけで普通のカバーは可能/声優事務所は来たものをさばくだけ・20代前半で自分で動かすと気づく/SNS管理は本人がやるしかない構造・1人の声優にマネージャー個別不在/「自分にずっと商品価値があると思いすぎないほうがいい」価値は時代で変わる/「自分が第一商品でい続ける会社なんて超怖い」第一商品は変わっていくもの/プロモーションは「出れるだけ出る」昔のCD売り方の延長・FMも地方局も全部/ジャケット白黒はサブスクの小さなアイコンで差別化・竹内まりや時代を意識/ルビーの指輪はエンジニア提案・声優の役者技術で女性視点に再解釈する/キャプテン翼EDが海外で『Keep on Going』の歌手認知が今回アルバムの起点/ノーAIで制作・完璧を求めずわざと未完成を残す・完璧なものは魅力を感じない/「もう食われてるよ」声優の声は既にAI学習・仕事は奪われないがユーザーの時間が奪われる/フリートークはAIにできない・人はAIに飽きるのが早く長編作り込みを求める/出さない情報を作る(ペット・家族)が心のお守り・知られていない場所を残す/ニュースナレーションで人生変わった・総理大臣も知らなかったが新聞全部読めるに/コロナでアニメ仕事止まり・ニュースで乗り切る・「肩書きは何個持ってなんぼ」リスク分散の時代/榎本温子のコア=マイク前の仕事全部好き・職能としてのマイク・「納品してなんぼ」 ▶ソース一覧 [1] 榎本温子『Dear My Yesterday』配信リンク集 / linkco.re / 2026-06-03 / https://linkco.re/q3ZnYMqC?lang=ja [2] 榎本温子 Apple Music アーティストページ / Apple Music / https://music.apple.com/jp/artist/榎本温子/1736369045 [3] 榎本温子 X (旧Twitter) / @atsuko_bewe / https://twitter.com/atsuko_bewe [4] 榎本温子 Instagram / @atsuko_bewe / https://www.instagram.com/atsuko_bewe/ [5] 榎本温子 公式サイト / https://enomotoatsuko.jimdofree.com/ [6] 榎本温子 リンク集 / lit.link / https://lit.link/en/atsukobewe ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    歌は、何年後もいける — 声優・ナレーター 榎本温子さんと話す "今の声を残す" クリエイター論
  6. Jun 15

    "チャット"といううつわは終わるのか — ChatGPTのスーパーアプリ化と、無料に広告が乗る夏

    ▶話した内容 OpenAIが社内で「Chat is dead」と宣言(FT報道)/ChatGPTをエージェント中心「スーパーアプリ」へ刷新する計画/6月22日から無料・Goプランに広告表示を解禁/AIサービスがついに「広告メディア(アグリゲーター)」として立ち上がる転換/WSJ 6月11日報道、OpenAIが企業向けAPI価格を大幅値下げ検討/Ramp AI Index 5月で企業シェアAnthropic 34.4% vs OpenAI 32.3%/Anthropicが初めてOpenAIを抜いた構図/Apple WWDC 2026でSiri全面刷新、基盤はGoogle Gemini/iOS 27 ExtensionsでClaude/ChatGPT/Gemini/Grokを外部AI選択可能に/Apple自社AI至上主義を手放したインターフェース層とモデル層の分離/Anthropic Fable 5・Mythos 5が米政府輸出規制で2026-06-12全世界停止/外国人ユーザー除外が技術的に不可能で全停止というAnthropic対応/OpenAI 6月10日脅威レポートで中国発世論工作アカウント処分/「Data Center Bandwagon」電気代上昇を煽るAI生成カートゥーン拡散/6本を「AIメディアエコシステムの転換点」として通読/AIサービスの中心が「対話」から「実行」へシフト/AIが「広告メディア」へ/AIが一社のものから公共インフラへ/メディア作り手はコンテンツがエージェント行動に組み込まれる準備/広告の出し方に思想を持つことの価値/指名検索とブランドコミュニケーションの価値が上がる時代/自分が作り上げたものを終わらせるのはいつも作った当事者/自分の言葉・視点・経験はAIに真似できない ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    "チャット"といううつわは終わるのか — ChatGPTのスーパーアプリ化と、無料に広告が乗る夏
  7. Jun 8

    指先が、覚えている 〜 触感というメディア体験

    ▶話した内容 東京大学・酒井邦嘉教授ら×マンガ制作コアミックスの研究で、おなじマンガでも紙で読むとタブレットより脳活動が省エネ化することがfMRIで実証された(学生25人・PLOS One・2026年6月)/中身が同じでも紙か画面かという"うつわ"の違いだけで脳の働きが変わる=うつわが運ぶのは情報だけではない/生成AI全盛のいま紙の『ぴあ』『学研の科学』『学研の学習』が次々復活し、共通して「触れる刺激」が価値とされている/メディアの歴史は物→Web→アプリ→AIと効率化の過程で「触覚」だけを削ぎ落としてきた/スマホはツルツルのガラス一枚で、目と耳には届くが手には何も届かない/触覚は人間が最初に発達させる最も原始的で身体に近い感覚(赤ちゃんは触って世界を覚える)/紙の「厚み」は情報量を重さとして手に渡し、質感やめくる抵抗まで指が受け取っている/手を動かして失敗して覚えたことは自転車のように身体に刻まれて忘れない/触れられるものには痕跡(ヨレ・折り目・書き込み)が残って愛着を生むが、デジタルには痕跡が残らない/AIが情報処理を引き受けるほど人間に残るのは「身体を持っていること」で、判断の土台は触覚をともなう原体験から育つ ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    指先が、覚えている 〜 触感というメディア体験
  8. Jun 8

    指先が、覚えている 〜 触感というメディア体験

    ▶話した内容 東京大学・酒井邦嘉教授ら×マンガ制作コアミックスの研究で、おなじマンガでも紙で読むとタブレットより脳活動が省エネ化することがfMRIで実証された(学生25人・PLOS One・2026年6月)/中身が同じでも紙か画面かという"うつわ"の違いだけで脳の働きが変わる=うつわが運ぶのは情報だけではない/生成AI全盛のいま紙の『ぴあ』『学研の科学』『学研の学習』が次々復活し、共通して「触れる刺激」が価値とされている/メディアの歴史は物→Web→アプリ→AIと効率化の過程で「触覚」だけを削ぎ落としてきた/スマホはツルツルのガラス一枚で、目と耳には届くが手には何も届かない/触覚は人間が最初に発達させる最も原始的で身体に近い感覚(赤ちゃんは触って世界を覚える)/紙の「厚み」は情報量を重さとして手に渡し、質感やめくる抵抗まで指が受け取っている/手を動かして失敗して覚えたことは自転車のように身体に刻まれて忘れない/触れられるものには痕跡(ヨレ・折り目・書き込み)が残って愛着を生むが、デジタルには痕跡が残らない/AIが情報処理を引き受けるほど人間に残るのは「身体を持っていること」で、判断の土台は触覚をともなう原体験から育つ ▶松浦シゲキのプロフィール https://my.prairie.cards/u/shigekixs ▶番組へのお便りその他は下記のフォームからお願いします。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://shigekixs.notion.site/234a6020e72d807d9858d3e7e01a501e?pvs=105

    指先が、覚えている 〜 触感というメディア体験

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