赤灯地区

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このツアーでアムステルダムレッドライト地区(Red Light District)に行きましょう。この地区の紹介は無用ですが、実は思いのほか興味深い場所なのです。レッドライト・ディストリクトは単なる遊郭街にとどまらず、他では見られない美しい教会の数々が位置する場所でもあります。遊郭としての歴史は数世紀前までさかのぼり、その発展はアムステルダム市のみならず、オランダそのものの発展と密接につながってきました。このツアーでは、この地域の見識の他、未来への歩みもご紹介したいと思います。レッドライト・ディストリクトご案内にあたって、その歴史的背景、近代伝わる小咄、また当地で語り継がれる伝説などを交えながら、忘れられない貴重な体験をお届けいたします。Photo P2570657 by Franklin Heijnen is licensed under CC BY-SA 2.0 _______Podcast based on audio guide 赤灯地区 Author: Tours around the world In the podcast format you may enjoy stories remotely; if you go out and experience the audio tour on location it is adviced to use the izi.TRAVEL application that really guides you and plays stories automaticly based on your position

  1. 12/23/2020

    Episode 17: 僧侶と男たち

    ここは風俗街の特別なエリアです。右手にある通りは「キリストの血通り」を意味するブロードストラートと、「僧侶通り」を意味するモーニケンストラートです。中世には30もあったアムステルダムの修道院のうちのほとんどが、現在の風俗街にありました。周りの環境が変化したのにも関わらず、古くからの通りの名前がそのまま残っているのです。右に曲がり、これらの2つの通りの内のどちらかに進んでください。運河に並行する小さな通りの内のひとつは数年前までブルージーンズ路地と呼ばれており、この呼び方の背景には興味深い話があります。昔、ここで働いていた女性が普通のビキニやランジェリーに飽きて、青いジーンズ生地のショートパンツを試してみることにしました。その女性はとても人気となり、たちまちこれらの通りの女性の半分が同じような服を着るようになりました。これは売春の世界における効果的なマーケティングの例です。この小さな路地をのぞいてみてください。これらの通りでは多くのアジア人女性が働いていますが、オウダゼード・アヒャーブルフワルとブロードストラートの角はトランスセクシャルが集う場所として知られています。風俗街に男性がいるかどうか、メニューのクイズをご覧ください。 Photo Boedstraat - The Blood Street by Christopher Elison is licensed under CC BY 2.0

    2 min
  2. 12/23/2020

    Episode 15: ファッションと売春

    運河に沿って歩く間に、風俗街での生活についてもう少しお話ししたいと思います。アムステルダムのような煌びやかで生き生きした街は決して立ち止まることなく、常に変化していくものです。その一部である風俗街もまた変化し続けているのです。数年前、当時のアムステルダム市長であったヨブ・コーヘン氏がこの地区は売春婦だけでなくファッションデザイナーの場所にすべきだと提案しました。そのため、いくつかの飾り窓が閉鎖され、若く冒険心旺盛で先端のファッションデザイナーに部屋が与えられました。オウダゼード・アヒャーブルフワル(Oudezijds Acherburgwal)を歩いていると、女性の窓の真隣りに小さなファッションショップが見られます。デザイナーたちは、風俗街付近での経営は双方にとっての利点となり、街全体のイメージにもプラスになると考えています。さらに、歴史的に見てこの地区には織子や仕立屋も住んでいたため、このような隣人関係はこれが初めてということではありません。アムステルダムは、新しいスタイルのファッションと古くからの飾り窓が隣り合い、マネキンと女性達が並ぶ、独特な街です。運河に沿って歩き続けましょう。 Photo Erotica by Emilio Labrador is licensed under CC BY 2.0

    1 min
  3. 12/23/2020

    Episode 14: ヴァールゼ教会

    現在ヴァールゼ教会は一般に開放されており、日曜日の通常の礼拝を行うと共に、様々なアーティストによるコンサートを楽しめます。メニューからこの教会の内装の写真を何枚か見ることができます。教会の正面に立ち、その歴史に耳を傾けてください。ヴァールゼ教会(ワロン教会)は、古いフランスカトリック教会で、15世紀の初めにここアムステルダムに設立されました。後の宗教改革期に同教会はプロテスタントに改宗しました。同教会は、17世紀の終わりまでかなり小さな教区教会であり続けました。その後、ユグノーと呼ばれるフランス人プロテスタント教徒が多数フランスから追放され、アムステルダムに亡命してきました。彼らは現在ヨダーン(フランス語で庭を意味するジャーディンに由来)と呼ばれる地区の近くに住んだため、ヴァールゼ教会は彼らの到来と共に拡大し繁栄しました。この教会には独特でドラマチックな話が 残されています。1775年、フランス人のパン屋の召使いが牧師を撃ち殺そうとした事件が起こりました。この召使いは、地元の裕福な商人の娘と恋におちたのですが、この商人はこの牧師に結婚を強く反対されていました。そのため、怒り狂った男は礼拝中の教会に駆け込み、牧師に向けて銃を発砲しました。牧師は死ななかったものの、地面に倒れ、重傷を負いました。彼は怪我から回復した後、この不幸な恋人が牢に入れられるよう手を尽くしたそうです。ヴァールゼ教会のもう一つの重要な歴史的事実は1870年にフィンセント・ファン・ゴッホがこの教会の礼拝に参加したことです。 Photo Waalse Kerk (Delft)3 by Chris06 is licensed under CC0 1.0

    2 min
  4. 12/23/2020

    Episode 13: 現在の課題

    橋の上から景色をご覧いただいている間、風俗街で重要になっている現在の課題についてご説明いたします。比較的最近の売春合法化によりいくつかの問題は解決されましたが、同時に新たな課題も生まれました。合法化はこの業界における人身売買、売春斡旋、暴力、薬剤濫用、マネーロンダリングの著しい増加をもたらしました。そのため、2006年から2007年にかけ、アムステルダム市では、飾り窓の約半分を閉鎖しようとする動きが起こりました。当時のアムステルダム市長ヨブ・コーヘン氏は風俗街そのものには賛成だが、そのコントロールが非常に難しいため、数を減らす必要があると説明しました。その後政府は新しいカフェやバー、デザイナーショップ、高級住宅地等、売春とは異なる目的の施設に変えるため、この地区の約20件の建物を買い取りました。当局によるこのような行為は、コミュニティ内から多大な非難を浴び、風俗街の維持を訴える数多くのデモが実施される結果となりました。売春婦たちも風俗街を出て街角で働かなければならなくなるため、不安にさらされました。そうなってしまえば、彼女たちの安全が脅かされ、業界のコントロールも難しくなり、政府がまさに避けようとした問題を逆に引き起こしてしまったでしょう。最終的には、飾り窓の数は以前より減ったものの、その減少数は当初の計画より少なく収まりました。そのため、現在も観光客や地元の人々は風俗街を以前のまま楽しめることになっています。メニューから、数年前の人身売買に反対するプロジェクトを説明したビデオをご覧いただけます。とても印象的なビデオです。 Photo Slave Trade by Nina Jean is licensed under CC BY-ND 2.0

    2 min
  5. 12/23/2020

    Episode 12: 売春の歴史

    売春は世界で最も古くからある職業の一つだと言われています。アムステルダムでもその歴史は何世紀も遡ります。全体的に、オランダにおける売春の発展は他のヨーロッパの国々と大体似ていますが、その結果には著しい違いがあります。中世では売春に対する意見は二つの側面がありました。一方では市民コミュニティに属する純潔な女性を守るために売春が必要不可欠とみなされ、他方では誇りを捨てた女性の完全に 不道徳な職業とみなされていました。16世紀には、売春に対する見解はプロテスタントの影響によりかなり厳しくなりました。しかし、その後は道徳観が緩くなり、公式には禁止されていたものの、実際にはアムステルダムの売春は繁栄していました。当初は売春宿が一般的でしたが、賭博場やミュシコへと変わっていきました。こうした施設は、客が女性との会話を楽しんだり踊ったりする、豪華で華麗な場所になったのです。19世紀初めは、より厳しい大衆道徳とナポレオン が登場しました。ナポレオンは、フランスや占領国に売春規制制度を導入しました。そのため、ここオランダでは売春婦は警察への登録と週1度の健康チェックが義務付けられました。しかし、ナポレオンがいなくなると共に、これらの規制もなくなりました。その後の19世紀の間、売春は奴隷や女性の搾取、女性の権利侵害と見なされるようになりました。様々な社会において、女性を売春から守るべきと考えられるようになったのです。しかし、この業界で働く女性の中には、そういった救済を望まない女性たちもいました。この議論はしばらく続きましたが、20世紀までには、売春の規制は事実上なくなりました。20世紀を通じて、売春はますます公のものになり、2000年には売春宿の禁止が撤廃され、売春が完全に合法化されました。 Photo Joachim Beuckelaer - Brothel - Walters 371784 by Joachim Beuckelaer is licensed under public domain

    3 min
  6. 12/23/2020

    Episode 11: 最高級の女性

    あなたの右手に、トロンペッタースティーヒとドレベハイネンスティーヒという2つのとても狭い通りが見えます。手前の通りがアムステルダムで一番の狭い通りで、その狭さから一見バーの入り口と間違えてしまうかもしれません。実は、この場所は、アムステルダムで最も高級で美しい女性が隠れているところです。観光客であふれた表通りを避けて、この場所の親密な雰囲気のおかげで女性たちはお客さんと交渉しやすいのです。また、この場所で働くのはステータスでもあります。そのため、ここの部屋に空きを見つけるのはとても困難で、「ローテーション」で働く女性たちもいます。つまり、誰かが病気や他の理由で休み、空きが出たところに入るのです。そのため同じ女性が日によって違う部屋で働いているかも知れません。ここで働いているのはほとんど白人女性です。もしあなたがこのツアーを昼間に行っているのであれば、この2つの通りの窓はほとんど閉まっているはずです。それでも、お望みであれば、通りを散策してみるのも良いでしょう。ただし、必ず同じ場所に戻ってきてください。ツアーはこの場所から再開し、運河を下っていきます。 Photo Red Light District by Valdiney Pimenta is licensed under CC BY 2.0

    1 min

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このツアーでアムステルダムレッドライト地区(Red Light District)に行きましょう。この地区の紹介は無用ですが、実は思いのほか興味深い場所なのです。レッドライト・ディストリクトは単なる遊郭街にとどまらず、他では見られない美しい教会の数々が位置する場所でもあります。遊郭としての歴史は数世紀前までさかのぼり、その発展はアムステルダム市のみならず、オランダそのものの発展と密接につながってきました。このツアーでは、この地域の見識の他、未来への歩みもご紹介したいと思います。レッドライト・ディストリクトご案内にあたって、その歴史的背景、近代伝わる小咄、また当地で語り継がれる伝説などを交えながら、忘れられない貴重な体験をお届けいたします。Photo P2570657 by Franklin Heijnen is licensed under CC BY-SA 2.0 _______Podcast based on audio guide 赤灯地区 Author: Tours around the world In the podcast format you may enjoy stories remotely; if you go out and experience the audio tour on location it is adviced to use the izi.TRAVEL application that really guides you and plays stories automaticly based on your position